今年読んだ中で指折りのお気に入り。しえるです。
表情豊かなかわいいコアラの兄弟に心をつかまれ、ほっこりなごんでしまった大好きな漫画(全3巻)を紹介します。
ちなみに日常系漫画が苦手だったり、現実的なツッコミを冷静に入れてしまう方にはオススメできません。笑
【癒し】日本にやってきたコアラ兄弟のまったり日常系漫画『上京コアラ』でほっこりあったかい気持ちに。
ストーリー
コアラが主役のお上りさんコメディー!
自然がいっぱいのオーストラリアの田舎で育った
「コアラの兄弟」がやってきたのは、
多くのひとびとが暮らす都市・東京。家族とはなれ、
慣れない街で新生活をスタートした
コアラのノアとルーカス。そんな2匹のはじめてだらけの毎日。
この漫画はオーストラリアからはるばる日本にやってきたコアラの兄弟、素直で優しいお兄ちゃんのノアと、幼くて喋らないながらも我が道を行く弟のルーカスの2匹が、さまざまな人たちと出会いながら東京で暮らしていく姿が描かれています。
コアラ目線で日常の当たり前を
ノア「りれきしょってなんですか?」
店長「君の今までの経歴が書かれた紙だよ。それがないと君がどんな人物か分からないだろ?」
ノア「あっ、だったら大丈夫ですよ!今ここで質問してくれればいいんです。だってボクは今ここにいますから!」
あまりにも自然に日本人たちの中に溶け込んでいるオーストラリアのコアラ兄弟たちですが、ちょっとした瞬間にコアラな言動が見られます。木にくっついていたりとか。笑
そんな中で、人間社会で当たり前とされているものや敬遠されがちなものに対するコアラのノアのふとした一言にハッとさせられることも。
やさしい気持ちに
名人「ダメよ、むやみにお客さんに話しかけちゃ!」
ノア「ごめんなさい…」
ノアはバイト先でもついお客さん相手に雑談を始めちゃうくらい、人見知りとは無縁なコアラ。
ノア「こんにちはー。」
客A「あら、ノア君!今日はレジ担当なの?」
ノア「はい!そうなんです。」
客B「ノアちゃん、今日はレジ担当らしいわよ。」
客C「あら、そうなの!?」
客D「あいつひとりでやれんのか?」
いつの間にかいろんなお客さんに親しまれ、名前を呼ぶ仲になっていたりと打ち解けて、溶け込んでいます。
ノア「ヒデキチさんは、ちょっと声の大きい元気なおじいさんです!!」
それはコアラだからなだけではなく、ふとした優しさだったり、相手を1人1人見ているノアだからこその人徳…ならぬコアラ徳だなぁと感じます。
つい枠や肩書きでまとめて見てしまうことも多く起こりがちな中で、目立たない所に目を向けることってなかなか難しいことだと思いますし、目を向けていたとしても1人1人名前を覚えて接するまではいけないと感じるのですごいことだよなぁと思います。
ノア「…あれ?ボク、どうしたらいいんですか?」
そして、コアラだから温かい目で見ていられるとかでなく、対人間であっても同じような優しい気持ちでいられるようになれたらと思いますね。
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