ただの音楽好き。しえるです。
最近、自分なりの音楽との付き合い方の形が定まってきた気がします。
普段利用しているApple Musicの話を中心に、今の自分の感覚をまとめてみました。
Apple Musicを使う私の音楽の探し方と最近気になった曲。
Apple Musicを使っています
巷にはいろんな音楽アプリがありますが、私は「Apple Music」のサブスクユーザーです。
理由は単純に、10年以上iPodやiPhoneを使っていて、元々「iTunes」でCDから曲を取り込んで聴いていたため、わざわざ他のApple以外のアプリを使うという発想がなかったというのが正直なところです。
元々はミュージシャンにお金が行ってほしいので、アルバムを購入するようにしていたのですが、サブスクサービスが充実し、月980円で約9,000万曲聴きまくれるメリットが大きすぎると感じてサブスクに切り替え、1年半以上が経ちました。
ラインナップが充実しているのは疑いようがなく、さらには曲を流せば合わせて歌詞が表示されるようになるなど、年々使い勝手もよくなっているので、他のアプリに替える気は起こっていません。
曲名横にある<+>1つ押すだけで簡単に追加できるのは手軽でいいですね。
購入とサブスクの違い
アルバム購入とサブスクの1番大きな違いは、音源が自分のものになるかどうかという点ではないでしょうか。
サブスクの場合、課金の間は聴きたい放題ですが、支払いをやめたら聴けなくなるし、課金中でも友人と音源の貸し借りをするというようなやり取りはできません。
米津玄師さんの『STRAY SHEEP』を予約購入したつもりだったのに、サブスク契約のタイミングによって購入できておらず、たまたま親から「音源持ってたら聴きたいんだけど」と言われた時に初めて気づいて、その差にハッとなりました。
でも以前だったらよく友人と貸し借りしていたものの、最近ではその文化がすっかりなくなっていたので、まぁいっかという感覚でした。
一時、レペゼン地球の曲がすべて非公開になった時は、『嬢歌』という曲が好きすぎていたので焦りましたが、よほど事情がない限りはわざわざ収入源を絶つことはあまりないかなと感じます。
最近定まってきた使い方
私のパソコンには25,000曲以上・100GB以上の音源ファイルが保存されています。
しかしこの5年くらいはほぼ、ファイル自体を触る機会はない状態でした。
それでも音楽サービスの動向が読めなかったので、とりあえずそのままにしていたのですが、長い年月が経てば何度も繰り返し聴きたい曲はさすがに限られてくることに気づいてきたうえに、今となっては音楽のサブスク文化もだいぶ浸透してきました。
過去のヒットソングはサブスクで聴けることも多く、わざわざ音源を持っている必要を感じなくなっており、サブスク上にあって、思い出はあるけど普段ほぼ聴いていないなと感じる曲は少しずつデータの整理を進めています。
でもたとえば、ジャニーズとかモーニング娘。といったアイドルや昔のアニソンなどは、9,000万曲の中には含まれていないことも多く、そういったサブスクにない曲はこれまでどおり保持していようとなるので、音源の断捨離はサブスクにあるかどうかがすっかり判断基準の1つになってきました。
ただ、サブスク上にあるものの中でも特別なお気に入り曲は、今後サブスクを解約した後も聴きたいはずなので、音源データのほうも保持し続けておきたいところです。
外で音楽を聴く時は、特定のアーティストをシャッフルするか、自分で作ったプレイリストを流しています。
最近は外出頻度の低下や容量の問題から、特にお気に入りの曲だけをダウンロードするようにし、「しばらく聴いていたいな」というような少し気に入った程度の曲はプレイリスト追加だけにとどめ、Wi-Fiのある環境で楽しむといった使い方をしています。
ダウンロードしておけば外でもデータ通信なしで聴けますが、その分スマホの容量を食ってしまいますし、あまりにも気軽に楽しめてしまうからこそ、きちんと取捨選択することにしたのです。
プレイリストは「作業の邪魔にならないBGM(インストゥルメンタルなど)」「ノリノリになりたい気分」「天気がいい日に聴きたい爽やかな曲」といった感じで、気分に合った曲が流せるようにポチポチ作っています。
苦戦していること
そんな中、今1番苦労しているのは、長年使っているからこその新旧データの混在問題。
iTunes時代から入れっぱなしの曲はデータが古いままなので、新しくアップデートされた機能などが反映されないのが玉に瑕で、歌詞が表示されなかったり、アーティスト名の表記の差(iTunesで洋楽アーティストはカナ表記、自分で保存したものは英字表記など)から別のアーティストと認識されて分類がバラバラになってしまうなどといった問題が発生しています。
使い勝手的にはApple Music上で追加した最新のデータのほうが圧倒的に便利なので、できれば総入れ替えしたいところ。
でも今ではPCに接続してiTunesを使って整理するなんてことはしなくなり、コツコツ作成してきたプレイリストや音源でしか持っていないデータもあるため、一括削除など思い切った手段にも踏み切れません。
ここは地道ですが、少しずつ整理していくしかないのかなと考えています。
写真整理をしている時も感じましたし、AIの機械学習なんかもそうだと思いますが、デジタルとはいっても、要不要の判断という自分にしかできないものは自動化しきれないものですね。
他のサービスは少しだけ試しました
一応他のアプリも多少は試していて、Amazonプライム会員になった時点で一度Amazon Musicは試しましたが、曲が探しにくいと感じたのと、プライムの場合追加料金はないけど200万曲に限定され、内容が入れ替わるのは受け入れられないと思ってやめました。
Spotifyも試してはみましたが、無料会員だと広告流れるし、わざわざサービスを乗りかえるほどのメリットは見いだせませんでした。
個人的な感覚でLINEには依存も課金もしたくないので、LINE MUSICは検討すらしていません。笑
私の音楽の探し方と最近気になった曲
まず、私はほとんどキー局のテレビ番組を見ないし、流行りにも興味がありません。
そして「なんかいい曲ないかな~」と積極的に探す時期と、まったく見向きもしない時期があります。
すべては気分次第です。笑
Apple Musicから
そんな私は新しい曲が聴きたいなぁと思ったら、Apple Musicの<見つける>から探しに行きます。
1番よく見るのは新着コーナー。
<ベストニューソング>は新着曲リストのようなもので、<新着ミュージック>には新作のアルバムが並びます。
さらに下までスクロールした先で<まもなくリリース>のアルバムをチェックする時もあります。
こちらはまだメインの数曲しか聴けない状態なのですが、好きなミュージシャンのものが合った時には<ライブラリに追加>しておけば、リリースされた時に自動的にダウンロードされるので便利です。
おうちでの作業中にはよく、<ベストニューソング>を頭から流しています。
自分に合わないと思ったら即飛ばし、気になったら誰の曲なのかをチラ見チェック。
「お、この曲いいじゃん」と思ったら感じた曲調に合わせて<プレイリストに追加>をし、「この曲めっちゃツボ!」と身を乗り出すほどに気に入った場合は<ライブラリに追加>(ダウンロード)もしています。
最近聴いていた中だと、Awich(エイウィッチ)さんの『Queendom』は思わず息を呑んでしまいました。
アメリカのグラミー賞などでは社会の闇に切り込んだり、さらけ出したりするような曲やパフォーマンスというものはちょくちょく見ていたのですが、これまで日本のメジャーな音楽界ではそこまで切り込むようなイメージがほとんどありませんでした。
でも『Queendom』はそんな文化に通ずるものがあって、こんなにも言葉が刺さってくる重厚感のあるヒップホップが日本にもあるんだと衝撃を受けました。
動画サイトから
あとはたまにYouTubeから探すこともあります。
藤井風さんや秋山黄色くん、かてぃんさんにLANYなどは全部YouTubeのおすすめから知ったもので、私にとってはおすすめ音楽の確度が高いことに気づいたので、以前よりは「知らない人でも聴いてみようかな」と思うようになりました。
しんどいからちゃんと数えたことはありませんが、YouTubeで登録しているのチャンネルのうち、少なくとも3割前後は音楽関連な気がします。
また、時間が溶けるので今はほとんど見なくなりましたが、TikTokはいいものとの出会いを求めるのにはピッタリなサービスだと思っています。
キタニタツヤさんやAmber’s、清水美依紗ちゃんなどは皆、TikTokのおすすめで出会いました。TikTokは食わず嫌いせずに歌声を聴けるので、出会いやすいメディアだと感じています。
Shazam(シャザム)から
街中で気になる曲が流れた時は「Shazam(シャザム)」というアプリを使って、なんという曲か確認したり、ライブラリに曲を追加したりしています。
これはiPhone4S時代に真っ先に入れたアプリで、長年お世話になっている方法ですね。
テレビメディアや音楽イベントから
WOWOWに加入しているので、毎年のグラミー賞は欠かさずチェックしているのと、『SONGLAND』や『The Voice』といったアメリカのオーディション番組も楽しんでいます。
以前はグラミー賞でいろんな出会いがあったものですが、Apple MusicやYouTubeで最新曲を簡単に聴ける今は知ってる曲なことのほうが多いので、ふだん聴かないジャンルを知ったり、純粋にパフォーマンスを楽しむものになっていきました。
一方、オーディション番組でいえば、『SONGLAND』はそもそも作曲家オーディションなので新曲ができていく様子を見られますし、歌手オーディションの『The Voice』であっても新旧ともに様々な名曲を知る機会になっていると感じます。
オーディション参加者のスキルを楽しむのはもちろんのことですが、知識も経験も豊富な審査員たちがプロデュースしていく中で、メキシコ発スペイン語の曲や生まれる前の名曲など自分が通ってこなかった曲たちを知れたり、素晴らしい歌い手たちによって曲の良さを再発見するのは面白いですね。
『The Voice』などで出会った無名のシンガーたちのその後を見ることもあります。
これとかめっちゃカッコよかったです。
最近はYouTubeで見られるイギリスのBRITも面白いことに気づいて、多少チェックするようにもなりました。
この数年、日本の音楽メディアはあまり見ておらず、ラルクが出ていたら音楽番組を見る以外には、『関ジャム 完全燃SHOW』を毎週録り溜めして、まとめ見しているくらいです。
最近の関ジャムでいえば、ビートボックスのSHOW-GOくんすげぇー!!ってなってました。笑
全部1人の口から出ている音だというのが衝撃的すぎて、自分の中のビートボックスのイメージがかなりアップデートされました。
多彩な音色、音質の良さ、メロディーとリズムの音が重なってるように聞こえる感覚などに、とにかく「すごい」という言葉しか出ませんw
フェスはサマソニ派で、アーティストラインナップが発表されるととりあえずチェックしてしまいます。
今年はALL TIME LOWが来るし、気になるアーティストも多いのでソワソワしていますが、このご時世のフェスは怖いなぁという気持ちもあるので、参加はまだ様子見といったところです。
ALL TIME LOWの『Dirty Work』はヘビロテしまくったアルバムで、『Time-Bomb』などを聴くと本当にテンションが上がります。
Griff(グリフ)は昨年のBRITを見て気になっていた1人で、特に『Black Hole』は曲も歌声も好みです。
Måneskin(マネスキン)というイタリアの男女4人組ロックバンドは初めて知ったのですが、曲がカッコイイですね。インパクトもすごい。