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【米オーディション番組 The Voice Season18】参加者同士が対決する「Battles」のパフォーマンスがハイレベルすぎる件。


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海外のオーディション番組が好き。しえるです。

 

特に最近は審査方式や審査対象が工夫されていて、より面白さがアップしているように感じます。

 

今、私がハマっている番組の1つがWOWOWで放送されている「THE VOICE 18 最強の歌声は誰だ」です。

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現在は第1ラウンドのブラインドオーディションが終わり、次の「Battles」のラウンドに進んでいるのですが、これがまた迫力たっぷりの歌唱対決となっていて、より一層ハマっています。

 

また、WOWOW30周年を機にWOWOWオンデマンドが生まれ変わり、テレビ所持の有無にこだわらず、配信だけでも楽しめるようになりました。

YouTubeのやAmazonプライムビデオに慣れてしまって、WOWOWオンデマンドの操作感にはまだ不慣れですが、昨年購入したFire tv stickを使って気軽に振り返られるようになって重宝しています。

※本記事はネタバレを含みます。

【米オーディション番組 The Voice Season18】参加者同士が対決する「Battles」のパフォーマンスがハイレベルすぎる件。

第2ラウンド「Battles」

「Battles」の流れ

第1ラウンドのブラインドオーディションでは、ケリー・クラークソン、ニック・ジョナス(ジョナスブラザーズ)、ジョン・レジェンド、ブレイク・シェルトンという4人の審査員兼コーチが、定員10名の自身のチームに入れるメンバーを選びました。

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第2ラウンドのルールは、各チームから2人ずつコンビが組まれ、1つの課題曲を一緒に歌い、より良いパフォーマンスをした方が選ばれるという、チーム内競争の形。

 

そして敗者の救済措置として存在するのが「Save(セーブ)」と「Steal(スティール)」という2つのシステム。

 

セーブはチーム内の1人だけ敗者を、セーブされた者同士でのノックアウト戦に進出させることができます。

もう一方のスティールは、他のチームの選ばれなかった人を1人、自分のチームに引き込むことができます。

 

挑戦者たちは与えられた課題曲を、コーチとアドバイザーの指導を受けながら1週間練習し、リハーサルを経て、4人の審査員の前で披露します。

アドバイザーには、エラ・メイ、ビービー・レクサ、デュア・リパ、ジョナスブラザーズの兄2人といったトップアーティストたちが揃い、挑戦者には直前まで誰か伏せられているので、会った瞬間の皆のテンションにほっこりします。

 

時には「自分にこの曲?」と当人が困惑するような意外な選曲もありますが、コーチには完成形が脳内でできあがっているのでしょう。

プロデューサーの言うことを信じ、助言を体現し、課題曲を自分のものにして、本番で実力以上のものを出すことが求められます。 

オーディションを勝ち残るいうこと

こういったオーディションでまず試されるのが、本番で実力を100%以上出すことができるか。

実力を持った猛者たちの中では皆が完璧なパフォーマンスをしてくるので、ほんの少しのミスでも評価が下がってしまいます。

審査員にとってはある意味選びやすい状態ですね。

 

そして両者がすべてを出し切るパフォーマンスをできた時は選ぶのが非常に難しいものとなり、勝敗の分かれ目は本当に些細なものに左右されていきます。

それは歌の正確性や技術力であったり、ファイナルステージに向けての将来性だったり、より歌を自分のものにできたかであったり、成長の幅を見せる速度や伸びしろであったり…。

 

この対決を見ていると、選ばれなかったから才能がないなんてことは全然なくて、皆が素晴らしい個性を持っていて、その魅力に優劣はなく、ただこういう場では、より好みと思う人が多そうな方が選ばれていくだけなんだと思いました。

 

お互いが素晴らしい才能を持っていることは疑いようがなく、参加者や審査員同士でリスペクトし合う関係が築かれているのが心地よいです。

見どころたっぷりのBattles動画

審査員との間に生まれる絆や、参加者同士の中でも育まれる関係性がまたドラマチックになります。

自分ならどっちを選ぶかなと思いながら見るのも楽しいですし、応援していた人がセーブやスティールされると「ですよね!」ってこちらまで嬉しくなります。

どの対決も素晴らしいのですが、中でもぜひ見ていただきたいオススメバトル動画を紹介します。

「美しい」という言葉がふさわしい実力者2人の心にしみる歌声


Joanna Serenko vs. Roderick Chambers - Billie Eilish's "when the party's over" - Voice Battles 2020

オーディションでは、審査員4人が回る「4チェア」を達成したジョアナに対し、ロデリックに回ったのはニックだけでした。

 

ミュージカル経験を活かしたステージング含めてジョナスブラザーズがプロデュースした、2人の歌うビリー・アイリッシュの「when the party's over」の美しさにゾクゾクしました。

「Beautiful!Awesome!(美しい!素晴らしい!)」「Wow, 1st time coach!?(新米コーチやるわね)」と絶賛されるのも納得しかなくて、ともに最高の歌を披露した2人でしたが、私の中でも結果と同じ人を選んでいたので「ニックー!!」となりました。

自信が引き出す魅力とは


Anaya Cheyenne vs. Chelle - Martin Garrix and Dua Lipa's "Scared to Be Lonely" - Voice Battles 2020

この対決は自分の実力を出せたかどうかが明らかに出たものになっていました。

弱冠16歳のアナヤのパフォーマンスは、12歳で家を出て芸能スクールに通い、努力を重ねて得たテクニックと裏打ちされた自信が十二分に発揮されていました。

終盤のアナヤのヘッドボイス(裏声)とかすごすぎて唖然としちゃいます…。

 

自信を持って歌う側も不安がないわけではないでしょうし、もちろん緊張もしているでしょう。

それでも自分を信じ抜くことによって、力を引き出し、本物の自信に繋がっていきます。

 

自信を持てない、つまり自分を信じられないと不安が生まれ、失敗が気になってしまい、雪だるま式に力が削られていってしまいますし、この部分は特に本人が克服する以外ありません。

審査員らが皆、自身も歌手であり参加者の実力もわかっているからこそ、シェルも実力を持っていることを強調し、あくまでこのステージの結果として場を支配した者が勝つということを伝える様子が印象的でした。

美しすぎる高音のハーモニー


Allegra Miles vs. Michael Williams - Whitney Houston's "How Will I Know" - The Voice Battles 2020

アレグラとマイケルは2人の高音が織り成すハーモニーが大変美しく、まるで最初からデュオを組んでいたかのような息の合いっぷりでした。

他の挑戦者たちを見ていると、その感覚はより一層強まります。

このままホールニューワールドとかでも歌い続けていてほしいです。笑

終盤のハイトーンボイス対決に驚くケリーの表情も見どころ!

 

2人の交わす視線だとか、歌い終わった後の抱擁、そしてこのバトルでは「セーブ」が使われるのですが、勝者も自分のことのように喜ぶ姿に絆を感じます。

ブレイクも思わず「Like a duet(デュエットのようだ)」と評してしまうほどでした。

 

歌う「How Will I Know」は本家のホイットニーヒューストン版ではなく、サム・スミスのカバー版をチョイスするなど、またもニックのプロデュース手腕で魅力を引き出してくれますね。

低音が得意な女性ボーカリストvs.高音が得意な男性ボーカリスト


Joei Fulco vs. Todd Michael Hall - Tina Turner's "The Best" - The Voice Battles 2020

こちらはカッコイイハスキーボイスのジョーイと、美しく伸びるハイトーンボイスのトッドの相反する特長を持つ歌声の圧巻の対決が見どころ。

歌うのはティナ・ターナーの「Best」で、2人の魅力がふんだんに引き出されています。

冒頭からもうすごいとしか言いようがないし、ワクワクしかありません。

声の響きが素晴らしい2人の息の合ったパフォーマンス


Gigi Hess vs. Micah Iverson - Lewis Capaldi's "Someone You Loved" - The Voice Battles 2020

ジジとマイカも息の合ったパフォーマンスを見せた1組で、胸を打たれます。

手を握り合って結果を待つ姿にはきゅんとしてしまいました。

 

ジジは痩せた今も、昔体重が136kgだったことにコンプレックスを感じており、乗り越えるには形だけじゃなく精神的なものも必要で、時間がかかるのだと改めて感じました。

男女のセクシーな歌声が見事で心地よく浸れます


CammWess vs. Mandi Castillo - Shawn Mendes and Camila Cabello's "Señorita" - The Voice Battles 2020

マンディとキャムウェスの対決もハイレベルなもの。

初対面で歌うには情熱的すぎて、初めての合わせでは硬かった「Senorita」をセクシーに歌い上げていて、めちゃくちゃカッコよかったです。

声を上下させる動きがとにかく滑らかでキレイ!

 

キャムウェスは、憧れのジョンから自分の歌声に似ていると言ってもらえるなんて幸せですね!

ジョン・レジェンド好きの私にとっては、キャムウェスの歌声ももれなく大好きでオーディションの時から注目株でした。

この対決の結末にもテンションが上がりました。

王道ロックで男同士の熱いソウルフル対決


Darious Lyles vs. Nelson Cade III - The Classic "Come Together" - The Voice Battles 2020

ソウルフルで優しく透き通った歌声を持つダリウスと、セクシーなかすれ声でのがなりがロックで4チェアのネルソン、チーム・レジェンドの中でも屈指の存在同士の対決。

ビートルズの「Come Together」というシンプルなクラシックUKロックを、確かな実力を持つ2人がカッコよく決め切ってみせます。

特に冒頭の歌いだしと、回転しながら歌っているところがたまりません。

 

本当はトネイシャvs.ジェイコブやリーヴァイvs.ジャマールなど、他にも好きなバトルがあるのですが、キリがなくなってしまうのでここら辺に留めておきます。。。 

第1ラウンドで印象に残った参加者

【必聴】音楽に愛された天使の歌声:サンダーストーム


All Chairs Turn as Thunderstorm Artis Sings "Blackbird" - The Voice Blind Auditions 2020

滅多に使わない「必聴」という言葉を使わずにはいられないほど、彼の歌声は特にぜひ1度聴いていただきたい。

 

歌っているビートルズの「Blackbird」は、海外ドラマ『Glee』でカートが歌っていたのを聴いて好きになった曲。

カートの透き通った歌声も繊細でたまらなく好きだったのですが、こちらはもはや別格でした。

 

声もギターも優しさに溢れ、すべて包んでくれる平和の象徴のような歌声に心が洗われます。

第一声…なんならギターの1音目から泣きそうになりました。

というか涙なしには聴けないですし、これはもう、4チェア以外ありえません。笑

「Amazing」という言葉はこのためにある言葉ですね。

モニタ越しでこの感動、生で聴いたらどうなってしまうんでしょう…。

 

サンダーストームは、マイケル・ジャクソンとスタジオに入ったこともあるミュージシャンの父とシンガーの母のもとに生まれ、10人もの兄弟と音楽に囲まれてハワイで育ちました。

13歳の時に父が亡くなってしまい、歌うことで感情をさらけ出し、その後、兄とデュオを組んで世界中を回ったそうです。

「神の声を持つ子」になるよう願ってつけられたサンダーストームの名にふさわしい歌声で、多くの種類の楽器もこなし、音楽に愛された存在のようです。

兄弟含めて素晴らしい!

応援せずにはいられない千葉出身「心は日本人」:マイカ


Alt Rock Singer Micah Iverson Performs Kodaline's "All I Want" - The Voice Blind Auditions 2020

「こんにちは、私の名前はマイカです。日本に住んでいました」といきなり聞こえてきた日本語のあいさつに、え!?となりました。

8人兄弟のマイカは千葉で生まれ育ち、日本語や日本舞踊を学んでいたのだそうです。

(審査員にはわかりやすくTokyoと言っていました。笑)

 

18歳でアメリカの大学にわたって感じた音楽の知識の遅れを取り戻すため、自身の音楽を追求。

世界的な大企業で投資アナリストをしていたが、音楽の道に進むために辞めて挑んでいるのだそうです。

「心は日本人」というマイカに親近感が湧くし、審査通過してくるっと回って喜ぶ姿や笑顔が可愛いところも好きです。笑

 

またマイカの声には、ショーン・メンデスのような、いくらでも聴いていられるような透き通った魅力的なトーンがあります。

イカの背景だけでなく、心地よい歌声も合わさって、純粋に応援したくなります。

パワフルなハスキーボイス:ジョーイ


Joei Fulco's Timeless Voice Sings Cher's "Gypsys, Tramps & Thieves" - The Voice Blind Auditions 2020

自分の良さをよく理解しており、力強いハスキーボイスのカントリーロックがカッコよすぎて見惚れてしまいました。

プライベートでは総合格闘技もたしなむ、パワフルな女性です。

原曲を知らなかったけど、すぐにDLしに行ってしまいました。

 

ブロックや容姿とのギャップに驚くケリーには笑ってしまいました。笑

コンプレックスを乗り越えた優美さ:セドリス


Cedrice Completes Team Legend, Singing the Peggy Lee Tune "Fever" - The Voice Blind Auditions 2020

セドリスは10歳で円型脱毛症を発症し、いじめを受けてしまったりして、ずっと自信が持てずにふさぎ込んできたのだそうです。

しかし何人かのミュージシャンとの出会いで音楽の世界に入り、外見関係なく受け入れてもらえたことで自分を取り戻し、乗り越えていけたようです。

 

ジョン・レジェンドの残りの1枠が選ばれるのを待つ状態だったので、ブラインドオーディションにもかかわらず、他の3人の審査員は思わずパフォーマンスを覗き込んでしまっています。笑

覗き込んだ先には、気品漂う優美さやオリジナリティが際立ち、抜群の存在感を醸し出すスキンヘッドの女性が現れるものですから、ケリーが「Goddess!(女神!)」と思わず叫んでしまうのも納得ですね。

 

ジャジーに、そして妖しくセクシーに、堂々と歌い上げる姿がカッコよく、ブラインドオーディションにトリをしめるのにふさわしいパフォーマンスでした。

初回放送は毎週水曜20:30~

私が今見ているこの「THE VOICE 18 最強の歌声は誰だ」は、WOWOWプライムで毎週水曜の夜8時半から放送されています。

WOWOWオンデマンドでも、過去放送分を含めて配信されています。

(※第1回のオンデマンド配信は2021年1月24日まで)

 

YouTubeでもThe Voiceのチャンネルがあり、これまでのパフォーマンスを見ることができます。

余談:私の思う海外オーディション番組の魅力

Win-Win-Winの関係

ひとえに歌と言っても歌唱力、正確性、感情表現、演者の個性、曲自身の魅力と相性、アレンジ力、判断力、ステージング、カリスマ性、お客さんを惹きこむ力といろんな要素が詰まって成り立っており、魅力ある存在になるためには、どれだけ多くのものを掛け合わせていけるかだと思います。

 

オーディションの参加者は歌が上手いのが当たり前という中で、特にテクニックが秀でていたり、個性やカリスマ性といった光るものが見える者が選ばれていきます。

 

オーディションと言えば、普通はただ審査されるのみで人知れず行われるものです。

会社の面接と一緒ですね。

 

しかし番組として世に流れることで、存在を世に知らしめることができ、選ばれなかった者にもファンが生まれていきます。

 

そして最近のオーディション番組ではファン獲得の機会だけでなく、憧れのアーティストたちに会い、貴重な指導を受ける経験が得られます。

私はこの点に魅力と価値を感じます。

 

番組の目的である「将来有望な歌手の発掘」

挑戦者の「認知度アップ」と「一流から受ける指導」「賞金・レコーディング契約」

審査員の「音楽の総合力の高さを見せる機会」「人柄を知ってもらう機会」「優勝者を生み出したプロデュース実績」

番組に関わる皆にメリットがあり、それを世界中の視聴者が楽しむことができます。

日本のオーディション番組は審査ばかりで育成面が少ない 

ここが日本のオーディション番組にはない部分で、J-POPのアーティストが指導するなんて場面はほとんど見かけません。

ただ審査する番組はあるけど、「すごいね!」で終わりであり、ぶっちゃけ審査員が誰でも変わりません。

 

私が日本でこういった形で育成したという点でパッと思いつくのは、モーニング娘。たちを育てたつんく♂さんくらいでしょうか。

今ではモーニング娘。は、実力派アイドルとして注目される存在となっています。

親しいアーティスト同士でのプロデュースの関係や、演歌歌手の弟子のようなものはありますが、表立って見る機会はない気がします。

K-POPの台頭・J-POPの衰退 

NiziUのオーディションは、少女たちが指導を受けて努力する姿が共感を呼んで応援され、一大ムーブメントとなっていましたが、プロデュースしたJYパークは韓国人です。

韓国はこのトータルマネジメントをすることによって総合力を底上げし、今では日本と逆転してK-POPの市場が世界にシェアされていっています。

 

楽器の演奏者やエンジニアなどといった点では、グラミー賞を始めとした世界的な賞を受賞している方々もいますし、正直、J-POPの作曲など創造力のレベルも高いと思います。

 

しかし、歌唱力含めた総合力で言うと次元が全然違うと思います。

先日紹介した作曲家のオーディション番組「SONGLAND」を見ていて強く感じたのですが、「アメリカで作曲家を目指す人は、J-POPの歌手より歌が上手い」というのが正直な感想でした。

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J-POPのMVはとてもカッコイイですが、ライブ映像を見て音源を超えてくることは少ないですし、素人の私が聴いても音程がよく外れています。

 

海外で評価されているONE OK ROCK宇多田ヒカルなどといったアーティストたちはデビューから10年、20年と経っており、個人として海外進出して活躍するアーティストはいると思いますが、最近海外で話題になったと聞くのは70~80年代のシティポップか、アニソンくらいです。

米オーディションを見て感じる目的地(ゴール)の違い 

私は音楽の知識や技術はないですが(あったら仕事にしてます…)、17年の間でプロアマ・国内外問わず、数百本の様々なライブに通い、生の音楽にはそれなりに多く触れてきました。

 

その中で良いと思ったものは、「上手な歌」<「心に響く歌」<「上手くて心に響く歌」と分かれることに気がつきました。

そして「上手な歌」か「心に響く歌」は多いと思いますが、「上手くて心に響く歌」と感じる機会は本当に少ないです。

そういう意味であれば、音楽ライブよりミュージカル舞台の方が聴けるかもしれませんね。

舞台の経験値は数えるほどしかないので、想像ですが…。

 

総合力ではるか先を進むアメリカのオーディション番組で目指しているのは「上手くて多くの人の心に響く歌」だと思います。

 

コーチやアドバイザーで出てくる歌手は皆、自分で歌い、自分で曲も書く人たちであり、すでにセールス実績を持っていて、耳の聴き分けもよければ、声の出し方も心得ていて、その人に合った魅せ方というものを熟知しています。

最前線で活躍するアーティストはやはり総合力が高く、経験からの的確なアドバイスと、結果の伴った引き出しをもって、挑戦者の魅力をより一層磨き上げていきます。

 

そして視聴者もその様子を目撃することによって、聴く力がアップしている気がします。

イスが回転したことで驚いた一瞬の反応とか、ジョン・レジェンドが指摘しなかったらまず気にしないですからね。笑

これからのJ-POP新時代に期待

長々と色々書いてきましたが、要するに言いたいのは、日本でもこういうのが見られたらなぁ…ということです。

 

関ジャム 完全燃SHOW」は好きな音楽番組ですが、どちらかと言えば音楽のプロから見たテクニック寄りの話が中心です。

この歌手のココがすごいんだよって教えてくれても、こうしたらもっと良くなるなんて話はまぁ出てきません。

もちろん「関ジャム 完全燃SHOW」が素晴らしい番組であることには変わりがなく、この番組のお陰で普段、一般視聴者からは見えないアーティストたちのこだわり、想い、裏方で支える人の存在やどんな仕事なのかなどを知ることができ、他のテレビ後ろで伴奏しているのに気がついたりして、視野が広がっていきます。

この功績はとても大きなものですし、その影響で私自身も音楽の楽しみ方が広がりました。

note.tsunku.net

そんな中でつんく♂さんがJ-POPの新時代についての夢を話すnoteがありました。

 

J-POPの現状について、つんく♂さんが言うには、2000年代から出始めたYouTubeSNS、サブスクの波に乗れなかったことが大きく、人材育成を含めて日本の音楽水準を上げ、マーケットを整え、ビジネスとして軌道に乗せるのに最低でも5年以上かかると見ています。

そしてその5年を支えるのには原資が必要であり、「これからのご時世、商品を買う時代ではなく、商品を作ってシェアする時代」とし、若手を育て、シェアしていくインフラを作りたいと考えていらっしゃるようです。

 

実際、Twitterのフォロワーが1億人・YouTubeチャンネル登録者数6,000万人を超える、世界でも有数のアーティストであるジャスティン・ビーバーが見出されたきっかけはYouTubeでしたし、そのジャスティンに取り上げられて全世界に知られたピコ太郎もSNSによってでした。

国内の人気な音楽を見ても、この数年で名をはせたアーティストの多くはネット発信出身ですよね。

 

音楽業界に関係のないただの音楽好きとしては、たとえまったく役に立たないかもしれなくても、これからもこのブログで素晴らしい音楽について触れていきたいなと思いました。

 

あと個人的には世界進出を狙うレペゼン地球改め、CandyFoxxの動向は注目です。


1st Single【GOSHI GOSHI】

すでに「GOSHI GOSHI」の視聴回数は1,500万回を超えていますね。

これだけの速度で、国内で知名度を上げてから、存在を一から作り直して、SNSも海外用アカウントと日本用アカウントの2種類を用意しているような、世界をターゲットに突き抜けた動きをとる人を他に見た記憶がないですし、やっぱりDJ社長は戦略家だなぁと思います。

ぜひ今度はドームを埋めてみせてほしいですね。

 


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