面倒を経験して便利さを知る。しえるです。
新型コロナウイルスワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)が必要な場面がたまにありますが、紙面での用意を要請される機会があり、これが想像以上にめんどくさいと感じたところがあったのでメモしておきます。
ちなみにこの記事内容はすべて、2023年になってからさいたま市役所やさいたま市内で確認したものとなっています。
さいたま市役所の職員さんいわく、スマホアプリの電子証明書と書面の証明書は同じ効力を持つので、スマホで取得できる場合は基本的に、わざわざ紙面で取得する必要はないとのことでした。
自治体によって違うことや申請時期によって変わることもあると思うので、参考までに。
新型コロナウイルスワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)取得の覚え書き<埼玉県さいたま市の場合>
1. スマホアプリの電子証明書
1番簡単なのは、スマホのアプリで取得する方法。
アプリの動作環境を満たす「スマホ」、「マイナンバーカード」とそれを利用するための「暗証番号」があれば、いつでも即日その場で無料交付でき、スマホを持ち歩いて充電さえされていればいつでも見せられるので、たいへん便利です。
2. コンビニで発行する
自分の属する自治体が対応しており、「マイナンバーカード」とそれを利用するための「暗証番号」があれば、近所のコンビニにあるマルチ端末で簡単に発行することもできます。
ただし、接種証明書発行料として120円がかかります。
利用できる時間は全国的に6:30~23:00と決まっています。
利用できるコンビニ等の店舗も一覧が公開されていて、セブン‐イレブン・ローソン・ファミリーマートといった主要コンビニであれば全国で利用できるようです。
ただし、海外用を発行する場合は、事前にアプリか市区町村の窓口等で接種証明書を取得しており、それと旅券番号が同じである必要があるようです。
マルチ端末では「行政サービス」から「証明書の交付」を選べばいいとのことですが、ファミマのFamiポートは左側のメニューにはなく、まず右下を押さないといけないのでわかりにくかったです。
右上のキーワード検索でも探せたのでよかったですが、正直私の視界には入ってきませんでした。
このような感じで、自分がワクチン接種時に属していた自治体を選んでいきます。
3. 自治体の窓口で発行
マイナンバーカードがない場合、またはスマホのアプリもコンビニ端末も利用できないという場合、自治体に申請して紙面の証明書を無料で発行してもらうこともできます。
が、発行の仕方を聞いて「実質費用はかかる」「発行に時間がかかる」「提出資料の用意がだいぶめんどくさい」「割に合わない」と感じて、とてもじゃないけどやる気にはなれませんでした。
まず、さいたま市では次の書類の用意が必要になります。
- 新型コロナウイルス感染症 予防接種証明書 交付申請書
- 旅券(パスポート)の写し ※国内用希望の場合は不要
- 接種クーポン券の写し 1・2回目の記録が見える3
接種クーポン券が手元にない場合は個人番号がわかる書類 - 接種履歴が確認できる書類の写し ※接種した回数分すべての写し
・接種済証の写し ・接種記録書(医療従事者等)の写し - 返信用に送付先住所と本人指名を明記し、84円切手を貼った長形3号封筒
- 返送先住所が記載された本人確認書類の写し
返送先が申請者本人の住所と異なる場合は、被接種者の所在が確認できる資料の写し - 旅券に旧姓・別姓・別名の併記がある場合、旧姓・別姓・別名を確認できる本人確認書類の写し
- 代理人による請求の場合、被接種者本人の自著による委任状、または法定代理人の資格を有する書類と、代理人の本人確認書類
これらがきちんと用意された状態で、申請してから発送までに1週間程度はかかり、不足があれば確認のために最大2か月もかかるそうです。
実際に役所を訪れる場合は平日の開庁時間のみの受付となり、郵送申請の場合はさらにその切手代がかかってきます。
申請できる時間が限られるうえに発行に1週間以上かかり、84円切手や封筒、印刷代や準備の手間を考えると、コンビニ発行にかかる120円は安く感じてきます。笑
いろいろ問題もあるマイナカードではありますが、こういう時はマイナカードがあってよかったって思いますね。