皆さんは大豆ミートを食べてみたことはありますでしょうか?
最近は、菜食主義者(ビーガンやベジタリアン)の増加や環境面の配慮、また将来の食糧難に備えて、植物性の代替(だいたい)肉の開発が進んでおり、大豆やえんどう豆を使った商品が続々と増えています。
フェイクミートやソイミートなんて名前で呼ばれたりもしていますね。
今回は、昨年9月放送のがっちりマンデー知ったネクスト焼肉を試しに購入してみました。
【正直レビュー】次世代の代替肉・ネクスト焼肉のハラミを試しに食べてみた話
本物の食感を目指したというネクスト焼肉。
100gあたりのたんぱく質が約33gと、普通の焼肉の倍となっているのだそう。
プロテインとしての機能もありますね。
現在はカルビ・ハラミ・牛丼・ハンバーガーが、AmazonとYahoo!ショッピングで販売されています。
今後はスーパーやコンビニ展開も目指しているそうです。
冷凍便で届きました。
80g入りが5袋のセットとなっています。
調理方法の案内では、自然解凍ののち、フライパンで焼くだけとのこと。
原材料は、国産大豆、醤油、砂糖、米発酵調味料、酵母エキス、りんご、醸造酢、にんにく、食塩、ごま油、豆板醤、コショウ、食用なたね油。
こうやって写真で見ると、見た目はお肉ですが、味はやっぱり加工された大豆でしかなく、食感がぶよぶよぷるぷるしているだけという印象でした。
これ以外にも何度か代替肉を食べたことがありますが、今の所おいしいと思うものはお店で数回出会ったことがあるくらいで、まだまだ少ないです。
焼き肉のたれっぽいものを作って味つけしたり、いろんな調味料をかけあわせてみたりしましたが、あまり親和性はなく、しいて言うなら中濃ソースが1番食べやすくなったかな?という感覚です。
実際の番組を見直してみましたが、オードリーの春日さんはギャグに走ったので置いておくとして、加藤浩次さんの感想として「おいしい」という言葉は出てきていないので、なるほど…と納得してしまいました。笑
興味本位で汁物に入れたらどうなるんだろう?と思って、味噌汁にぶっこんでみました。
汁気でひたひたになると、ふやけた油揚げみたいな感じになりました。
クリケットはそのうち試してみるかも…
ちなみにがっちりマンデーの同じ回では、コオロギ(クリケット)の粉末だしパックについても取り上げられていました。
虫を食べる様子は、大好きなテレビバラエティ番組『探偵ナイトスクープ』でよく見かけます。
皆そろって魚介類にたとえながら「おいしい!」とかきこむ姿を見ているので、味はいいんだろうなぁ…と思いつつ、虫が苦手なので挑戦する気にはなれません…。
でも粉末だしのような状態であれば視覚的な問題がなくなるので、食べられるかも??と思えてきたので、今後試す機会を作ってみようかなという気持ちにはなっています。
皆がおいしいと食べる姿は気になりますからね。笑
開発側も小さいスペースで養殖でき、生産効率やコストも良いので、メリットが多いように見受けられます。
こちらであれば動物性たんぱく質が摂れるし、味も良さそうなので、もし将来取り入れるとしたら虫さんなのかなぁ…とぼんやり考えていたりする私でした。
参考:ビーガンとベジタリアンの違いや背景について+思うこと
【ヴィーガン①】世界中のセレブやスポーツ選手が注目している完全菜食主義(Vegan)
菜食主義者にも種類があり、ビーガンのみが完全なる菜食主義者。
ベジタリアンの中には、乳製品OKのラクト・ベジタリアン、+卵もOKのラクト・オボ・ベジタリアン、さらに+魚介もOKのペスコ・ベジタリアン、乳製品~鶏肉までOKのポーヨー・ベジタリアンといった主義にわかれるのだそうです。
現在の私の知識はあっちゃんの動画の知識程度ですが、現時点ではビーガンの考え方については極端に感じ、疑問点が多く残ります。
ビーガンになる背景には、いくつかの環境問題が関係しています。
畜産業は温室効果ガスを全体の18%排出していたり、育てるのに大量の飼料用の穀物が必要だったりして、このままいけば成り立たなくなると危惧されているわけですね。
(ちなみに先程挙げたコオロギは飼育コストが1/7で済むのだそうです。)
この動画を見た限りだと、原因が牛についてしか触れられておらず、ほかの豚や鶏などの畜産が与える影響はどうなのかがわからないので、判断材料としては不足しています。
また工場式農場という悪環境で、畜肉が大量生産・消費されることについての倫理観も問題視されていて、この点については私も同意しますし、私の中で最近、お肉は少しいいものを買うようにしたり、グラスフェッドを気にしたりし始めたのは、この部分が関係しています。
しかし、すべてが劣悪な環境なわけではなく、たとえばスペインのイベリコ豚や栗豚のようにどんぐりや栗を与えられながら、広い環境でのびのびと育てられるようなものもあるわけです。
搾取のような育てられ方をするところにお金を落とすのではなく、家畜に無理をさせないように育てているところにお金を落とすということが、微力でもその環境の発展に繋がるという考えでいます。
そういった劣悪環境がまかり通るのは、そこにお金が生まれるからであり、お金が生まれなくなればビジネス的にやめる理由の方が大きくなるはずなので、自分にできる1番の選択は「買わない」なのだと思います。
買う人がいるからなくならないのであり、ブラック企業はそこで働く人がいるからなくならないのと同じですね。
また、人類の進化的に肉を食べる必要がなかったはずで、欧米からお肉を食べる文化が来た云々と動画(もとい本)では話されていますが、日本では数百万年前の旧石器時代にはすでに石器や弓矢などを使って動物を狩猟し、解体していた痕跡が発掘されています。
身体が草食に適応して変わるくらい、何千年単位で肉を食べていなかった時期があったと考えるのは、政府による肉食禁止レベルの話程度ではおそらく難しいと思います。
政府が推奨しても従わないのは、今もよく目にする光景ですからね。
ということは、身体は肉を食べるという文化に合わせて進化をしているはずであり、身体は進化しても元に逆行することはないので、もしその前が草食だったとしても関係がないはずで、やはり人間は雑食動物と考えるのが自然に感じます。
そもそも食物連鎖は自然の中で生まれたものであり、他の動植物を食べること自体は自然なものと思います。
加工肉の安全性については、私も今はなるべく食べないようにしているくらいですが、この判断は添加物によるところが大きいです。
畜肉は発がん性があるだろうと分類されていて、その程度は紫外線と同じくらいとされていましたが、紫外線は体内でビタミンDを生成するもととなり、一概に悪いものとは言えません。
むしろオーソモレキュラーで学んだ中ではビタミンDが欠乏する方が、がんのリスクが高まると記されていました。
以上のように動画で学んだ内容には疑問点が多く、個人的に学んできた知識の中では植物性だけでなく動物性たんぱく質も必要という認識でいるので、ビーガンの根拠についてはもっと詳しく知りたいなと思った次第です。
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