万博に行く前にいろいろ情報をネットで仕入れてはいましたが、実際に行ってみないと実感できないものもありました。
特に私にとって予習で把握できてなかったのが、ルート取りでした。
目的地に行くためには、どう歩いていけばいいのかがわからないといけませんが、万博会場は地図上ではわかりにくい通れない場所があって、事前知識なしの初見ではどこから向かえばいいかわからず、最初迷ってしまいました。
そこで今回は、万博会場の主なエリアの様子と行き来の仕方についてまとめてみようと思います。
【初見さん向け】理解しておくとはかどる万博会場の主なエリア分けと移動ルート【大阪・関西万博2025】
主なエリアの紹介
公式の地図はこれから紹介するゾーンごとに色で塗り分けられていますが、この色が塗られた部分は通ることができません。
後に紹介する大屋根リングと静けさの森からつながる通路を移動することになります。
E:東ゲートゾーン
お辞儀で迎えてくれるミャクミャクがいるのが東ゲート。
Osaka Metro中央線の夢洲駅から向かう方が中心のゲートになっています。
自転車駐車場と障がい者用駐車場もありますが、こちらは事前予約制となります。
像のそばにもコミャクアート。
コミャクのフォトスポットもあちこちにありました。
会場内あちこちにあるコミャクアートがかわいい。
東ゲートから入って目を引いたのは名和晃平さんのシカ(Snow-Deer)。
その隣には案内所があります。
左手にはオフィシャルストア。
東ゲートから大屋根リングの外側東部にあるのが東ゲートゾーンで、大阪ヘルスケアや関西パビリオンなど民間・自治体のパビリオンが並んでいます。
アイルーたちが迎えてくれます。
東ゲートからまっすぐ大屋根リングに向かってくぐると、後述するエンパワーリングゾーンに行けます。
W:西ゲートゾーン
立ってポーズを決めてるミャクミャクがいるのが西ゲート。
バスや船で来る方が中心に使うゲートで、バスや船の利用には事前予約が必要なものが多くなっています。
西ゲートから大屋根リングの外側西部にあるのが西ゲートゾーンで、パソナのアトムや、
ガンダムなどの民間パビリオンが並びます。
P:エンパワーリングゾーン
東ゲートから入ってすぐ、大屋根リング内の東部を占めるのがエンパワーリングゾーン。
フランス、アメリカ、フィリピン、マレーシア、アイルランドなどの海外パビリオンがあるエリアです。
アイルランドパビリオンとポルトガルパビリオンの手前に大屋根リングへのエスカレーターがあります。
C:コネクティングゾーン
大屋根リング内北部に広がるのがコネクティングゾーン。
サウジアラビア、タイ、アゼルバイジャン、ドイツなどの海外パビリオンがあります。
S:セービングゾーン
大屋根リング内西側にあるのはセービングゾーン。
ルーマニア、イタリア・バチカン、オランダパビリオンなどの海外パビリオンがあるエリアです。
X:シグネチャーゾーン
大屋根リング内の南部中央にあるのがシグネチャーゾーン。
Signatureなのに案内のマークが「X」なのが直感的でなく、わかりにくかったです。
河瀨直美さんのDialogue Theaterや落合陽一さんのnull²など個人プロデュースのパビリオンが集まってます。
シグネチャーゾーンを抜けた先には「EXPO2025」のフォトスポットや
ウォータープラザがあります。
ちなみにフォトスポットの前には過去の万博の歴史コミャクが並んでいます。
基本の移動ルートは2通り
大屋根リング内のパビリオンエリアは先に書いたとおり、マップ上の色が塗られた部分を行き来できない形になっています。
なので、大屋根リング沿いに歩いたり、リング下をくぐったりするか、中央にある静けさの森を通って行きたいゾーンに向かうというのが主な移動ルートになってきます。
大屋根リング
各ゲート共に、歩いていると巨大な大屋根リングが見えてきます。
近くで見てもやっぱり大きい。
この大屋根リングは、中央のパビリオンエリアをぐるりと囲む形になっています。
大屋根リングの下は歩いて移動したり、ベンチに座れたり、グッズショップや自販機で買ったり、ゴミを捨てたりできるようになっています。
大屋根リング下にはちょくちょく踏切があります。
「なんでこんな所に?」と思ったら、パビリオンに入っていく車両がいる時に遮断機が下りていました。
各ゾーンの境目などに、大屋根リングの上にのぼれるエスカレーターがあります。
私が見ていた限り、どのエスカレーターも東京駅みたいな片側空けはなく、皆マナーよく2列に並んで立ち止まって乗っていました。
大屋根リングの上は遊歩道になっていて、全部歩くと1周約2km。
大屋根リングの上からはパビリオンや人の流れがよく見えて、また一味違っておもしろいです。
大屋根リング上にも自販機や給水機、トイレなどがあります。
大屋根リング上のトイレは個数が少なかったけど、私が利用したときはタイミングがよかったのか、すぐに入れました。
夜になると大屋根リングはライトアップされているので、また存在感があります。
F:静けさの森
大屋根リング内の中央にあるのが静けさの森。
キラキラ✨のような形で各ゾーンに通路がつながっていて、行き来できるようになっています。
この静けさの森が、初見だと特にどこを歩いてるのかわからなくなりやすいと感じました。
設置された案内にも気づかず、「多分こっちだろ」と軽いノリで歩いていたら、思ってたんと違うところに出ちゃった…ということがまぁまぁ起こってました。
よく見ると地面にも案内があるのですが、最初の頃は人波に隠れていて全然気がつけませんでした。
エンパワーリングゾーンのフィリピンやマレーシアパビリオン間を進んで、左手に進むとこの「森のマルシェ」というフードエリアがあり、シグネチャーゾーンやセービングゾーンのある南西方面に向かえます。
シグネチャーゾーンへの行き来は、河瀨直美さんのDialogue Theaterの校舎がいい目印になります。
MANEKI FUTURE STUDIO JAPANやスシロー、らぽっぽ周辺からは北西のコネクティングゾーンやセービングゾーンへ向かえます。
この写真でいうと、左側からコネクティングゾーンのコモンズBやセービングゾーンのコモンズC側に出て、上側に進めば、スシローなどの前を通ってコネクティングゾーンのアゼルバイジャンパビリオン方面に出ます。