MONSTER HUNTER狩猟音楽祭オーケストラコンサート2023
@東京国際フォーラム ホールA
2023年8月19日(土) OPEN 16:00 / START 17:00
初めてのモンハンコンサートは尺八や琵琶がカッコよすぎてもっと聴いていたかったです
初めての狩猟音楽祭に行ってきましたが、控えめに言って最高でした。
約10年ぶりの東京国際フォーラム
最後に来たのが2012年のスターウォーズコンサートとだいぶ間が空いて、記憶がおぼろげな東京国際フォーラム。(ちなみにその時も東京フィルハーモニー交響楽団の演奏でした)
地上広場側は昔、夜にクリスマスマーケットに遊びに来たくらいなので全然記憶にありませんw
お店の合間にある小さな入口から入るのは初めてです。
入場列が長く、トイレに行きたかったので先にトイレに向かうことにしました。
まさかさっき入口ですれ違った人たちが入場列の一部だったとは…。
地下の階段脇にあるトイレへ。
10分程度の滞在でしたが、めっちゃ蒸し蒸しして暑かったです…。
戻るといい感じの空き具合に。
どうでもいい話だけど、床がラルクの『Don't be Afraid』MVの1コマを思い出してしまいます。
RとLに分かれ、そこから入口が細分化されているのですが、多くのエリアにトイレが用意されているだけでなく、カフェも3か所にあって、こんなに充実していたんだと初めて気がつきました。
トイレ前には個室数が書かれていて、並ぶ時の参考になってよかったです。
フォトスポット
開演前、フォトスポットブースがそこまで混んでなさそうだったのでサッと寄ってきました。写真は何枚も撮り直さないよう、1回撮ったら次へ進んでとアナウンスされていました。
スコアが3つ展示されていました。
元々パーカッションとかのスコアはわからないだろうなぁと思ってはいたけど、□や△が書かれたハープが1番意味不明で解読できませんでした。笑
バイオリン、指揮、フルートのアイルーたち。安定のかわいさです。
メル・ゼナ(メルゼ)装備のオトモたちのデフォルメぬいぐるみ。グッズ売り場でも売られていました。
こちらも物販で販売されているモンスターのフィギュアたち。
お花でできたチューバを吹く燕尾服のデフォルメアイルーもかわいいです。
グッズ売り場
公演が終わってから、グッズにいるモンスターがセトリだったんだ!と気づかされました。
勝手に期待しちゃった自分が悪いけど、エレキギターがカッコよかったからこそ余計に大好きなライゼクスを聴きたかったなぁ…。涙
初めての狩猟音楽祭、大満足です
本公演の指揮者はFFのコンサートやテレビ番組などでおなじみの栗田博文さん、演奏もゲームや映画音楽のコンサートでもおなじみの東京フィルハーモニー交響楽団、コーラスはお初にお目にかかるVoces Tokyo(ヴォーチェス・トウキョウ)でした。
モニタが吊り下げられていたので、2階席からはパーカッションやコーラスの方々が見づらかったです。
ちなみに以前は入場口案内の下に「客席内での写真撮影・録音・録画禁止はご遠慮下さい」と書いてあったようですが、今回はこのように何も書いていなく、アナウンスでも特に聞いておらず、HPでも配信映像の撮影行為禁止にしか触れられてなくて、大阪公演で演奏中以外の舞台撮影確認をして投稿されている方もいらっしゃったので、撮影OKなのだと判断しました。
これ、本来はMH2(dos)のドンドルマのアリーナ部屋にて🏟️歌姫のショーが始まる前のジングルなんですよね。
— YukoKomiyama/小見山優子 (@comiyam) 2023年8月18日
第1回の狩猟音楽祭で「開演前アナウンスの始まりにこれ使おうよ」ってなったのが、いまだ続いてるんですよ✨歴史✨
ちなみに作ったのはワイです。 https://t.co/oIJSSzUquA
前日にモンハン動画投稿者のたきえいさんのおかげで開演前のジングルについて知ることができて、噂のジングルはこれかぁ!と注目することができました。
ジングルが放送でなく、実際に奏でていたことにも驚きがありました。
そして開演、もはや懐かしすぎるライズのオープニング映像に合わさった加藤いづみさんの美しい歌声に、冒頭からエモさが爆発しています。
和の雰囲気が素敵なタマミツネの曲は元々ゲームの中でもテンションが上がる曲なのですが、和楽器ユニット「HIDE×HIDE」の尺八&三味線がカッコよすぎて鳥肌ものでした。
特にソロパートの多かった尺八の存在感と迫力はすごくて、生演奏は音源で聴くより100倍カッコよかった……これあながちオーバーではないですw
続くマガイマガドの曲では琵琶の久保田晶子さんが加わり、妖艶な雰囲気のイントロからゾクゾクし、尺八との掛け合いにキタァァァァという感じで、超激アツでした。
久保田さんが奏でていたのは「薩摩琵琶」という種類で、遠目に見ても存在感があり、実際20cmほどもあるという撥(ばち:琵琶のピック)の大きさにもビックリしました。
琵琶ってあまりなじみがなくて、ポップンミュージックの一京が琵琶を持っていたものの『明鏡止水』は琵琶じゃない気がするしで、YouTubeで少し見たことがあったくらいだったけど、深みのある音色で、弾き方によっていろんな表情を見せる姿に惹き込まれてしまいました。
ちなみにここまでずっと泣きっぱなしで、もうこれだけでも今日来てよかったです。笑
これまで見てきたゲーム音楽のコンサートでは、植松伸夫さんや光田康典さんなど作曲家本人が登壇していろいろお話を聞いてきていましたが、この狩猟音楽祭でトークゲストとして登場したのは、ファンにはなじみがありすぎるモンスターハンターシリーズプロデューサーの辻本良三さん。
いろんな作曲家の方々が手がけてきたゲーム+モンハンにおける辻本Pの存在の大きさだからこそ成り立っているのだと思いますが、プロデューサーがコンサートで喋っているというのはなんか新鮮でしたw
司会は2007年からモンハンイベントのMCを務めているという元AKB48の方だったのですが、パスが雑で「え?」となったり話が広がらなかったり、進行を辻本さんに投げているように見えたりで、私の知る司会の姿とは違っていて、いつもこんな感じなの?と驚いてしまいましたw
なんだかんだでモンハンと出会ってからの年月も長くなり、辻本Pの存在はあちこちで目にしてきたので「本物だぁ!!いつものあの声だ!」という感覚は大きかったです。笑
今回とは無関係ですが、懐かしすぎるイャンクック先生のうちわの写真もあったのでついでに載せておきます。笑
さらにサプライズゲストとして、サンブレイクプロデューサーの平 空大さんが来ていたのですが、これまでアプデのアナウンスなどで拝見してきたサンブレイク制作陣は鈴木ディレクターなどで、平さんは初めてお目にかかる方だったのでお話を聞けて新鮮でした。
どのようにアプデ展開していくかを決めたりしていたという役割のお話のほかに、バルファルクの曲が好きすぎて拠点BGMにしているという話をしていて、マジかwってなりました。絶対落ち着かない……。笑
エスピナス&樹海の曲ではマリンバがメロディーを奏でるんだ!とイメージになかった楽器にワクワクし、ジンオウガでは尺八×三味線×エレキギターと新旧の楽器が混ざり合うのがカッコよすぎてテンションだだ上がりでした。
私はMHP3rd(PSP)以降はライズで復帰するまで離れていたので、その間に登場したモンスターたちの当時の映像が見られたのも新鮮で面白かったですし、今となっては粗い当時の画質のジンオウガはエモすぎてたまりません。
ガイアデルムやナルハタタヒメなど戦闘回数が少なかったり、最後に戦ったのが結構前だったりすると「どんな曲だったっけ?」と思うこともあったのですが、聴けば戦いの記憶がすぐによみがえりますね。
特にナルハタタヒメの『百竜ノ淵源』では加藤いづみさんと宮崎カナエさんが織り成すハーモニーで曲の雰囲気もあいまって淵源にトリップしてしまうような感覚で、ゾクゾクきました。
バルファルクやメル・ゼナは戦闘に意識がいきすぎて、ふだんあまりBGMを聴く余裕はなかったのですが、どちらもコーラスがカッコイイし、これはどの曲にも言えることかもしれないですけど、生で聴くと、ふだん気にしていなかったふとした瞬間のフレーズの魅力にもハッとさせられますね。
他のゲーム音楽のコンサートと比べて、モンスターとの戦闘曲に覚えるトラウマの度合いがけた違いで、曲や演奏はカッコイイのに一旦ビクッとなってしまう自分がいるのも面白かったですw
私はバゼルギウスが苦手なので、あのイントロがとってもイヤで、ウッという気持ちが先行しちゃうんですけど、今回ので曲のカッコよさに気づけてよかったです。笑
またイヴェルカーナもハープとピアノがあまりに美しくて、家に帰ったあと、久しぶりにモンハンを立ち上げてイヴェルカーナと戦いに行きました。笑
一緒に行った友人とやったのですが、向こうがイヴェルカーナの緊クエが出てる状態でムービーが流れてくれたので、思いがけずムービーのBGMの良さにまで気づくことができましたねw
ただ、モンハンやるのが久しぶりすぎて操作がおぼつかなくて、今までにないくらいイヴェルカーナに苦戦したので、モンハン熱が高いうちにリハビリしていきたいと思います。笑
今だから見る10年前のモンハン 砦蟹シェンガオレン編 - YouTube
シェンガオレンはそれなりに戦ったはずなのですが、全然BGMが記憶に残っていないなぁと思って後で動画を探して見てみたら、当時余裕のなかった私の記憶に残っていたのは「ズシーン、ズシーン」と巨体が進む音と自分が脚に切りかかる音だけだったということがわかりました。こんな曲が流れてたんだなぁ。笑
Wiiに移ってしまった3以降モンハンから離れていたので『生命ある者へ』はそもそも知らず。
プレイしてきたのが2ndG・ポータブル・3rdとちょうど『Monster Hunter』が流れるオープニングを見てこなかった私にとってはサントラに入るこの曲が何なのか当時よくわからないでいて、『英雄の証』のアレンジが入るこの曲は何なんだろう?と疑問に思っていたことを思い出しました。笑
今になって初代のオープニング映像を見てなるほどとなったくらいですが、それでもイントロが森と丘のフィールドに入った時に流れるBGMなので、それだけでも結構エモかったですw
尺八や琵琶のような目立つ楽器だけでなく、フルート、クラリネット、オーボエ、マリンバ、ハープ、ピアノ、トランペット、ホルン、スレイベル、チューブラーベルといろんな楽器に見どころを感じてずっとワクワクしっぱなしで、改めて「オーケストラっていいなぁ…」と浸ることができました。
スレイベルは音の加減が絶妙すぎて、そんなところの技術に注目するなんて初めてでしたw
あまりに演奏が素晴らしすぎて「え?もう終わっちゃうの?」となり、逆に物足りなくなってしまうという贅沢な感情が芽生える現象が起きてしまいました。笑
帰りには物販のところにHIDE×HIDEのお二人とギターの宮﨑大介さんが!!
3人とも素晴らしい演奏で、ふだんあまり見る機会の少ない三味線や尺八の魅力や組み合わせを最大限に味わわせていただきました。
皆さんいい表情の写真が撮れてよかったですw
心の中で盛大な拍手を送りながら手を振ったら、振り返してくれて嬉しかったです♪
私がモンハンのコンサートに行きたいなと思ったきっかけは、このサンブレイクのサントラメイキング映像でした。
この動画がまた最高すぎて、城塞高地やうさ団子聴きたかったなぁ…『とこしえなる潮風を感じて』大好きだけど、バンドネオン奏者いないと成り立たないもんなぁ~でも聴きたいなぁ…と自分の力ではどうにもならない、精神衛生上あまりよろしくない期待をつい抱いてしまいます。苦笑
セットリスト
- カムラ祓え歌
- 妖艶なる舞/タマミツネ
- 悪逆無道/マガイマガド
- 銀翼の凶星/バルファルク
- 終わりなき迷路/樹海:Sunbreak ver.
- 朱に染むる夜宴/メル・ゼナ
- 深淵から迫る絶望/ガイアデルム
- 閃烈なる蒼光/ジンオウガ
- 光蝕む外套/ゴア・マガラ
- 光と闇の転生/シャガルマガラ
- 飛来せし気高き非道/バゼルギウス
- 壮麗纏いし銀盤の貴人/イヴェルカーナ
- 大風に羽衣の舞う~嵐の中に燃える命(アマツマガツチ)
- 百竜ノ淵源(ナルハタタヒメ)
- 生命ある者へ
- 大敵への挑戦/シェンガオレン
- Monster Hunter
余談:ボーナスアプデはクリア済みです
ブログには書けていませんでしたが2か月前、サンブレイク最後のボーナスアプデが来てすぐに原初を刻むメル・ゼナはクリアしておりました。
個人的にはアツい展開で、好きな終わり方でしたね。
原初メル・ゼナは広範囲攻撃がめっちゃ増えていて、特に終盤は怒涛のラッシュにヒィヒィでしたがなんとか耐えて、1乙も無事初見クリアできました。
最近はゲームから離れていた時期があったり、やってももっぱらゼルダの伝説(ティアキン)だったりしたので、モンハンの操作がおぼつかなくなっていて、走り方を忘れたり、武器をしまおうとして攻撃したり、移動でトーレルーフ(天井をすり抜けて移動する能力)が頭をよぎったりで、モンハンがみるみる下手になっています。笑
ですが、狩猟音楽祭で狩猟欲が高まっており、友人もMR100が見えてきたのでしばらくはモンハンがアツくなりそうな気がしていますw