旧山崎家別邸
住所:埼玉県川越市松江町2-7-8
TEL:049-224-5940
営業時間:9:30~ 定休日:第1・3水曜日、年末年始
アクセス:西武新宿線 本川越駅から徒歩約15分
※2021年8月現在の情報です。最新情報は公式サイト等をご確認ください。
ステンドグラスの素敵な大正モダンの和洋折衷住宅で庭園を眺めながらほっこり
旧山崎家別邸は、以前紹介した老舗菓子店「龜屋」にゆかりのある場所で、龜屋5代目の嘉七の隠居所として大正14年に建てられたのだそうです。
近隣を訪れた皇族方をお迎えしたこともあるなど、迎賓館的な役割も持つ和洋折衷な住宅で、国指定重要文化財にもなっています。
2016年から一般公開され始めた比較的新しめの観光名所で、蔵造りの町並みから1本中に入った奥まったところにあるので、メインロードを中心にまわっていると気づきにくいかもしれません。
管理棟で入場受付をしたのち、手前の庭園や奥に見える母屋1階を見学することができます。
そして、これらを設計したのが建築家の保岡勝也さん。
保岡さん設計の建築は川越市内でほかに、写真右側の旧山吉(やまきち)デパートや…
旧第八十五銀行本店(現埼玉りそな銀行)もあります。
客間の和室は、曲線の欄間や障子ふすまの市松模様が可愛らしいです。
ほかにも細部の装飾にこだわりがあちこちで見られて、美しいデザインの和室だなぁと思います。
そんな和室の縁側で、鳥のさえずりを聞きながら庭園を眺め、のんびりするのが気持ちよすぎました。
上を見上げると天井が編み込み仕様で、また素敵でした。
洋室の客室。
壁紙やカーテンは当時のものなのだそうです。
洋室のテラスから庭園を眺めると、また違った雰囲気で楽しめますね。
ベランダへ続く通路はアーチ状の壁が面白いですね。
壁にある3連の突起は照明のスイッチなのだそうです。
ベランダ(サンルーム)。
こういうくつろぐための空間って素敵ですね。
銅板の流し。脱衣所なので鏡もありますね。
お風呂場のタイルがいいレトロ感。
どういう蛇口?手洗い場のデザインが見慣れないもので、逆に新鮮でした。
トイレ。
オシャレな照明は当時流行したデザインなのだそう。
素敵なステンドグラスも各所に取りつけられています。
個人的にはこの階段のところにあった鳥のステンドグラスがお気に入り。
こちらは「泰山木とブルージェ」という小川三知さんの作品なのだそうです。
こっちも鮮やかで素敵。
玄関も色々しゃれています。
この玄関から入ることはできませんが、内側・外側ともに見ることはできます。
秋は紅葉がキレイそうですね。
スタンプ
ステンドグラスデザインのスタンプがいいですね。
各地でスタンプ収集していますが、あまり見ない正八角形がまたカッコイイ。