緑・青・金・SS・R・Pt・黒・剣・Vをプレイしました。しえるです。
本日はPokémon Day(ポケモンデー)!この後23時から何か発表があるようで楽しみです。
1996年2月27日に初代ポケモンが発売されてから今に至るまで、幅広い世代で子どもの頃にポケモンを遊んで育った人は多いかと思いますが、一切触れることなく過ごした方ももちろんいることかと思います。
こういった歴史の長いシリーズだと特に、基本的な要素は常識として説明が省略されてしまいがちだと感じるので、今日はそんなポケモンとは無縁であったけど興味があるという方に向けて、多くのポケモンシリーズに共通する基本的な要素について紹介したいと思います。
後半ではこれまで発売されたメインタイトルの歴史も振り返っているので、昔のポケモンを知らない方や昔はやっていたけど離れて久しい方にも新鮮な内容かもしれません。
→2023年11月15日、メインタイトルの歴史は別の記事に移動しました。
ポケモンを全く知らないガチ初心者でもわかるように『ポケットモンスター』シリーズの基本・用語・歴史をまとめて紹介します
ポケモンについて
ペットのように一緒に暮らしたり、野生として自然に生息していたりする不思議な生き物「ポケットモンスター」、略して「ポケモン」。
現在はシリーズ累計で1,000を超える種類のポケモンが存在しています。
【公式】Pokémon 1008 ENCOUNTERS - YouTube
そんなポケモンを捕まえて、育てて、ポケモン同士で戦わせて勝負する人のことは「ポケモントレーナー」と呼ばれています。
このポケットモンスターシリーズは基本的に、ポケモントレーナーとなってトップを目指す物語のロールプレイングゲーム(RPG)となっています。
ポケモンは最大6匹まで「手持ち」のパーティとして連れて行くことができます。
手持ちに入りきらないポケモンは「ボックス」に預けることができます。
ステータス
- レベル(Lv.)……1から始まり、経験値を積むことでレベルが上がって行き、最大100まで育ちます。
- 名前……ポケモンの種類。個別にニックネームをつけることもできます。
- ♂オス・♀メス:性別によって見た目が違ったり、進化先が変わったりするポケモンもいます。
- タイプ:ポケモンや技にはいわゆる属性のようなものがあり、それぞれのタイプごとに相性が存在します。タイトルによってタイプの種類や相性が変更されることもあるので、タイトルごとにネットで最新のタイプ相性表を調べて参照することをおすすめします。
- テラスタイプ:最新作スカーレット・バイオレット特有のタイプです。
- 親:捕まえたトレーナーの名前です。
- IDNo.:親トレーナーのID番号です。
- 経験値:バトルやアイテム、育て屋などでたまっていき、必要な経験値がたまるとレベルが上がります。
- もちもの:ポケモンには道具を1つだけ持たせることができ、戦闘に役立てたりできます。
この能力ステータスによってポケモンの強さが変わってきます。
- HP……体力。0になると瀕死(ひんし)で戦闘不能となります。(通称「H」)
- 攻撃(こうげき)……物理技の攻撃力。(通称「A」)
- 防御(ぼうぎょ)……物理技の防御力。(通称「B」)
- 特攻(とくこう)……特殊技の攻撃力。(通称「C」)
- 特防(とくぼう)……特殊技の防御力。(通称「D」)
- 素早さ(すばやさ)……行動順を決めるもので、高いほうが先制できます。(通称「S」)
- 特性(とくせい)……種族ごとに設定されている固有の能力。
ポケモンには先天的な性格があり、性格によって上がりやすいステータス、下がりやすいステータスが決まっています。
性格は変えられませんが、「○○ミント」というアイテムで上下するステータスを補正することはできます。
右側にあるリボンは「証(あかし)」「二つ名(ふたつな)」などと呼ばれており、条件を達成してもらったり、野生で稀に証を持ったポケモンが現れたりします。
野生のポケモン
フィールド上では野生のポケモンと遭遇し、戦ったり捕まえたりができるようになっています。
タイトルによって、歩いている姿が見えるポケモンもいれば、草むらなどの中に入ってガサゴソしたところでエンカウントするポケモンもいます。
金・銀からゲーム内に天気や時間帯の概念が登場しましたが、サン・ムーン以降で時間帯によって、ソード・シールドで天候によって、出現する野生のポケモンの種類に影響が出るようになりました。
戦闘
基本的に野生のポケモンやトレーナーとのバトルで経験値をためながら、ポケモンを強く育てていくことになります。
緑のゲージは「現在のHP/最大HP」を表していて、HPが0になると「瀕死(ひんし)」になり、戦えない状態となってしまいます。
戦闘はターン制で、1ターンごとに「たたかう」「ポケモン」「バッグ」「にげる」の4つのコマンドからどうするかを選んでいきます。
- たたかう……技を1つ選んで戦う。
- ポケモン……手持ちのポケモンと交代する。
- バッグ……アイテムを使用する。
- にげる……戦闘から逃げようとする。逃げ出せないこともありますし、トレーナー戦だと降参(負け)扱いになることもあります。
トレーナーのポケモンのステータス横にあるモンスターボールマークは、手持ちのポケモン数を表しています。
ポケモンは1匹につき、技を4つまで覚えることができます。
技の右側にある○/○という数字は「PP」といい、その技をあと何回使えるか/最大使用回数を表しています。
全部の技のPPが0になると「わるあがき」という技しか使えなくなります。
分類(ぶんるい)のギザギザマークは物理技なので、こうげき・ぼうぎょの能力が関係してきます。
分類が三重丸のものは特殊技で、とくこう・とくぼうの能力が関係してきます。
技の前にあるマークは技のタイプで、相手のポケモンのタイプに対して相性が「◎こうかばつぐん」だと威力が2倍、「○こうかあり」で等倍(1倍)、「△いまひとつ」だと半減(0.5倍)、「×こうかなし」は無効(0倍)となります。
技を出すポケモンのタイプと技のタイプが一致しているか、技を受けるポケモンが2つのタイプを持つ場合、急所に当たった場合、能力上昇技の効果、タイトル固有のシステムなどによってダメージ量の計算は変わってきます。
戦闘中、「様子を見る」ではポケモンのタイプやどれだけステータスが変化しているか、場の状態などを確認することができます。
「場の状態」とは、技や特性によって生まれた戦闘空間の状況説明で、その効果は交代を含むすべてのポケモンに影響を及ぼします。
ポケモンを捕まえる
野生のポケモンは「モンスターボール(モンボ)」など捕獲用のカプセル式ボールを投げて捕まえることができます。
相手ポケモンのHPを減らして弱らせたり、眠らせたりすると捕まえやすくなります。
尚、他のトレーナーのポケモンは他人の子なので捕まえることはできません。
ボールはたくさん種類があり、種類によって性能や見た目、値段が異なります。
捕まえたことのある種類の野生ポケモンには、右のグルトンのようにモンスターボールマークがついて判別できるようになっています。
どのボールで捕まえたかの情報は残ってグラフィックに反映されるので、オシャレなボール(オシャボ)にこだわる方たちもいます。
ポケモンのしんか
ポケモンの中には「しんか」して強くなっていく種類が存在します。
しんかの条件は一定のレベルに達したり、アイテムを使用したりなどさまざまで、最近は初見ではわかりにくい複雑な条件のものも増えています。
しんかのモーションが始まったときにBを押すとキャンセル(しんかキャンセル)できます。
ポケモン化石博物館で「ポケモンの世界での『しんか』は、同一個体内で起きる現象」と紹介されていて「たしかに一般的な『進化』と意味合いが違う!」と気づかされました。
タマゴ
初代でもニドラン♂・ニドラン♀と性別がわかれているポケモンはいましたが、金・銀で多くのポケモンにオスメスの性別が実装され、タマゴが発見されるようになりました。
元々は育て屋さんや預かり屋さんにオスとメスのポケモンを預けた時にタマゴが発見されることがあるというものでしたが、最新作のスカーレット・バイオレットでは預かり屋さんがおらず、ピクニックで発見されるようになっています。
タマゴを孵化(ふか)させるには、手持ちに入れて連れ歩く必要があります。
タマゴ1つにつき、ポケモン1枠分を使います。
一定の歩数連れ回すと「おや……?」とタマゴが孵(かえ)るモーションが出てきます。
ちなみに「ほのおのからだ」という特性を持ったポケモンが手持ちにいる状態だと、必要な歩数が半分で済みます。
タマゴからはLv1の、進化前最初の状態のポケモンが産まれてきます。
オスメスであれば何でもタマゴが見つかるわけではなく、「タマゴグループ」と呼ばれるものが一致しているかが関係してきます。
メタモンというポケモンは、グループの垣根を越えて多くのポケモンのタマゴを発見できるので重宝されています。
御三家(ごさんけ)
ゲームを始めると冒頭で、くさ・みず・ほのおタイプの3匹の中から1匹、好きなポケモンを選んでもらうことができます。
この最初の選択肢となる3匹が「御三家」と呼ばれており、基本的にはタイトルごとに種類が変わります。
ちなみに画像は最新作スカーレット・バイオレットの御三家で、左からくさタイプのニャオハ、ほのおタイプのホゲータ、みずタイプのクワッスです。
御三家がどう進化していくかというのは、新作が出たときの楽しみのひとつとなっています。
これまでの御三家は以下のとおり。(くさ・みず・ほのおの順)
- 赤・緑・青……フシギダネ、ゼニガメ、ヒトカゲ
- 金・銀・クリスタル……チコリータ、ワニノコ、ヒノアラシ
- ルビー・サファイア・エメラルド……キモリ、ミズゴロウ、アチャモ
- ダイヤモンド・パール・プラチナ……ナエトル、ポッチャマ、ヒコザル
- ブラック・ホワイト・ブラック2・ホワイト2……ツタージャ、ミジュマル、ポカブ
- X・Y……ハリマロン、ケロマツ、フォッコ
- サン・ムーン……モクロー、アシマリ、ニャビー
- ソード・シールド……サルノリ、メッソン、ヒバニー
- スカーレット・バイオレット……ニャオハ、クワッス、ホゲータ
伝説のポケモン
一般的なポケモンは何匹も同じ種類が存在していますが、ストーリー上1体しかいない伝説のポケモンも存在します。
金銀以降のパッケージにいるポケモンは伝説のポケモンのひとつです。
ストーリーを進めるうえで登場するポケモンもいれば、本筋とは別に条件などを達成しないと出会えないポケモンなどもいます。
主な登場人物の構図や組織・施設など
メニュー画面の概要
こちらは最新作スカーレット・バイオレット(SV)のメニュー画面です。
- バッグ……手に入れたアイテムはすべてバッグの中にまとめられます。
- ボックス……ポケモンの入れ替えや整理ができます。
- ピクニック……料理をしたり、ポケモンを洗ったりできます。(SV固有)
- ポケポータル……オンラインで他の人と一緒にポケモンの対戦や交換などできます。(SV固有)
- 設定……ゲームの設定を変更できます。
- レポート……セーブ機能です。オートにすることもできます。
こちらの前作ソード・シールドのメニュー画面と見比べるとわかるように、タイトルによってメニュー内容は変わってきます。
タウンマップ
ポケモンはタイトルごとにメインとなる舞台が1地方あり、基本的にはその地方を冒険することになります。
1度訪れたことのある町には羽マークがついて、マップから簡単に移動できるようになります。
今は「そらをとぶタクシー」というサービスを使ってひとっ飛びですが、初期は手持ちのポケモンに「そらをとぶ」という技を覚えさせないといけませんでした。
こういった移動時に必要な技はいくつかあり、「ひでんマシン」で覚えさせることができたので、ひでん技をたくさん覚えられるポケモンを「秘伝要員(ひでんよういん)」として連れ歩いていたものでした。
町の中には野生のポケモンは現れず、ポケモンセンターやお店、ポケモンジムなどがあります。
ポケモン図鑑
いろんな種類のポケモンを捕まえることで「ポケモン図鑑」にポケモンの生態情報を集めていき、図鑑を完成させるのがゲームの目的のひとつとなります。
「ポケモン図鑑」の収集はだいたい博士に依頼されます。
最新作スカーレット・バイオレットのポケモン図鑑では、アプリ内の本棚を埋めていくスタイルでした。
ポケモンを捕まえると、種類ごとにこのような生態情報が図鑑に更新されていきます。
説明文はタイトルごとに変わるので、出てくるポケモンが変わらない同時発売タイトル同士(たとえばスカーレット・バイオレット同士)でも違う文章となります。
1度遭遇したことがあれば、このように生息地の分布図(ぶんぷず)も確認できるので、捕獲の参考になります。
自分が選んだタイトルに登場しないポケモンなど、生息地が「?」となってわからないものもあります。
ボックス
手持ちの6匹に入りきらないポケモンたちは「ボックス」と呼ばれる機能に預けられます。
「一覧」を見るとわかりやすいですが、このように1ボックスごとに一定数のポケモンを預けられるという仕組みになっています。
最新作のスカーレット・バイオレットの初期状態では8ボックスしかありませんが、最大で32ボックスまで拡張されていきます。
フタが閉まっているボックスは満杯のボックスです。
通信(マルチプレイ)
タイトルごとに詳細に違いはありますが、基本的にポケモンの交換と対戦ができます。
最新作のスカーレット・バイオレットでは『ポケポータル』というメニューに集約されています。
ポケモンの通信交換
ポケモンシリーズは基本的に2種類の対になるソフトが同時発売されます。
大筋のストーリーややることは同じなのですが、1番大きな違いとして、野生などで登場する一部のポケモンの種類が異なっており、片方のソフトだけでは図鑑をコンプリートすることができません。
そこで「通信交換」という仕組みを利用して、他の人が持つ任意のポケモンと自分の任意のポケモンを交換することができます。
また、自分の買ったソフトに登場しないポケモンを交換で入手するだけでなく、通信交換することで進化するポケモンもいるので、ポケモン図鑑を集めるために欠かせない機能となっています。
通信交換をするためには交換してくれる相手が必要ですが、今はネットで交換の募集があったり、交換したいポケモンを1匹預けるとランダムに交換してくれる「マジカル交換」もあったりします。
対象は世界中なので、言語の違うトレーナーやポケモンに当たることも。
通信対戦
ストーリー上ではNPCとの対戦しかありませんが、通信対戦を使えばプレーヤー同士で戦うこともできます。
これは、パスワード(あいことば)を使って友達と対戦もできれば、世界中のプレーヤーとランダムマッチングもあるので、周りにやっている人がいるかは関係なく遊べる機能となっています。
ポケモン1体ずつで戦う「シングルバトル」、ポケモン2体ずつで戦う「ダブルバトル」、2人対2人のチーム戦で戦う「マルチバトル」、ランキング形式で戦績を競う「ランクバトル」など、さまざまな形式での対戦が楽しめます。
参加するバトルによって対戦ルールが決まっていたり選べたりし、レベルを統一にしたり、使うポケモンや道具を制限したりもできるので、友人とレベル差があっても一緒に遊べます。
ふしぎなおくりもの
早期購入特典や、キャンペーンなどで配布されたシリアルコードやあいことばを使って、アイテムやポケモンをもらえることがあります。
シリアルコード系は期間限定のものも多いので、ポケモンの情報系SNSなどをフォローしておくと見逃さずに済みます。
バッグ(どうぐについて)
トレーナーカード
ルビー・サファイアで初めて登場したトレーナーカード。
トレーナー名、ID、おこづかい、ポケモン図鑑の進捗、プレイ時間、ジムバッジなどが主に記載されています。
この時の私はまだしえるじゃありませんでしたね。ちなみに本名なわけではなく、大好きなFFXのユウナから来ていますw
裏面もあり、初めての殿堂入りや通信の記録、図鑑完成などが記録されていました。
サン・ムーンからは『トレーナーパス』に変わり、画像のソード・シールドでは『リーグカード』となりました。
リーグカードはポケモンセンターの中でポーズや壁紙などを自由に選んで印刷するスタイルで、戦ったジムリーダーからもらうなど他人のリーグカードを『アルバム』に集めることもできました。
画面が大きくなったことで情報量も増え、手持ちのパーティまで載るように。
最新作スカーレット・バイオレットでは『プロフィール』アプリにトレーナー情報が登録され、好きなプロフィール写真を設定することができます。
今改めて見ると、校章や入学日まであるのになんで学生証じゃないんだろうと思いますw
設定
話のはやさ=文字が表示されるスピード、カメラの操作、おまかせレポート=オートセーブなどを設定することができます。
レポート
ポケモンのセーブ機能は「レポート」といいます。
最近の初期設定はオートセーブとなっています。
ポケモン用語
たくさんあるので別の記事にまとめました。
ポケモンSVでは授業が参考になります
最新作スカーレット・バイオレットの舞台は学校(アカデミー)で、実際に授業を受けることができます。
授業内容はゲームをやるうえで役に立つ内容も多いので、不慣れな方ほど先に受けたほうが理解が進んでやりやすいのではないかと思います。