ジブリライクは賛辞。しえるです。
Nintendo Switch・SteamなどPC・PS4・スマホと多くのプラットフォームで遊べる台湾発のゲーム『Behind the Frame 〜とっておきの景色を〜』をクリアしました。
気になってからプレイするまでに間が空いたので、どんなゲームだったかあまり記憶にないまま始めたのですが、1~2時間くらいでサクッとプレイできて、余韻の残るいいゲームでした。
【Switchいっせいトライアル】ジブリライクな雰囲気やストーリー展開に惹きこまれました
Nintendo Switchのいっせいトライアルでプレイ
いっせいトライアルで興味を惹かれた『Behind the Frame 〜とっておきの景色を〜』をプレイしてみました。
Nintendo Switch Online加入者なら2023年11月26日17:59まで無料でプレイできます。
ゲームの雰囲気や操作感
スタート画面です。とりあえずボタンを押して開始。
ここでいきなりLスティックでのカーソル移動に変わって、一瞬戸惑いましたw
オートセーブで、プレイし始めると「つづきから」のメニューが増えます。
ちなみにヘッドフォンでのプレイ推奨だったのですが、今はもうAirPodsしか持ってないので諦めました。
主人公は画家の女性で、自宅のアトリエで物語は展開していきます。
ジブリを彷彿とさせるような空気感が素敵です。
絵具を取って色を塗っていきます。
Lスティックで筆を動かし、Aボタンで塗っていきます。
一度塗り始めてしまえば、思いっきり筆を動かしても枠内だけを塗ってくれます。
大まかに塗って離すと仕上げてくれるので、自分の操作や画力はほぼ影響ありません。
無心できっちり塗るのもまた楽しかったり。
ぐるっと360度見まわせ、上下に視点を動かすこともできます。
視点もまたLスティックで動かし、Aでアクションを起こせます。
カーソル位置は動かしたままなので、たとえば視点を目いっぱい右から左へ動かした後、右側にあるものを動かしたり、さらに同じ方向へ視点移動したい時など、時たま移動距離が多くなるのが玉にきず。
Switchだとその遠さが厄介なので、PCのほうがプレイしやすそうな気も。
室内にあるものを調べたり、動かしたりすることで物語が進んでいきます。
たとえば、スイッチを押して自分でカセットテープをデッキにセットして音楽をかけてみたり。
クリアしてみての感想
よくわかってないままに進めていたけど実は謎解き系で、絵をモチーフにしたパズルを解いていくのですが、つい続きが気になって一気にプレイしてしまいました。
物語の進行やヒントとなるスケッチブックのメモがまた良くて、台湾発だけど日本語のフォントにも気が遣われているし、1つ1つのデザインにこだわりが感じられて、目にも楽しいです。
絵や雰囲気だけでなく、ちょっと不思議さのあるストーリー展開もジブリライクで、どういうことだろう?何があったのかな、こういうことだったのかな?と想像の余白がありつつ、なんというんだろう…短い物語の中でも、酸いも甘いもというか…少しの切なさを抱えつつも前を向いていくようなエモみを感じる内容で、あっという間だったけど1つの映画や小説を見終えた後のような余韻の残るゲームに、遊べてよかったなぁという気持ちになりました。
後でWikiを見て、90分の休憩で何をしたいか?の問いに「映画を見る」「小説を読む」「ゲームをする」の3つが出たことから作られたというの話に、完全に想定どおりじゃんってなりましたw
ジブリのようと書いてきましたが、実際ジブリのアニメーションは参考にして作られたらしく、それは決してパチモンとかそういうネガティブな意味ではなしに、ただ「いい影響を受けている」という印象でした。
それは作りたいゲームのテーマが明確で、自分たちのスタイルに昇華させた世界観ができあがっているからだと感じます。
物語が主体で、ごはんがおいしそうとか、生き生きとした人の温もりを感じるグラフィックが彩りを添えていて、言葉で言い表すのが難しいですが、ジブリのようだけどジブリじゃない唯一無二感があります。実際、ジブリが関わるゲーム『二ノ国』と見比べても全然違いますし…。
謎解きゲーム自体も似たようなものはあるけど、それらをプレイした時とは没入感が一線を画していて、アニメーション作品を堪能しながらその中に自分も参加して遊べるゲームという感覚が新鮮で面白かったです。
音楽もまた世界観の形成の一助になっていて、主題歌の『The Color You Love the Most』も素敵でした。
プレイ時間の参考までに、私はエンディングを見終えるまで1時間20分でした。
クリア後も遊べる要素もあって、そちらもサクッと終わるのですが、こちらもまたいろんな感情が湧き起こってしまいました。
設定項目
モーション設定はONにするとジャイロ機能で視点移動ができるようになります。
他の設定は基本的に音関連に関するものばかりで、視点操作が自分にとってしっくり来る操作と逆で気持ち悪かったけど、変えることはできませんでした。