Paris Saint-Germain JAPAN TOUR 2022
パリ・サン=ジェルマン 2-1 川崎フロンターレ@国立競技場
2022年7月20日(水) OPEN 16:30 / START 19:30
▼得点
32' メッシ、58' カリムエンド、84' 山村和也
【PSG JAPAN TOUR 2022】パリ・サンジェルマン×川崎フロンターレを見に初めての新国立競技場観戦に行ってきた感想。
フランスのサッカーチームのパリ・サンジェルマンが来日し、川崎フロンターレ、浦和レッズ、ガンバ大阪と試合をしてまわる「パリ・サン=ジェルマン ジャパンツアー2022」の1試合目・川崎フロンターレ戦を見に、新しくなった国立競技場に行ってきました。
旧国立競技場と変わったと感じる点、新国立競技場の良いと思った所・悪いと思った所などについても触れています。
外苑門から千駄ヶ谷門へ
こちらは外苑門。
旧国立競技場はサッカーやライブでたくさんお世話になった思い出の地であり、新国立になってからも外苑門周辺はふら~っと散策しに来たことはあるのですが、中に入るのは今回が初めてです。
外苑門側のグッズストアは終わりが見えない長蛇の列ができていました。
千駄ヶ谷門側のストアの何倍もいてなかなかエグそうでした。
当日になって試合情報をチェックしてもスタジアムグルメの案内がなかったのですが、定番ものがいろいろ出店されていました。
今回私たちは、コロナがまた感染拡大しているのでスタジアムでは食べないようにしようという話になって、事前にごはんは済ませてきたのですが、スタグルもまた行列ができているのを見て、食べてきてよかった~って改めて思いましたw
イベントが終わったあとなのか、ただボードだけが置かれていたイケメンダンク。
フロンターレのボードが手作り感満載でほほえましいですw
入場ゲートの様子
これが噂の、何百万だの何千万円だののVIP席用ゲートですか…。
昔の国立と比べてゲート前が開放的でわかりやすくていいですね。
隣の東京体育館やゴルフ場などの建物がよく見えるから、自分が今どこら辺にいるのかが把握しやすくなったと感じます。
たしか旧国立は今のようにぐるっと一周できなかったと思いますし、もっと木々がもさっとして隣の建物が見えにくかったと記憶しています。
外観だけ見るとスタジアムって感じがしないですね。
チケット確認と軽い荷物検査を経て入場。(検温は記憶がないので多分してないと思います)
私はQRチケットで行ったんですけど、意外と紙チケットを持っている人も多くて驚きました。
記念に取っておきたいのかな?
帰りはどの駅がどの方向か案内されているのもいいですね。
スタジアムって土地勘がない所だと、どっちに行けばいいかわからなくて困ることもあるので…。
逆に何ゲートが何門なのかっていう案内がないのは、すごくわかりにくいと感じました。
ラルクの国立ライブチケには「青山門」などと書かれていたし、ナビスコ杯(現ルヴァン杯)決勝などではどっちのクラブが何門サイドかという案内があったと記憶しているのですが、今回の座席マップなどには「北側」「南側」としか書かれていなくて、国立競技場公演のチケット案内の中にどこの門かの表記が見当たらなかったのは、個人的に初めてだった気がします。(もしかしたらあったのかもしれないけど、困らなかった記憶のほうが大きいです)
当日の現地案内もこの程度なので、門の案内は本当におまけなんだなと感じました。
今回は公式サイトの座席案内 *1でブロック検索をしてから向かいましたが、私は席がランダムに割り振られた場合、どんな位置なのかは当日行ってのお楽しみにするタイプで「何門に行けばいいか」が重要なので、そんな私にとっては特に不親切だと感じます。
そもそも国立に見に行く場合、どの駅に行くかが変わってくる話ですから「まずは門に向かって、入場ゲートを目指す」という基本は変わらないはずだと思うんですけどね…。
「Nゲート」「Sゲート」のようにゲート名が方角のイニシャルだったらまだしもなんですけど、会場地図を見ないとわからない「Aゲート(千駄ヶ谷門)」「Cゲート(中央門)」「Eゲート(外苑門)」「Gゲート(青山門)」は併記してほしいと思ってしまうのですが、できないものなのでしょうか?
上の階層へはエスカレーター移動で楽ちん、しかもちゃんと2列が使われているのいいですね。
埼玉の条例ではエスカレーターが歩行禁止になっているのですが、誰も右側に行けなくて左側だけに偏り、結果として右側を歩く人が現われるという残念な感じになっているので、本来目指しているのはこれだよねってしみじみしてしまいました。
場内コンコース
3層のコンコースはこんな感じで、並んでいるのは飲食店の列です。
トイレは来たときと帰るときの2回寄ったのですが、どちらも並ばずに入ることができて快適でした。
一般トイレだけでも全体で「男子小便器761基、男子大便器266基、女子大便器933基」*2あるそうですよ。
昔から「おいしいロケ弁」という話をテレビでよく聞いていた『オーベルジーヌ』が出店していて気になってしまいましたw
川崎フロンターレ×パリ・サンジェルマン
さすがに試合が始まるときのスタジアムの演出はテンションが上がりますね。
そしてオープニングにはMIYAVIくんが来ていてビックリ。
現場では音がこもる感じで、歌声やギターの音などがわかりにくく、原曲は知らないけど後方のリズム隊ともズレているように聞こえました。
ラルクの国立ライブは音響さんの努力のたまものだったんだなぁと改めて感じます。
選手が入場したのち、キングカズによるキックインセレモニーが行われました。
新しい国立は程よい傾斜でとても見やすかったです。
旧国立は上に行くほど怖かったからなぁ…。
ちなみに席はカテゴリー3で、3層スタンド(4階)でした。
鉄骨と木材が組み合わさった屋根にはつい目が行ってしまいますね。
フロンターレのスタメン。わかるのは6割ほどw
(佐々木、車屋、ジェジエウ、レアンドロダミアン、チョンソンリョン
橘田、遠野、チャナティップ、マルシーニョ、家長、登里)
PSGのスタメン。
(ゲイエ、ヌーノ・メンデス、マルキーニョス、セルヒオ・ラモス、ドンナルンマ、キンペンベ
メッシ、ネイマール、ハキミ、ビティニア、エムバペ)
サッカーは私の中でブランクがあって、私が認識していたディ・マリアやチアゴ・シウバ、カバーニなどはすでにいなくなっており、退団や構想外の噂も出ているGKのケイラー・ナバスやラフィーニャはこの試合のメンバーに入っていなかったので、知っている選手は多くはなかったのですが、それでもメッシ・ネイマール・エムバペの3トップは激アツでしたし、セルヒオ・ラモスを初めて見られたのもスペイン代表好きとしては嬉しかったです。
イカルディは長友と同じインテルにいたのでわかったのと、サラビアはレアル・マドリードに在籍していたことから記憶に残っていましたが、あとはもうわかりませんw
相変わらずフロン太は礼儀正しいですね。
私はノーマルな姿しか見ていませんが、トリコロールなカブレラもいたようです。
丸みを帯びた木枠のベンチが特徴的で目を引きました。
オーロラビジョンは俯瞰映像などが常時流れているので、選手名の文字数が多いとスタメン表記がつぶれてしまい、視力はいいほうの私でも、川崎DF#7車屋くん(Kurumaya Shintaro)やDF#2登里くん(Noborizato Kyohei)を読み取るのは困難でしたw
埼スタに親しんできた身としては、最新スタジアムの時計がアナログめなのもちょっと驚きでした。
エムバペがボール持つと何をするのかなとワクワクしましたし、メッシは動きが依然として変わらなくてさすがすぎましたw
ゴールで流れる映像で「GOAL BUT」と書かれているのですが「BUT」って何なんだろう?と気になってしまいました。
「BUT」って言うと「しかし」とか「けれど」のような逆接の意味が思い浮かぶのですが、この場合はjustとか強調のような意味合いなのでしょうか??
試合中、PSGのクリストファー・ガルティエ新監督は終始ライン際にいて、就任したばかりというのもあるかと思いますが、ただの興行ではなく調整のためのスクリムとして臨んでくれているのかなぁという印象を受けて、なんだか嬉しかったです。
改めて見ると監督、テクニカルエリアはみ出まくっていますね。笑
試合は2-1でパリ・サンジェルマンが勝ちました。
完全に「PSGの3トップを新国立で見てみたい」というミーハー心で行きましたが、両チームに見せ場があって、特にダレるようなところもなくあっという間の90分で、サッカーの1試合としても面白くって楽しめました。
決められなかったけど家長くんらしいシュートとかもワクワクしましたね。
入場者数は64,922人で、新国立の最多記録を更新したそうです。
那須川天心くんも見に来ているということで、ハーフタイムに抜かれていましたw
Jリーグ声出し運営で陽性報告の話も上がってきている中で、「大声を出す、指笛は禁止」という案内が出ていたにもかかわらず、あちらこちらから飛び交って聞こえてきていたのは残念でした。
洗っていない手を口に突っ込む指笛とか、感覚があまりにも違いすぎて驚きを隠せませんw
ちなみにほかにも注意書きに「マスク着用」と書いてあったものの、掲載した写真にも写り込むくらいには、会場周辺でしていない方もちらほら見かけました。
そもそも厚生労働省が呼びかけているのは「屋外で2m以上距離が保てて、なおかつ会話がない場合には、熱中症にならないようマスクを外しても大丈夫ですよ」って条件の話なはずなんですけどね…。
自分がかかりたくないから気をつけるだけなので周りは関係ないですが、実際にそういう姿を目にしてみると感覚の差に驚いてはしまいます。
どんなに対策を頑張っていても、かかっちゃうときはかかっちゃうものなのは仕方ないと思いますけど、感染拡大がわかっている中、ノーガードで飛び込むのは冒険がすぎると感じてしまうので、手洗いうがいなどの基本は押さえつつ、スローペースで過ごしていきたいと思いました。
いくつかすでに入っている予定はあるので、そちらは工夫を考えていきたいところですね。