川越八幡宮
住所:〒350-0045 埼玉県川越市南通町19-3
TEL:049-222-1396
※2020年11月現在の情報です。最新情報は公式サイト等をご確認ください。
ストレス解消にピッタリ?「桃神様」「ぐち聞きさま」「幸運の鳩」たちがいる川越の穴場神社
蔵の街・川越のメインストリートからは少し外れており、存在は知りつつもこれまでなかなか訪れる機会のなかった川越八幡宮。
キレイに飾られた花手水に立派なご神木のイチョウ、札を割ったり桃を投げたりしての厄落とし、さらには愚痴まで聞いてくれるという、なんともバラエティに富んだ面白い神社でした。
お寺で仏足石(ぶっそくせき)はよく見かけますけど、神社で裸足のレリーフは初めて見ました。
足腰祈願にアスリートの方が多く参拝されるそうです。
境内はコンパクトにまとまっていて、散策しやすいです。
拝殿はこのような感じ。
パステル調で優しい色合いの彫刻が素敵ですね。
「花手水」
手水舎は花が添えられた「花手水(はなちょうず)」となっていました。
元々「花手水」は、野外の神事で水がないときに手水の代わりに花や葉で手を清めることを指していたそうですが、京都の柳谷観音で手水鉢に花やもみじが添えられた様子がSNSで話題となって全国に広まっていき、今では花が添えられた手水鉢のことを「花手水」と呼ぶのがすっかり定着したようです。
なんだかんだで花手水を見るのは初めてかも?
やっぱりインパクトがありますし、映えますね。
ちなみに手水鉢に限らず、川越市内のあちこちで花が飾られている様子を見かけた印象がありました。
立派な「縁むすびの木」のご神木イチョウ
境内には立派なイチョウな木が。
男イチョウと女イチョウの2本が合わさって1つの木になっているのが窺えます。
反対側から見ると完全に1つの木のように見えました。
安産・子宝にご利益があるとのことで、犬の親子の像もありました。
厄を断ち切る「災厄消除お守り」
お守りの札を割ることで、自ら「厄・災・病」を断ち切っちゃいましょう。
日本唯一の「桃神様」
古来より魔除けの果実として崇められてきた桃は、古事記(日本神話)の中でも、イザナギが桃を投げて魔物を追い払う様子が描かれており、童話の桃太郎の鬼退治もこれが由来なのだそうです。
こちらはそんな古事記にちなんで、桃玉を厄割石に向かって投げつけ、厄を落とす「厄割桃」。
厄割石のまわりには砕け散った桃玉の跡が見られました。
こちらが桃玉。
コロナがあるので無駄に触れませんでしたが、鵜戸神宮の運玉のような印象でした。
「ぐち聞きさま」に愚痴を聞いてもらおう
境内の奥にあった、教会の懺悔室に近いものを感じるこちらは「ぐち聞きさま」。
めっちゃ耳を傾けてくれているこの方の正体は、聖徳太子。
1度に10人の話を聞き分け、多くの人の悩みを救った聖徳太子が愚痴を聞いてくれるというもので、思う存分悩みを打ち明けて、心を穏やかに過ごしてくださいとのことでした。
さらに奥の末社たちは工事中で、2020年12月初旬にお披露目とのこと。
(たしか7日と書いてあったと記憶…)
インパクト大の「目の神様」
目の形のインパクトがすごい目の神様。
日本を作った大国主(おおくにぬし)と少彦名(すくなひこ)が生きるための技術や医薬の道を授け、「心身の目」に悩む人たちを救われたことから、「眼病平癒」の神様として信仰されているのだそう。
よく見ると目玉の中に「め」と書かれ、さらに下にも「目」と記されており、「目」づくし。
どうでもいい話ですが、私はこういった目の形を見るといつも『るろうに剣心』の魚沼宇水を思い出してしまいます…。
相撲稲荷「民部稲荷神社」
『まんが日本昔ばなし』で放送されたという民部という狐が相撲を取った話から、健脚祈願にアスリートが参拝されているようです。
あまりランナーの方は存じ上げませんが、箱根駅伝の山の神・柏原竜二さんなどのサインなどが飾られていました。
御朱印と幸運の鳩探し
御朱印は川越八幡宮、民部稲荷社、千波東照宮の3か所の分をいただくことができます。
月によって押してもらえる鳩のスタンプが変わるようです。
そして「幸運の鳩探し~境内の八羽を探して運気アップ~」の文字にえ!?となる私たち。
境内には幸運の鳩が散りばめられているらしいですが、これを目にするまでまったく気がつきませんでした!
ちなみに鳩は八幡宮の神使。
お守りや絵馬も鳩にちなんだものが多く見受けられます。
桃神様のお守りもありますね。
御朱印帳も鳩のイラスト。
あ、鳩がいました!!
鳥居に鳩がちょこんと止まっています。可愛い!
こんな所にも鳩が!
実は2枚目の写真に写っているのですが、皆さまはお気づきになられましたでしょうか?
この鳩たちは定期的に位置が変えられるそうで、以前は狛犬の頭の上にいたこともあるようです。
私が見つけられたのはここまでだったのですが、実は鳩がどこにいるか記された紙も掲示されているようなので、次回は全羽確認しに行きたいと思います!
地図