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【VCT Challengers Japan 決勝@たまアリ(SSA)】初めてのeスポーツオフラインイベントに行ってきました。


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2022 VALORANT Champions Tour Challengers Japan Stage2 - Playoff Finals

さいたまスーパーアリーナ
2022年6月26日(日) OPEN 10:00 / START 11:30

valorantesports.tokyo

【VCT Challengers Japan 決勝@たまアリ(SSA)】初めてのeスポーツオフラインイベントに行ってきました。

今回は初めてのeスポーツオフライン観戦に行ってきました。

『VALORANT』というゲームの世界大会進出を懸けた国内大会決勝で、前回王者のZETA DIVISION(ゼータディビジョン)と決勝初進出となるNORTHEPTION(ノーセプション)の対戦でした。 

ciel-myworld.hatenablog.com

4月にZETA DIVISIONの大躍進をオンライン越しに目撃してワクワクし、次の大会の決勝がご近所のたまアリで、S~B席あるうち1番下のB席は2,000円というお手軽さだったこともあり、申し込み時どころか前日までどこのチームの対戦が見られるかわからない状況ではありましたが、雰囲気を味わってみたくなって抽選に申し込んだところ当たったので行ってきちゃいました。

会場外の様子

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私が行ったのは2日間行われたうち、2日目のグランドファイナル。
eスポーツ国内大会史上最高動員となる各日13,000人のお客さんが来場したそうです。

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入場ゲートはAかBのどちらか、他にはグッズ売り場のみというシンプルさ。

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グッズには早朝から並ぶ人もいるほどで、長い列ができているようでした。

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Aゲートに来ました。

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なんだか昔とはゲーマーのイメージがずいぶん変わったなと感じました。

【VCT決勝】2022 VALORANT Champions Tour Challengers Japan Stage2 Playoff Finals@たまアリ - YouTube

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入場時にバンドをもらいました。私はすぐなくしちゃいましたが…。
青バンドが一般客、関係者はピンクバンド、ウォチパの方々はオールパスを受け取っていたようですね。

コンコースの様子

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会場内のコンコースにはたくさんのフォトスポットが。

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現在VALORANTには19人のエージェント(キャラクター)がいますが、1人1人のフォトスポットも用意されていました。

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去年の今頃はVALORANTの存在すら知らなかった私。
最初に覚えたエージェントは、釈迦さんが使っていて印象に残っていたアストラでした。
当時はアストラのこと、ゲーム内の3DCGを見て男の子だと思っていたなぁ。笑

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最近の大会ではネオンの活躍を見ることも増えてきました。

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チェンバーだけ後ろの文字が特別仕様。それがまた似合ってます。

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新エージェントのフェイドもいました。

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タイムスケジュールです。
前日にはアッパーファイナルとロワーファイナルが行われていて、こちらは家からオンラインのウォッチパーティーで楽しみました。

配付されたスティックバルーン

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入場時にもらったスティックバルーン。

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付属のストローで空気を入れて膨らましました。
こういうバルーン初めて!ウォチパで見ていたやつ!

会場内の大会の様子

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進行・実況を務めるOooDaさん。

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実況解説のyueさん、解説のyukishiroさん。

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NORTHEPTION(ノーセプ/Nth)の入場。

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ZETA DIVISIONの入場。

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格闘技みたいな入場シーンでカッコよかったです。

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VALORANTは5人対5人のチーム戦で、相手の全滅かスパイクと呼ばれる爆弾設置・解除の攻防で勝敗が決まります。
舞台となるマップに応じて、それぞれ特色ある19人のエージェントの中から使用するキャラクターを選んでいくので、メンバー構成にもチームの個性が表れます。

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試合はバレーボールのような形式で、1ラウンド13本先取、12-12の場合はオーバータイムとしてデュース式(2本連取)になります。
決勝はBO5(Best of 5)となるので、3ラウンド取ったチームが優勝となっていきます。

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試合前、精神統一をしているのか、寝そべってゆらゆら揺れているZETAのリーダー・Lazさんの姿には会場がざわついていましたw

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ゲーム画面の写真はこれくらいしか撮っていなかったことに、このブログを書いている今気づきましたw
試合は集中しちゃうし、ハイライトは休憩タイムになっていましたね。
ちなみに女子トイレは時と場所によっては並んでましたが私はほぼ並ばずに入れ、喫煙所は並んでいるなぁという印象、待ち時間が空く時は再入場を使って外に出ている方々もいたようでした。

B席は四隅の席なのでモニタが正面じゃないというのもあるかもしれませんが、流れる映像は同じでも、家のモニタ越しに見るのとは感覚が全然違うと感じ、慣れるのに時間がかかりました。
私の場合は画面が大きい分、全体を視界に収めるのは難しいので、どこを見ればいいかと迷っているうちに最初の数本が終わってしまいました。苦笑

あと最初は特に東京ゲームショウかのようなゲーム音の爆音っぷりにビックリでした。
ふだんVALORANTは釈迦さんの配信やCR・Maiyくんのクリップを見ているくらいなので、むしろゲームの細かな音をよく知らないくらいなのですが、いつもはそこまで入ってこないエージェントが歩く音やセリフが会場に響き渡り、ウルト(必殺技)が飛び交うともはや何が何だかです。

バルーンでバンバンする音の迫力もまたすごくて、キャスター陣の声が入ってこないほど。
ウォチパ越しだと「お客さん声出しすぎじゃね?」というコメントも見られるほどには会場が盛り上がっているように見えていましたが、実際に会場にいると、1人1人はただ「おぉー」と独り言のような反応でも人数が集まって大きなどよめきとなって聞こえるという印象を受けました。
個人的にはお客さんがテンション上がりすぎて叫んでいると感じるような場面はほぼ記憶になく、聞こえてきたとしたら選手自身がガッツポーズしながら叫ぶ声でした。

その選手が喜ぶ声が直接聞こえてきたり、試合が始まる前のエージェントピック画面が直接見えたりしたことで、ふだんの配信ではわからない時差感覚が味わえるのも面白かったです。
エージェントピックが紹介される5分以上前にはxnfri(ゼンフ)選手がチェンバーを選んでいる様子が直接見えていましたし、会場のモニタでゲームの状況を認識する前に、ノーセプの選手が叫んでるのが聞こえてくることがあったりしたんですよね。(釈迦さんいわく、モニタは1秒遅れているらしいです)

会場で何か気になる音があったとすれば、お客さんが持ち込んだ携帯扇風機の音くらいでしょうか。笑

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実際に行ってみるとやはり、ウォチパや本配信で見るのとはまったくの別物だと感じます。
スポーツ観戦もそうですが、キャスターやウォチパのホストなどによって試合がわかりやすいのがオンライン配信、その場の雰囲気を楽しむのがオフラインイベントって感じがしますね。

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試合結果は1-3(アイスボックス11-13/ヘイヴン13-4/フラクチャー4-13/アセント7-13)でNORTHEPTIONがZETA DIVISIONを下し初優勝!
前日のアッパー決勝のリベンジを果たして、ノーセプが初めての国際大会への切符をつかみました。

これまで決勝はいつもZETAとCR(クレイジーラクーン)という組み合わせの2強だったようですが、この新しい時代の幕が開けた瞬間に立ち会えて面白かったです。

プレーオフからウォチパを通じてちょくちょく見ていたのでノーセプの強さは感じていましたが、個人的には特にムードメーカーなDerialy(デリアリー)選手の牽引力と、Meteor(メテオ)選手の破壊的な強さが印象的でした。
終盤、ノーセプの選手たちの声の出方や表情などがレイキャビクで躍進したZETAの様子と似ていて、勝つチームのメンタルが垣間見えた気がします。

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300レベルが関係者席で、釈迦さん、k4senさん、Jasperくん、恭ちゃん、するがモンキーさん、ろびんびんさん、Clutchくん、Fiskerくんなどがいることに気づいたのですが、中でもギアさんがあまりに大きくて思わずガン見してしまいましたw

写真左側にいらっしゃったのは声優さんたちだったんだと後から気がつきました。
ちょうどこの集合写真を撮るための待機中だったと思われる御一行とすれ違ったのですが、ちょっと存じ上げませんでした。

心地よいスポーツマンシップ

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オンラインゲームの世界って一部マナーが悪かったり、価値観の押しつけが発生したりする場面も見られますが、それでも個人的には声かけの文化、そしてeスポーツ界隈の元プロや中の方々、現トッププレーヤーたちの意識や姿勢など健全でいいなぁと感じることが多々あります。

たとえば試合のあと勝っても負けても「GG(Good Game)」と称え合ったり、上手くはいかなかったけど挑戦したことに対して「NT(Nice Try)」と健闘を称えたりする文化ってとてもいいなといつも思います。
以前私はサッカーの試合をよく見に行っていたのですが、特に優勝がかかっているような大事な時期の試合では負けるとブーイングだし、バスは囲まれるし、帰り道はグチだし、「相手がうまかった」という話が出る時は自虐の意味が含まれていたし、「よく頑張ったよね」「うちも強かったけど相手の方がもっと強かった」なんて話は出ていなかったと感じていました。
表彰台で選手がふてくされて銀メダルを外すこととかもありましたしね。

だからこそ、悔しい気持ちがあってもお互いへのリスペクトを忘れない「GG(ジージー)」「NT(ナイトラ)」という声かけ文化って本当に素晴らしいなって感じます。

ほかにも自分がミスしたときに「今のはマイバッドだった」と自分のミスを認める発言が見られるのもまた、すごいなって思います。
「My Bad(マイバッド)」って言葉が浸透しているのに驚いたし、自分のミスを棚に上げて誰かのせいにする場面なんてよく起こりえる中で、なんて誠実なんでしょう。

そしてVALORANTは特にですが、チームの垣根を越えて選手同士の仲がよく、悔しさはあっても相手の強さを認め、次へ進んで行くライバルを応援しつつ、自分の中で悔しさを消化して「次こそ勝つ!」と今後の糧にしていく姿があちこちで見られていいですね。

上のLazくんのツイートは、試合の決着がついたのが16:45ごろだったので本当にイベントが終わってすぐのものなのですが、GG精神や相手へのリスペクトがなかったらこのタイミングでこの内容はおそらく書けないと思うんですよね。

トッププレーヤーたちの間で感じるリスペクトというのは、楽しくやっていたゲームが義務と化するプロの練習を通してスキルを磨いてきたからこそ、大会ではあまりに自然にこなすから簡単そうに見えてしまう神プレーの数々も相手の力のすごさを実感をもって理解しているし、自分より強い相手へ対策を力の限り講じてきたからこそ、そんな数々の対策に抗って勝ち続ける強さと難しさも知っているから、自然と生まれるのかなと思います。

1人1人の裏には負けた悔しさやスランプなどがそれぞれがあって、そのうえでチームや日本人選手全体にとって海外の壁や、戦う舞台を維持するために必要なゲームの盛り上がりという共通の目標があるからこその絆や闘志、ライバル意識を至る所で感じます。

実感するゲーム界隈の発展とeスポーツならではの新鮮さ

私はこれまでサッカー、テニス、野球などの試合観戦をしていたことがありますが、eスポーツもそれらのスポーツ観戦と変わらず、「eスポーツ」という名前がつくのも納得だなぁと実感しました。

5人のチームでバレーボールのようなゲーム形式、選手たちの意気込み、スティックバルーンを使った応援、オンライン(配信)・オフライン(会場)観戦、実況解説やウォチパ(副音声のようなものですね)による盛り上げ、どれをとってもこれまで見てきたスポーツたちと大差がありません。

なので個人的には、マイナースポーツが発展していく様子を目の当たりにしているような気分です。

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プロゲーマーを経験してきたストリーマーらは、ただの遊びでしかなかったゲームで地位を築き上げてきましたが、今ある状況が当たり前のものだと思っておらず、そのうえで年々起こる環境の変化を楽しんでいるように感じます。

5月のRAGEイベントで6,000人、今回のVCTで13,000人とゲームのオフラインイベント動員記録を更新していっていますが、先頭だってゲーム界隈を支えている方々が口をそろえて「こんなに人が集まる日が来るなんて…」と感動している姿もまた素敵だなと思いました。
今っていろんなSNSとかの数字主義によって数字の感覚がマヒしていると感じる場面も多いのですが、そんなご時世の中で、RAGEイベントの時にTwitchで88.6万人のフォロワーを持つ釈迦さんが「6,000人ってやべーんだね。6,000人の偉大さを知ったな」と言っていたのは本当に印象的でした。

 

VCT2大会を通して、eスポーツって本当にスポーツ観戦と変わらないんだなぁとたくさん感じてきましたが、中には他のスポーツ(特にメジャーチームスポーツ)とは違う特徴もあると感じていて、その部分で私は新鮮さを感じているのかなと考えています。

 

1つはゲームっておそらく最初に先生がほぼいない状態から始まると思うんですね。
というのもこの先はわかりませんが、少なくとも今はまだ、10代の選手ですら基本的には幼少時にゲーム教室なんてのはなくて、親に怒られたり理解されなかったりとかもありつつ、純粋にゲームを楽しんできたような時代があったと思うんです。
もしかしたら親のプレーを見て育ったとかはあるかもしれませんけどね、親が子にゲームを教えるなんてのはまぁ稀な環境じゃないかと想像します。

多くは元々ゲームが好きだから勝つために打ち込んで、自力での試行錯誤を経て、強くなった人がプロを目指すようになっているから、自分やゲームと向き合った人が多くて自立心が高く、自分の得意不得意や相性を理解していて、強くなるために新しい戦術(メタ)でも何でも柔軟に取り入れる余地が多いって感じがします。

スポーツだとだいたい教える人がいて、こういうものって先入観だったり、監督などの指示に従う側面って結構あると思うんですよね。
もちろんeスポーツもコーチがいて、分析や戦術面など支えたりはあるのですが、選手1人1人が自分で築き上げてきた土台があるので、配信とか見ていても1人1人のゲームに対する理解度、盤面の状況把握や対応力、報告の精度といったスキル以外の個の能力の高さを感じる場面は多いと感じます。
そしてその1人1人の濃厚な個たちがチームを組んで相乗効果を生み出そうと努力しているわけで、年上相手でも勝つために言うことは言うし、歯車をうまく合わせるために柔軟で自由度が高く、かみ合った時の強烈さがとんでもないパワーを生み出すという印象があります。

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新しい戦術(メタ)については、ゲーム特有の「仕様の変化」という部分も大きいと思います。
スポーツでも用具の進化でメタが変わったりしますが、ゲームだとキャラクターが強化、もしくは弱体化されたり、新しいマップやキャラクターが増えたりなど、もっと大幅にゲームが変わることが多々あるんですよね。

なのでチームが研究される以外に、その仕様の変化によってもチームの完成度がいったんリセットされるのもあって、今回の各地のVCT Challengersでも、前回国際大会に出場したチームがZETAを含めてあちこちで敗退が決まったりしています。
そういった環境の大変化にも対応していくチームの進化というのは本当に面白いものがあります。

 

もう1つ、スポーツとの大きな違いは、そんな現役や元プロの方々が連日ライブ配信などでファンたちと交流しているという距離の近さかなって思います。
スポーツだと、あの場面はどういう狙いでそうなったのかといったことが明らかになるのは稀ですし、話が出ても後日談なことも多いです。
視聴者全員に理解してもらうのは難しくても、意図を説明したり、プレーや勝つことのすごさを伝えたり、選手たちへのリスペクトがない発言に対して釘を刺したりといった示唆や、ゲームのプレー量やルールの中で勝利を目指す姿を垣間見ているので、そういった姿勢はファンにも影響を与えていくものではないかなって思っちゃいます。
私は気づけばこの半年くらいは釈迦さんの配信をほぼ毎日のように見ているのですが、ながら見とかであっても釈迦さんの精神性などってたくさん入ってくるように感じるんですよね。

先日はRustで見た鳩行為について書いたりもしましたが、その後の配信で釈迦さんが、「ネタバレのコメントを見てしまった時は、得た情報を除外してどうするかを考えるようにしている」というような話を聞きました。
ゲーム配信イベントなどで第三者によって意図しない不正行為が発生した場合でも、その勝ち筋はなかったものとして公平性を保ちながら別の勝ち筋を見いだしていくという、誰かに言われたわけでもなくスポーツマンシップに則って動く場面はよく見かけます。

多分どれもゲームが好きで心置きなく楽しむためにやっていることで、ルールの中で最大限の勝つ努力をしている姿を見るのがいつも楽しいです。

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今後も楽しみ

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7月10日からは、今大会の優勝で日本代表としてノーセプも出場するVCT Mastersがデンマークコペンハーゲンで開かれます。
前回の「ZETAWIN」に引き続き、今回もNthWINとしてノーセプを応援しつつ、世界の強さを楽しんでいきたいと思っています。

ciel-myworld.hatenablog.com

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さらには9月2日からトルコのイスタンブールでVCT Championsの開催も決まっています。
こちらは世界上位16チームの中から世界王者を決める大会で、これまでの大会で溜めてきたサーキットポイントも関係してくるので、現在日本ではイチ抜けているZETAや今度のMastersでどうなっていくのかが楽しみです。

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最後にバンバンスティック全体像を。

会場地図


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