SAZA COFFEE(サザコーヒー)
【徳川将軍珈琲】茨城を中心に展開するおいしいコーヒー屋さん
SAZA COFFEEは1969年に茨城の映画館会社が開業した老舗コーヒー店で、コロンビアでコーヒー農園も経営しています。
サザの由来
店名であるサザの由来は、「茶道の表千家の儀式『且座式』」とも「臨済宗「且座喫茶」から、『さあ、座してお茶を飲んで下さい』の意味。禅の心でコーヒー提供が出来ればとサザコーヒー店を始める」ともあるのですが、どちらにしろ初めて聞く言葉でした。
千家茶道の七事式 (しちじしき) の一。客三人と東 (とう) (亭主)・半東 (はんとう) (亭主の補佐役)の五人で催す。正客 (しょうきゃく) は花を生け、次客は炭をつぎ、三客は香をたき、主客ともに聞く。東は濃茶、半東は薄茶を立てる。
「且座(さざ)」というのは、七事式という7つのお茶の稽古法の中の1つなのだそうです。
まぁ坐ってお茶でも召し上がれ。
修行者の勇み足や気負いをいなしたり、たしなめる言葉。
相手の緊張を和らげる意図で用いられる。
また、肩肘張らず、ありのままでいることの大切さを気づかせる語。
日常的な意味で、急いた心を落ち着かせて一息いれることを勧める言葉として受け取ってもよい。
【出典】臨済録
「且座喫茶」というのは禅語で、禅語は全然知らないので『茶掛(ちゃがけ)の禅語辞典』に目を通してみると「しゃざきっさ」と読むそうで、簡潔にくみ取るのなら「まぁゆっくりお茶してってよ」といったところでしょうか。
昔、2ちゃんねるやニコニコ動画で「お茶どうぞ」「ゆっくりしていってね」って言う文化があったけど、これって「且座喫茶」だったんですねw
徳川の子孫が関わる『徳川将軍珈琲』
SAZA COFFEEには『徳川将軍珈琲』という目を引くメニューがあります。
徳川最後の将軍・慶喜(よしのぶ)は幼少期を水戸で過ごしていましたが、その子孫にあたる徳川慶朝(よしとも)さんがお客さんとして訪れたことから始まったのが『徳川将軍珈琲』なのだそうです。
江戸幕府の頃、慶喜公は欧米の公使をコーヒーでもてなしていたようで、幕末の文献をもとに徳川さんと協力して当時の炭焼き焙煎を再現したもので、フランス流の深煎りコーヒーとなっているようです。
ちなみに『徳川将軍珈琲』は『徳川将軍カフェラテ』が選べることも。
将軍カフェラテをいただきましたが、ただのカフェラテと味が全然違い、渋めで濃厚です。
ラテなので少しマイルドになって飲みやすくなっており、おいしくいただいたのですが、基本的には徳川将軍珈琲系は、ビターな深煎りがお好きな方向けだと思います。
勝田駅前店
ひたちなかの勝田には本店と駅前店があるのですが、本店は駅から少し離れていたのでアクセス的に便利な駅前店を利用しました。
勝田駅前店にはパン系やケーキメニューがあり、さばサンドは勝田駅前店限定です。
住所:茨城県ひたちなか市勝田中央1-2
TEL:029-276-1151
営業時間:8:00~20:00
アクセス:JR勝田駅 東口から徒歩すぐ
友部SA(下り)
公式サイトの店舗リストでは見当たらなかったのですが、常磐道の友部SA(下り)のTomobe.Deli(トモベデリ)でもSAZA COFFEEをいただくことができます。
ドライブのおともに。
エキュート大宮店
埼玉にもJR大宮駅の中央改札(南)から入って右手沿い、サンドイッチカフェおいしいメルヘンや11番ホームの先にあります。
左側で注文&お支払いをして、右側からコーヒーを受け取ります。
かすてらやマドレーヌなどの焼き菓子系もありました。
アイスカフェラテは飲みやすくておいしかったです。
店内でいただいたら、プラ削減のためにストローなしになっていました。
将軍カフェラテはこの記事を書き始めた頃は750円だったのですが、今月行ったら900円に値上がりしていました…。
将軍カフェラテはLサイズなので量たっぷりです。
テイクアウトの際、5円でカップに合ったサイズの袋をつけてもらえます。
住所:埼玉県さいたま市大宮区錦町630
TEL:048-648-8737
営業時間:7:00~
アクセス:JR大宮駅 改札内
※記事内の価格は税込です。軽減税率によって変動もあります。