BRA★BRA FINAL FANTASY BRASS de BRAVO
@Bunkamuraオーチャードホール(東京都渋谷区)
2024年8月12日(月) OPEN 13:00 / START 14:00
20年ぶりのオーチャードホールで5年ぶりにFFの音楽を楽しんできました
「BRA★BRA FINAL FANTASY BRASS de BRAVO」は、2015年から続くファイナルファンタジーシリーズの吹奏楽コンサート。
5年ぶりの開催で、5月のサントリーホール公演はチケットが取れなかったのですが、追加公演のチケットが取れたので行ってきました。
吹奏楽なので、オーケストラとは違って基本的には弦楽器がない、管楽器主体の演奏となっています。
TOUR de JAPON以来のBunkamuraオーチャードホール
私が自分の意思で初めて行ったライブは、2003年に神奈川大学の学祭で行われた植松伸夫さん率いるスクエニ社員のバンド「THE BLACK MAGES」のライブで、初めてのコンサートは、2004年にこのBunkamuraオーチャードホールで行われた「TOUR de JAPON music from FINAL FANTASY」と、私にとっての初めての生演奏公演はすべてFFでした。
TOUR de JAPON | LINE UP | SQUARE ENIX MUSIC | SQUARE ENIX
それ以来、数百のライブやコンサートに行ってきましたが、Bunkamuraオーチャードホールには縁がなく、20年ぶりに再びFFのコンサートを観に来ることになるとは……感慨深いものがありますね。
渋谷駅側から素直に向かうと正面入口に着きます。
東急本店がなくなり、オーチャードホール以外のBunkamuraは2027年度中まで休館となっていて、ずいぶん様子が変わってしまいました。
こちら側から行くと、中でエスカレーター、エレベーター、階段から上がっていくことになります。
エレベーターや階段はエスカレーターより手前で。
途中にある傘置き場に日傘を預けて、入場口に向かいます。
ちなみに建物の反対側に回ると、外から直接この入場口に来ることができます。
さすがに20年ぶりとなるとうろ覚えではありましたw
5年ぶりのBRA★BRAはやっぱり楽しかったです
途中壇上にも上がっていた渋谷員子(かずこ)さんによる楽器を持ったチョコボ達のドット絵がお出迎え。
元吹奏楽部のクラリネットとトランペットで行ったのでピッタリでした。
開演前に答えたアンケートが途中、お便りコーナーのような感じで読み上げられていたのですが、こういうのは書くのが苦手なので見向きもしていなかったけど、せっかくの誕生日なのだからそれを交えてなんか書いてみればよかったかもなぁ~と帰ってから思ってしまいました。苦笑
数多くのFFシリーズの音楽を手がけた植松伸夫さんが登場すると、「ブラボー!」のかけ声で盛り上げるブラボー隊を募り、客席の間を駆け回ってブラボーバッジを渡して任命していました。
たまに「声小さいなぁ」と正直にツッコむのも面白かったですw
指揮者の栗田博文さんが登場するたびにサボテンダーやセフィロスなどのぬいぐるみを連れてきて、一緒に挨拶し、指揮台の隣に用意されたイスに座らせていたのにはほっこりしましたw
初っ端から『FF バトル2メドレー』や『ビッグブリッヂの死闘』とテンションの上がる曲続きで、キタキタキター!といきなりトップギアに。
FF8の主題歌『Eyes One Me』は、全体的にまろやかで美しい音色に聴き惚れてしまったのですが、特にソプラノサックスってこんなにもキレイな音なんだっけと再認識することができました。
『メインテーマ』は友人にリコーダーを借りて、今回も客席から一緒に演奏に参加しました。
練習したのが2か月前だった割には結構吹けたほうではあると満足してはいるのですが、間違えると結構目立つので、他人の目を気にするようになった子どもの頃の感情がよみがえるようでしたw
くるっと振り返られたりすると、つい吹く手がビクッと止まってしまったり、恥ずかしい気持ちが生まれたりしちゃうんですけど、もっとミスを気にせず楽しめるようになりたいですね。
たまに海外ではミスを気にしてないみたいな話題がSNSなどであがったりしますが、その振り返ったのは外国の方だったので、そこに深い意味はなかったとしても、結局異音に反射で反応する人はいるだろうし、それに意味を持たせて気にするかどうかもまた人それぞれなんだろうなと思いました。
BRA★BRA FFでは観客に聴きたい曲を選んでもらう企画が多々開かれてきており、今回はFF9の『ハンターチャンス』とFF10の『シーモアバトル』のどちらを聴きたいか、拍手やブラボー!のかけ声で多数決をとり、植松さん独断の測定で、80,000デシベル対80,002デシベルとして『シーモアバトル』が演奏されました。
どちらもトップクラスに大好きな曲なのですが、この時の私は『ハンターチャンス』を聴きたかったので希望がかなわず、『シーモアバトル』だとしても好きな曲を聴いてるはずなのに、序盤は不本意なモヤモヤを抱えてしまうことに。苦笑
後出しのほうがそれより大きな歓声を送るだけだから有利じゃんとか、よりメジャーな曲だと感じる『シーモアバトル』相手じゃ分が悪いよなどと一瞬すねましたが、ふと指揮者の栗田さんの後ろ姿や動きがかわいらしいことに気がつき、腰をフリフリしていたり、スッと立つ姿だったりに夢中になっているうちに、気づけばいつもどおり曲を楽しんでいましたw
後で別日では『ハンターチャンス』をやった日があったことに気がつき、もっともっともっと聴きたい気持ちを出せばよかったなぁと思いました。
FF7の『ルーファウス歓迎式典』は2018年に観に行ってなかったので初めて聴いたのですが、こんな吹奏楽にピッタリなマーチをなぜ聴いたことがなかったんだろう!!と不思議に思うくらいで、これぞブラス!という醍醐味を味わえました。
後半で歌い出したのにはビックリしてしまったけど、私もおうちでよく『ルーファウス歓迎式典』を歌っていたことがあるので、歌いたくなる旋律だよなぁとなんか納得してましたw
サックスとパーカッションで演奏されたFF9の『Vamo' Alla Flamenco』は、後方中央にずっと立っているだけの方が1人いてなんだろう?と気になり、途中でかけ声があることからもしかして…?と思っていたら、赤いバラを取り出し、「Vamo' Alla Flamenco!」のかけ声と共に両手を左上に掲げ、手拍子足拍子で参加し始めたのは想像以上で笑ってしまいましたw
これまでもモーグリおじさんとかいたので、そりゃこのぐらいしてくるかーと妙に納得もしていたのですが、途中から女性奏者に赤いバラでちょっかいをかけ始め、はける時までずっと絡んでいたナンパなFF9の主人公・ジタンムーブで、最後まで面白かったですw
FF8プレイ中のため『Blue Fields』(FF8のフィールド曲)や『The Man with the Machine Gun』(ラグナ戦闘曲)は今年最も聴いているFF曲たちなのでタイムリーで嬉しかったですし、FF6の『街角の子供達』のようなまったり曲もまた癒されていいですね。
『素敵だね』ではノビヨさんのバンド「conTIKI(コンチキ)」がゲスト参加し、新しい試みだとしてボーカルありの演奏でした。
どれがBRA★BRAの記憶で、どれがオーケストラコンサートの記憶なのか曖昧になってきてますが、FF6のオペラだったり、『片翼の天使』の「セフィロス!」のコーラスだったりを聴いてきてるし、さっきも『ルーファウス歓迎式典』でも歌ってたしで、何の違和感もなく受け入れていた私なので、歌まで聴けるなんてお得!!という感じですw
私は今回初めて存在を知ったのですが、戸塚利絵さんが弾いていたオートハープという楽器の音色がとても素敵で、「なんだあの楽器は…??」とそちらにばかり目を奪われてしまった結果、植松さんがピアノ弾いてるのが目に入ってませんでしたw
アンコールはピアノも見てたのになぁ…。苦笑
人の話し声を聞き取るのが苦手なことから、朗読を聞くのも苦手なので、conTIKIにはあまり興味を持たずにいたのですが、conTIKIの魅力を知れてよかったです。
ラストの『マンボdeチョコボ』は公式サイト上に楽譜が公開されていて、各々自分の好きな楽器で、壇上に混ざって演奏に参加することができる恒例企画。
私はこれまで2016年、2017年、2019年に行っていて、直近は友人と一緒に壇上に上がって演奏していたので、どちらの立場も経験してから客席から観ると、また新鮮な気持ちで楽しめました。
でもやっぱり演奏するのは楽しいもので、今回はリコーダーで吹くのは難しいなぁと思って諦めてしまったけど、いずれピアニカなり電子楽器なり買ってまた参加したいなぁ~と思いました。
セットリスト
- FF バトル2メドレー
- Eyes One Me
- ビッグブリッヂの死闘
- メインテーマ
- シーモアバトル
- ルーファウス歓迎式典
- The Man with the Machine Gun
- Fragments of Memories
- Vamo' Alla Flamenco
- Blue Fields
- 街角の子供達
- 素敵だね
- ザナルカンドにて
- 片翼の天使
- No Promises to Keep
- マンボdeチョコボ











