てまりモチーフは松本だけじゃない!紀州てまりのマンホール
加賀てまり、讃岐のかがり手まり、肥後てまり、琉球てまり…
日本全国各地には様々な伝統工芸品としての「てまり」が存在します。
しかし、マンホールに描かれているのはおそらく国内2か所だけ。「てまり」となると、一気に数が少なくなります。
先日、記事にした松本てまり以外にあるのが、和歌山県和歌山市の伝統工芸品「紀州てまり」のマンホールとなります。
(一応調べたのですが、他にあったらごめんなさい…)
※2020年10月24日追記
なかじまさまから、滋賀県愛荘町にも「びんてまり」のマンホールがあるという情報をいただきました。
見落としてしまって申し訳ございません。そして、情報ありがとうございます!
「てんてんてんまり~♪」と始まる童謡『毬と殿様』は、紀州てまりと紀州藩主をモチーフに歌われていて、大名行列で紀州に帰るお殿様の駕籠に弾んで跳んでいったてまりが、そのまま抱えられ国に帰って、みかんになるという不思議なストーリーになっています。
こちらは別デザイン。
色が施されているのは市内で複数使用されている中でも、ただ1枚だけみたいです。
手前のてまりの中心には市章があしらわれています。
紀州てまりとは
元々は徳川御三家の1つ、紀州徳川家の殿中で女官たちが姫君のために、はまぐりなどの貝殻に砂や小石を入れて、真綿でくるんで絹糸でかがったものをつくって、転がしたりして遊び始めたのが始まりと言われています。
柄も1つ1つ手縫いで施されているようで、菊の花がモチーフなのが1番オーソドックスのようですね。
市内ではマンホール以外にも和歌山城の照明など、紀州てまりモチーフのものが散見されます。
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