SUMMER SONIC 2022
2022年8月20日(土) OPEN 9:00 / START 11:00
2022年8月21日(日) OPEN 9:00 / START 11:00
サマソニはたまに自分の中でラインナップ大当たり年があるのですが、今回はまさに私にとって激アツな回でした。
フェスとなれば客層の幅は一層広がり、ガイドラインが守られないこともあるだろうなというのはある程度想定したうえで、それでも屋外もあってキャパシティが広く、前で盛り上がりたい人もいれば、後ろで寝っ転がったりぼっ立ちしている人もいるようなさまざまな楽しみ方ができるサマソニは、すみ分けを上手く利用すればリスクを抑えた回り方ができるのではないかと考え、参加を決めました。
フェスに行く全員やロックを下に見る主語の大きい人がいるのは知っているけど、私はそれがすべてじゃないことを知っているので。
基本的には予想は当たっていて、9割は最高でとても楽しかったのですが、私がふだん相手の人気度を気にしていなかったり、最低限の事前情報しか調べなかったりしているのが仇になってしまう一面があって残念な部分もありました。
あくまで私が個人的に感じたことであり、他人の言動を変えたいなどといった意図は一切なく、私の感覚もまた誰かの意見によって変わるものではないという点は先にお断りしておきます。
3年ぶりに開催されたサマソニでひっそりとManeskinとHYDEさんのカッコよさに浸ってきました。
DAY1
南船橋→海浜幕張の1駅間で何年ぶりかの満員電車を味わいました。
駅の中がすごいことになっていたので、空いていたアインズトルペやカルディで並ぶことなく買い物をして時間を少しずらしたらだいぶ快適でした。
反対側出口のビルでお手洗いを済ませてから、ぐるっと迂回していきます。
できるだけ下道を進んで行きました。
チケットが1DAYか2DAYかで引換所の入り口が異なっていたため、一旦友人とは離れ離れに。
消毒、検温、荷物検査、チケット確認でリストバンドと引き換えていきます。
制汗剤のスプレー缶がちょくちょく没収されているようでした。
2DAYは青のリストバンド、缶バッジを受け取りました。
初日の1DAYは緑色のリストバンドでした。
すでに暑さ&歩き疲れでヘトヘトだったので、マリンステージから聴こえてくるNovelbrightを聴きながらパピコで回復。
マリンスタジアムと幕張メッセとの行き来が大変だったという記憶は強く残っているのですが、細かい部分の勝手はだいぶ忘れていて、あちこちでグダってしまいました。
アリーナLブロックの入り口はこのような感じ。
そういえばライブ前にレフトのポール付近に救護エリアがあると案内されていましたね。
周りにはフォトスポットや飲食店などが並んでいます。
Mrs.GREEN APPLE
マリンステージ上手のRブロック入口に来ました。
スタジアムの人工芝保護のため、水やお茶など糖分の入っていない飲み物しか持ち込めなかったのですが、荷物チェックで首にぶら下げたほうじ茶を見せたら、お兄さんが満面のいいね!をくれてほっこりしましたw
入ってから気づいたのですが、アリーナとスタンドは入り口が別だったということで、スタンド席に行きたいという気持ちはあったけど一度外に出てもう一度入り直すのがめんどくさかったので、ミセスだけはそのままアリーナから楽しむことにしました。
こういった大型ライブでは、始まる前はスタッフの方が機材を準備するイメージがあったのですが、ミセスは本人たちがリハーサルをしていて、『私は最強』(映画ONE PIECEのウタの曲)を歌ってくれてめちゃくちゃビックリして、テンションが上がってしまいました。
ボーカルの大森くんはソロを聴いたり、しらスタの動画を見たりもしていたのでなじみがあったのですが、今回はキーボードの藤澤くんの笑顔に心をつかまれてしまいました。
「おぉーあの難しい曲をマジで歌ってる!高音低音の行き来や階段すごい!」という上手さはもちろんですが、何より楽しそうにライブをやる姿がとても素敵で、もっと見ていたいなと思わせてくれるバンドでした。
前日にギター若井くんのコロナ陽性によるメンバー変更が発表されたのですが、そんな急にも対応するサポメンさんも本当にすごいですね。
[セットリスト]
Cona Cafeは両日お世話になりました。
コーヒー+ミルクのカフェオレよりエスプレッソ+ミルクのカフェラテの方が私好みでおいしかったです。お姉さんのおすすめどおりでしたw
マフィンやクッキーも売られていました。
BLUE ENCOUNT
しばらく幕張メッセで見たいステージが続くのでメッセに移動。
昔より周辺の地理が頭に入っていたため、左右どちらから回って行くかなどがスムーズに考えられるようになっていたのは成長を感じたポイントでした。
たまに「ここの扉は封鎖されてたかー」という行き止まり遭遇はありましたがw
たまたま撮った写真がキレイにシンクロしていましたw
ソニックステージと同じブロックに飲食エリアがあったのですが、これが大変な大混雑で、マリンスタジアム側で済ませてくればよかったと後悔しました。
ごはんのために一往復する気力はなかったので仕方なしに台湾牛肉飯(ニュウロウハン)を買ったのですが、「台湾式甘辛」というのは私にとってはただの「辛」でした…。私がイメージしていたルーローハンとは全然違いましたね…。
途中で汁漏れて服汚れるし、並んで買ったのが口に合わなくて残念です…。
外の空気を浴びれる通路沿いのベンチで食べている間はマウンテンステージからBLUE ENCOUNTの『バッドパラドックス』が聞こえてきていて、好きな曲だったから食べ終わり次第向かったものの間に合わず、でもその後にまた好きな曲である『VS』を楽しめたので満足です。
ALL TIME LOW
ALL TIME LOWが参加した2010年のサマソニには私も行っていたのですがこの時点ではまだ存在を知らず、翌年発売の『Dirty Work』というアルバムでハマって、後から「え…あの時いたの…?」とショックを受けて以来ずっとライブに行きたいという気持ちがあり、念願がようやく叶いました。
最初は男性の顔だらけのカオスなOP映像が流れて「なんだこれはw」となったのですが、ライブはもうめちゃくちゃ楽しくて、本当はタイムテーブル的に途中でVaundyのほうに行こうと考えていたんですけど、「あと1曲…あと1曲だけ…」と言いながら結局最後まで楽しんでしまいましたw
Weekendのカバーはビックリしたけど、これがまたカッコよかったです!
[セットリスト]
- Lost in Stereo
- Dark Side Of Your Room
- Sleeping In
- Some Kind of Disaster
- PMA
- Weightless
- Once In A Lifetime
- Blinding Lights
- Monsters
- Dear Maria
Vaundy
予定よりだいぶ遅れてVaundyくんのいるソニックステージに向かうと人が溢れきっており、この時点では会場内のアクセスをいまいち把握していなかったのもあってモニタの映像ですら顔を拝むことは叶いませんでした。
Vaundyくんがソニックステージはさすがに小さすぎない??
だいぶ後方の屋外で歌声だけ楽しんで、今後またそのうち大人しくワンマンに行こうって思いましたw
Måneskin
再びマリンスタジアムに戻り、今度はマリンステージのスタンド席へ。
Maneskin(マネスキン)はイタリア発のロックバンドで、私も昔親しんでいたオーディション番組『Xファクター』のイタリア版出身なのだそうです。
イタリアの音楽で言うとカンツォーネくらいしか思い浮かばなく、イタリア語の曲を聴くというのはとても新鮮で、こんなカッコいいマンマミーアは初めて聴きましたw
ボーカルのダミアーノは、オーランド・ブルームのような端正な顔立ちにジョニー・デップのようなワイルドさや色気を混ぜた1人パイレーツオブカリビアンのような印象で、上半身裸・グレーのズボンに首輪という姿でも絵になっていてすごかったです。
1曲ごとに誰かしらが服を脱いだり、猿の被り物を被り始めたりで、最後には全員が上半分衣装を脱いだ状態になっているなどずっと見た目の変化があって、中でも女性ベーシストのヴィクトリアが脱いで胸の先端にバツ印のテープを貼った状態になって、おそらく途中でストラップ下のテープが剥がれて乳首がモロ出しのまま最後まで行ったのは、最初本当にビックリしました。
まぁ本人が平気そうだからいいかーとなって、YouTube配信とかはどうなってるんだろ?くらいしか考えていなかったんですけど、後からこのトップレス姿が女性を性的に消費することに対するメッセージだったと知りました。
自ら進んで性的に見られたがるのはそれはそれでいいと思いますが、そうでないのになんでもすぐに性的に結び付けて考えるのがまかり通っているのは浅はかで気持ち悪いと私も思います。
front-row.jpお客さんを巻き込んでいく迫力が本当にすごかったし、スタンドから見ていて、あの盛り上がりは絶対楽しいんだろうなぁ~って思います。今は混ざらないですけど。
「ガンバレガンバレー」「ファッキン最高!」「しゃがんでー」と日本語を何度も挟んでくるのにはほっこりしてしまいました。
ライブの後にこの記事を読んだのですが、書かれていることを体感したなぁという納得感がありました。
[セットリスト]
- ZITTI E BUONI
- IN NOME DEL PADRE
- MAMMAMIA
- Beggin'
- FOR YOUR LOVE
- SUPERMODEL
- TOUCH ME
- I WANNA BE YOUR DOG
- I WANNA BE YOUR SLAVE
King Gnu
King Gnuは曲は好きだし演奏もカッコよかったのですが、音のバランスが好みと合わなくて、ケイシーを聴きたかったのもあって、数曲でお暇しました。
KACEY MUSGRAVES
再び幕張メッセへ、ソニックステージの後方で寝っ転がりながらかわいらしい歌声に浸っていたら、そのまま軽くすやぁ……と寝てしまいましたw
生歌聴きながら寝るのって本当に気持ちよくて、サマソニならではの贅沢すぎる楽しみ方だと思います。
THE OFFSPRING
マウンテンステージとソニックステージの間にはプラチナチケット所持者が入れるラウンジのあるスペースがあり、イスに座ってステージをモニタ越しに楽しむことができるようになっていました。
私はこれの反対側の地べたに座ってオフスプをしばらく楽しんでいました。12年ぶりに見ましたが、相変わらずパワフルですね!
フィリーチーズステーキサンドをひとつまみしつつ。
HYDE
パシフィックステージのトリを務めたHYDEさん。
これまでいろいろなアーティストのステージを見て回りましたが、その後にHYDEさんを見ると、HYDEさんのすごさというのをより感じますね。
HYDEが「声が出せないのは寂しいけどルールは守れ、不安な人の隣で騒ぐのはダサい、 今いるそのスペースは3年かけて君らが勝ち取った場所だろ?有効活用しろ」って言ってたのめちゃくちゃ良かったし、今日わたしが観たいろんなステージでHYDE客が一番暴れてて最も静かだった。正直ちょっとびっくりした
— kurumiko (@aomenoneko) 2022年8月20日
演奏が素晴らしいのはもちろんのことですが、ゴリゴリに激しくロックをしながら、ただの爆音ではなく音のバランスが整っていて心地よく、声を出さずに楽しむ方法を提案、後方の人にも姿が見えるように段差を利用して高い位置にいたり、カメラパフォーマンスを見せるなど優しさの詰まった配慮と高いエンタメ性、すっかりこれらが当たり前だと感じてしまっていたけど、いつもハイレベルなステージを用意して楽しませてくれているんだなぁと改めて再認識することができました。
フェスだからグラスカやHONEYのよう定番曲が中心だろうと思っていたらそれだけでなく、『THE ABYSS』というまだ音源化されていない新しいアルバム用の曲をやってくれるなどのサプライズもあって嬉しかったです。
そしてお客さんたちの安心感や安全を考えながら、今ある環境の中で何ができるかを常に考え、最前線で実行し続けるHYDEさんはカッコよすぎるし、そんなHYDEさんのファンでよかったと誇らしく思います。
そんなHYDEさんの考えを受けて、ファンの皆もHYDEさんの意志や不安を感じている他ファンの気持ちを尊重していて、ラルク界隈は本当に良い関係を築けていると感じています。
昔はHYDEさんの顔や曲がカッコイイから好きというのは大きかったけど、今となってはHYDEさんは顔がいいからとか歌が上手いからとかだけじゃなくて、その柔軟な考え方など芯の部分が最高にカッコイイのであって、だからこそ多くの人から慕われ、愛されているのだと心から思っています。
だから自分と考えや好みが違うなぁ~と思うことはあっても、前ほど熱狂的ではなくても、結局HYDEさんのことをずーっと大好きなことには変わりなさそうです。
[セットリスト]
- LET IT OUT
- AFTER LIGHT
- DEFEAT
- MAD QUALIA
- SICK
- THE ABYSS
- GLAMOROUS SKY
- ANOTHER MOMENT
- DUALITY(Slipknot Cover)
- 6 or 9
- HONEY
- MIDNIGHT CELEVRATION II
MAN WITH A MISSION
本当はマリンステージのThe 1975も見たい気持ちもあったのですが、マリンステージへ移動するより幕張メッセに集中していた方がいろんなアーティストを見られるということで、今回は断念してしまいました。この2日間、何度「影分身したい、もしくはどこでもドアが欲しい」と思ったことか…。笑
というわけで最後はマウンテンステージのトリであるマンウィズを見て帰りました。
好きな音楽であっても、曲がいい、演奏が上手い、ライブが楽しいといった要素はそれぞれ別物で、どこに魅力を感じるかはバラバラであり、音源が好きでもライブが好きとは限らないということもあれば、曲が好みでなくてもライブが楽しいってことも全然あると改めて感じた1日でした。
マンウィズは曲がよくてライブも楽しいバンドの1つです!
途中花火の音が聞こえてきて、中座して夏らしさを満喫したところで、この後しばらくは帰り道が混雑していく一方だなと気づいたのでここいらで1日目を終えることにしました。
DAY2
2日間とも参加なので、昨晩は海浜幕張駅を使わずに移動して周辺に1泊した私ですが、やはり昨日の疲れは蓄積していて体が重めで、ギリギリまで休んでからのスタートとなりました。
BE:FIRST
昨日の昼飯の反省を生かし、11時台は飲食店が空いているであろうと把握できていたのでお腹を空かせて会場に向かい、まずは腹ごしらえすることに。
気になっていた夢正牛の熟成ハラミステーキ丼をいただきましたが、朝からおいしものを食べられて満足です。
この下の飲食スペースがちょうど空いたので、そちらでいただきました。
食べ終わったあとはすでに終盤でしたがBE:FIRSTのステージを楽しみました。
英語のMCもあるんだぁと驚きつつ、この瞬間が当たり前でないことを知り、大切にしているMCを聞いて素敵だなぁって思いました。
THE ORAL CIGARETTES
やっぱりオーラルは楽しいですね!1曲目からテンションが上がりました。
「みんな声出せへんの、かわいそうに。笑」と言いながらも、その気持ちを十分にくみ取ってライブをしてくれているのが伝わってきますね。
ボーカルのヤマタクくんは3年前にお客としてThe 1975を見に来ていたそうで「この人もしかしたら明日にはいなくなってしまってるんじゃないか?」と思ったという話をしていたんですけど、たしかにそれはあるよなぁって共感します。
私がライブへ足を運ぶ理由の1つに「見られるのは今だけかもしれない」という感覚はありますし、実際に解散したり亡くなってしまったりで二度と見ることが叶わなかったという気持ちはやはり経験していますので……。
そのうえで「ライブを諦める気はないし、ずっとやっていくから」的なことを言ってくれるのは嬉しいですね。
[セットリスト]
- BLACK MEMORY
- Fantasy
- ENEMY
- BUG
- Naked
- カンタンナコト
- 狂乱 Hey Kids!!
THE STRUTS
とても通るいい声で、演奏や音のバランスも素晴らしく、聴いていて気持ちが良かったです。
ベースの方がカッコよかったですね。
同時刻開催のちゃんみなも見たかったので2曲ほどで後にしましたが、ライブを見たいと思ったきっかけの『Body Talks』が聴けたのでよかったです。
2日目も幕張メッセへの大移動。
この大移動は軽く10~15分くらいかかり、途中に階段もちょくちょくあったりして、何度も繰り返していると疲労が溜まってくるので、回る予定を組む時になるべくこの移動を抑えめにするように考えていました。
ちゃんみな
パフォーマンスがめちゃくちゃカッコよくて期待以上でした!
最低な曲なのに人気が高いと話していた『Angel』、私も大好きなので聴けて大満足です!また見たいなぁ~。
MCが聞き取りにくかったけど、雨の日に遭遇率の高い元カレがいるそうで、もしここにいたら帰ってくださいって話してるのウケましたw
3OH!3
隣のブロックで休憩しながら聴いていたのですが、とても盛り上がって楽しいですね!
12年前のサマソニでは見ていなくて、その後3 Doors Downと記憶が混ざって興味を持ったのがきっかけだったのですが、勘違いしていてよかったですw
Griff
BRITで見て惹かれていたGriffは比較的スペースに余裕があったので、少し前の方に行って楽しみました。
歌が素晴らしいのはもちろんのこと、Griffの醸し出す雰囲気に惹き込まれるし、くるくる回りながらリボンのスカートを翻して歌う姿がかわいらしかったです。
特にラストの『Black Hole』は最高でした!
トイレに寄りつつ、聴こえてくるTOMORROW X TOGETHERもひとつまみ。
女王蜂
いつぞやのHYDEさんのハロウィンライブぶりに見ましたが、やっぱり『ヴィーナス』はテンションが上がります!
[セットリスト]
- 火炎
- BL
- ヴィーナス
- 犬姫
- KING BITCH
- 催眠術
- HALF
- PRIDE
- introduction
milet
マリンスタジアムへの移動がてら、マウンテンステージを通ってmiletちゃんの歌声を数曲聴いて行きました。
想像以上にパワフルでカッコよかったです!
iri
そのままマリンステージに向かおうと思っていたのですが、ふと気が向いてビーチステージへ。
歩き始めてすぐに「あ、めんどかったかもしれない」と悟って、軽い気持ちで来てしまったことを後悔しかけていたのですが、海が見えてきたときは思わずテンションが上がりました。
サンドアートの車がずらりと並んでいたのにはビックリしました。
ビーチステージまでの道のりが重いのほか遠くて、来ただけで疲れてしまったので早々に後にしてしまいました。
iriちゃんのハスキーな歌声は想像していたとおりのカッコよさでした。
ビーチステージエリアの飲食店は遠目に何があるのかよくわからなくて、列もできていたのでスルーしたのですが、帰り道の途中に並ぶキッチンカーは人が少なめだったのでチェック。
松ぼっくりがたくさん。
フェアトレード・オーガニックのスペシャリティーコーヒーのカフェということで、アイスカフェラテをいただきました。おいしかったです。
隣の黒いハンバーガーも列が少なめだったので並んだのですが、思ってたより時間がかかりそうだったので途中で断念しました。
代わりにサブエントランス方面のカレー専門店が並ばずに買えそうだったので、トマト野菜カレーをいただきました。
おいしかったんだけど食べ切れなくて、フタをして持ち運んでいたらエコバッグの中でぶちまけてしまい、プチ惨事が起こったのは悲しかったです……。
Megan Thee Stallion
ミーガンは昨年のグラミー賞でのカーディBとのパフォーマンスがとても衝撃的で、サマソニに来日するならぜひ見てみたいと思っていました。
セーラームーンの格好……ただしスカートは前の部分だけで、後ろはお尻が出ているTバックスタイルというこれまた大胆な格好で度肝を抜かれました。
一見スカートが犯人の目隠しモザイクに見えちゃいましたw
正直ふだん聴くジャンルではないんですけど、それでもステージはめちゃくちゃカッコよくて素晴らしかったです。
ONE OK ROCK
本当はこの時間帯はアジカンの方が見たかったのですが、前日25,000歩以上歩いた翌日の終盤、ミーガンとポストマローンの間で幕張メッセのマウンテンステージと往復するのはキツいし、その流れの中で一度抜けてしまうと席を取るのが大変だろうという判断からマリンステージにい続けるというプランに至りました。
しかし、この選択をこんなに後悔する羽目になるとは思ってもいませんでした。
SNS等ではすでに話題になっていますが、「もうこれだけ声出してんだから関係ないだろ、俺たちは出禁になる覚悟で来た。シンギング!」と客を煽り、催行ルールを無視した大歓声・大合唱が始まってしまったのです。
「嫌だと思う人もいるかもしれないですけど…、息する回数減らしたら?……冗談です」
これを聞いた時、冗談でも冗談じゃなくても笑えない話でドン引きガチ萎えしました。
なんで自分の健康を第一に考えることをこんな風に蔑まれなきゃいけないわけ?って思います。
「怒られたら俺が謝る」みたいな話はあったけど、まぁおそらくもしクラスターが起きていたとしても何かしてくれるわけではないでしょう。
正直ワンオクは曲とか森進一さんの息子の元ジャニーズくらいは知っていても、ふだんチェックすることはないからどのような考え方をしているかなんて知りませんでしたし、冒頭に書いたようにどの程度人気なのかというのもライブ前には理解していませんでした。
(ミュージシャンは音楽やステージで判断していたので、出演者皆の思想を調べるというような頭は正直なかったです…。)
現在もコロナ禍の最中ということで、私にとっては世のルールとかは関係なく、マスクは完璧ではないですが、約5~7割のウイルスを減らす効果があるという実験結果があり、声を出せば飛沫が飛ぶことからマスクで予防し、それに加えて距離を取ったりとか、換気をしたりだとかいろんな組み合わせで対策を取るという考え方をして行動しています。
でもマネスキンのように大きく盛り上がっていたライブでもスタンド席では秩序が保たれていたのに、意図的に煽動してその秩序を乱されるのは想定外の出来事で、私としては見る場所を選べば、楽しみ方の違いによってすみ分けできるという考えがあって参加を決めたものですから、逃げ場をなくされた気分でした。
今回の客席の様子を見ていて、12年前にサマソニで見た時はアイランドステージという小さいエリアでやっていたワンオクも、今や国民的バンドで思っているよりもずっと人気が高いのだということは伝わってきました。
サマソニを主催しているのはクリエイティブマンですから、外タレに声出し禁止のルールなど話しているのか?とは思うし、このワンオクの狼藉やステージ撮影禁止の割に撮影を本気で止める気がない様子に、サマソニの運営側はなぜ止めないのか?どういう考えなのか?というのはありますが、それはさて置き、ビジネスとしてこの集客度が無視できない存在なのは理解できます。
ワンオクは呼んでもらっている立場とはいえ、サマソニ側もお客さんを呼べるアーティストが来てくれないと困る立場な部分もあって、「日本はこういうやり方」と胸を張って言えるHYDEさんのような人は少数派でしょうから、外タレに対してもなぁなぁにしてる部分があり、そういった側面をわかったうえで、俺たちを出禁にできるものならしてみろと人気な立場を濫用して強硬手段を用いているのではないかと邪推してしまいます。
私はこれまでHYDEさんがコロナ禍で一旦キャンセルした会場を再び抑え直し、コロナ禍でもできるライブをと試行錯誤してきた姿や、氣志團やB'zのようにオンライン配信でフェスや無観客配信ライブを開いたりというのをリアタイで見てきていますから、皆が自分たちの名前を背負って責任感を持ってライブを続けるための努力を重ねてきたのを知っています。
だからラルクファンの私からすると、コロナ禍になって2年以上もの間、ライブに対して何もせずにあぐらをかいていた人たちが、自分のワンマンライブじゃない他人・他社がたくさん関わるライブで「久しぶりー!お前ら何黙ってんだよー」って好き勝手やって、覚悟だの責任だのを語るのは違うと思います。
自分たちの出禁なんて関係ない人からすればほぼノーリスクみたいなもんだし、そんなのは何も背負っていないですからね、そうやってコロナ禍に努力をした人たちが築き上げた場所を土足で踏み荒らしてるだけであり、マジで「自分のワンマンでやれ」の一言に尽きます。
好きな曲もあったけど人として好きになれないと感じ、今後は1円たりともお金を渡したくないのでミュージックライブラリなどから削除してしまいました。
マジで出禁になればいいのにって思うし、サマソニの運営は毅然とした態度を取ってほしいと感じます。
POST MALONE
直前の件で非常にガッカリ冷え冷えになっていたのですが、一度トイレ休憩を挟んで、席も変えて、気を取り直してマリンステージ大トリのポスト・マローンを迎えました。
正直ライブが始まる前はこんな気持ちで楽しめるのかな……とネガティブになってしまっていたのですが、ライブが始まってしまえばそんなのは杞憂でした。
マリンステージの大トリにもかかわらず、半袖ハーフパンツ姿で赤いカップのドリンクを片手にスタスタ入ってきて頭にカップを載せ始めたものですから、「何それw」となって笑ってしまい、さっきまでの気分は一気に吹き飛んでしまいました。
カーリーレイジェプセンや岡崎体育くんなどが他のステージでトリを務めているのもあってか、周りのお客さんはずいぶん減って、その分快適に伸び伸び楽しめました。
最新アルバムをまだ聴けていなかったので知らない曲も多々あったのですが全然楽しめましたし、迫力があって惹き込まれるカッコイイステージでした。
サポメンなどもおらず、本当に1人でマリンステージのトリを務めてしまうのはすごすぎますね。
時折挟み込むダンスがかわいかったです。
アコギで弾き語りもするんだぁ、アコギもいいじゃないのーと思ったら、後にアコギを叩きつけて破壊して、その残骸をお客さんにプレゼントしているのは笑ってしまいましたw
[セットリスト]
- Wow
- Wrapped Around Your Finger
- Better Now
- Saint-Tropes
- Cooped Up
- I Like You
- Circles
- Psycho
- Insane
- Take What You Want
- I Fall Apart
- Go Flex
- Stay
- Candy Paint
- White Iverson
- Sunflower
- rockstar
- Congratulations
花火辺りで会場を後にし、電車は座って寝て帰ることができました。
2日間で約3万円と大きめな出費ではありますが、20組以上のアーティストのステージを1組1,500円くらいで楽しめるのは本当にお得すぎると思いますw
一時的にガチ萎えタイムはありましたが、別に声を上げなくても楽しめることを私は知っているし、大半はリスクが高そうな場所を回避しながら生の音楽を満喫できたのではないかと思っています。
あとはこの1週間何の予定も入れないでおいているので、何事もないといいなぁと願いつつ、昨日は体力回復、今日は洗濯など後片づけなどを徐々に進めていっています。