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【無知の知】言葉を知るのは面白いと改めて感じた話と使う言葉に価値観が表れると思った話。


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カタカナ語に惑わされる。しえるです。

 

英語を勉強していると、日本語でもカタカナが溢れているおかげで、ある程度基本的な英単語を知っているから、正しい発音を覚えるだけでいい場合がたくさんあります。

だからこそ読み方全然違うじゃんって思うことも多々ありますが…。

 

また、それと同じくらい和製英語になじんでしまって、これ日本だけだったのかと驚くこともいっぱいあります。

無知の知】言葉を知るのは面白いと改めて感じた話と使う言葉に価値観が表れると思った話。

日常に浸透したカタカナ語に惑わされる件

お持ち帰り食品が「テイクアウト」ではなく「Take-away」や「to go」という表現が一般的だということくらいは知識として持っていますが、以下の言葉は最近覚えたものばかり。

 

レンジは「Microwave」

ハンバーグは「Humburg steak」

レアメタルは「Minor Metal」

ペットボトルは「Plastic Bottle」

(PETはポリエチレンテレフタレートの略で、海外で読むとしたら「ピーイーティー」) 

 

ちょっと本筋からズレるけど、みかんがイギリス英語で「Satsuma」なのもビックリです。

 

こうやって言葉を知って、脳内辞書をアップデートしていくのはやっぱり面白いですね。

こういったところで根っからの文系だと再認識します。

 

特にレアメタルはニュースで言葉を知ってから今まで疑うことのなかったため、とても驚きました。

レアコイルみたいでたしかに語感はいいかもしれないけど、なんでわざわざ言葉変えるん?って思います。笑

誤解を招きかねない「ハートフル」

某コンビニの理念とか、某サッカーチームのプロジェクトとか、いたる所で使われている「ハートフル」という言葉。

「真心こもった」というような温かいイメージで使われていますよね。

 

しかし、この「Heartful」というのは、英語圏では一般的な表現ではなく、よく使われるとしたら「Heartwarming(ハートウォーミング)」といった表現。

「Heartful」という英語は一切ないというわけではないですが、14世紀の詩人が用いていたというようなレベルで、ほとんどの辞書には載っていないそうです。

 

むしろ「ハートフル」と聞くと、英語圏でどちらかと言えば一般的な「Hurtful」と聞き間違えられてしまう可能性があるそうです。

「Hurtful」は「有害な」「傷つける」「苦痛を与える」という意味を持ち、「Heartful」とはすっかり真逆です。

 

会話で「ハートフルな会社だよ!」と聞いたら、外国人はビックリしてしまいそうですね。

言葉をすべて正しく使うのは難しい

一般的に広まっていて、聞きなじみのある言葉でも、間違えた意味で覚えてしまったり、その言葉の成り立ちや歴史を知らないものはたくさんあります。

全部を知るなんて難しいですし、誤った意味が浸透しすぎて本当になることもある中、正しさを追究しきるのは無理ある気がします。

 

だからと言って知らなくていいというわけでもなく、意味や言葉が与えるニュアンスを正しく使えるに越したことはありません。

使いどきによっては、失礼な奴だなと思われる可能性は否めないし、言われた側は忘れないでしょう。

三者に対して褒め言葉のつもりで「若作りが上手ですね!」と言い放っていた子は、本人は悪気なく喋っているのがわかっていても失礼な人だなって感じましたし、別の人から「かませ犬だね!」と笑顔で言われたときは、どういう神経だろう?って思いました。笑

 

無知や無邪気を盾に使い続けるのは本人の選択なので構わないと思いますが、失うものは少なくない気がします。

マンチェスターユナイテッドの呼び方

イングランドのサッカーチームであるマンチェスターユナイテッド

同じマンチェスター市内にマンチェスターシティという別のチームがあることから区別するために、よく「マンU」と呼ばれています。

 

でも実は、この「マンU」という言葉は昔、「ミュンヘンの悲劇」というチャンピオンズカップの試合帰りに飛行機事故に巻き込まれて亡くなった選手やクラブスタッフたちのことを、「Uターンできなかった男たち」「ドイツの土の肥やし(manure)になった」という意味を込めた蔑称として使われていた過去があります。

 

私はそれを知ってから「ユナイテッド」と呼ぶようになりましたし、公式も「ManUtd」という略称を使っています。

 

だからと言って「マンU」と呼ぶことを否定するつもりはありませんし、実際のところ元選手や海外メディアが「Man U」を使っていることも全然あります。

10年以上前の私は「マンUって呼ぶのはよくない!」と正義に燃えていましたが、今は誰がどう呼ぼうと気にしなくなったので、ずいぶん考え方が変わりましたね。

 

ただこの言葉を聞いて、どこかで傷つく人がいるのかもしれないと思えば、私は使いたくないなと思いますし、どの言葉を選んで使うかは、各々の価値観に委ねられるのではないでしょうか。

どんな言葉を使うかにその人の価値観が表れる

先日触れた、小木さんClubhouse騒動に対するたかまつななさんの反応や、「うっせぇわ」騒動でも思いましたが、大事なのは「言葉より行動」であり、「考え方の本質」だと思います。

ciel-myworld.hatenablog.com

しかし、どんな言葉を選択して使っているかにはその人の価値観が凝縮されており、どういった視野を持つ人柄なのかや、自分との相性を知るのに一役買う側面があるような気もします。

使う言葉を見れば、何を考え、誰に向けて配慮しているのかがある程度読め、その方の視野が垣間見えてきますからね。

  

言葉というのは大変扱いの難しいものですが、その中で自分にできることとすれば、言葉が与えるインパクトの大きさを知るよう努めることと、その言葉の正しい意味や背景を知ったとき、自分がどう選択していくかなのだと思ったお話でした。

余談:海外との違いを知るのは面白い


日本人は気をつけて!!アメリカでやったらヤバい行動を教えます!

「あぁ、そう」が「Ass hole」と聞こえてしまう話や、アメリカでやってはいけないポーズについて知らなかったので、面白い動画でした。


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