可愛らしい伝統工芸品「松本てまり」のマンホール
松本市内のあちこちで見られる可愛らしい「松本てまり」のマンホール。
1989年に設置されたそうなので約30年経っていますが、今見てもとてもオシャレなデザインだと思います。
カラーバリエーションも様々。
こちらの白地パターンも私好みです。
さらには四角いバージョンまで。
旧開智学校や松本城下町の街並みの雰囲気にマッチしていて、歩いていてとても楽しかったです。
松本てまりについて
1750年頃の江戸時代中期から伝えられてきたという長野県松本市の伝統工芸品「松本てまり」。
江戸時代から明治時代の頃には女の子の玩具として親しまれていたそうですが、現在販売されている松本てまりは観賞用とのこと。
すべて糸から作られていて、まず1度白い地まりを作ってから、その上にカラフルな糸で模様を仕上げていくという製法で色鮮やかに飾られていくようです。
そんな伝統技法は、趣味が高じて仕事ともなっている「松本てまりの会」を主として、受け継がれているようです。
作るのには高い技術が必要で、地まりを作れるのは市内でも10人もいないそうです。
この地まりだけでもたいへん美しい形ですね。
以前、松本に行った時は観光に集中していて、てまり自体にまで意識が行かなかったので、 次に訪問する際には注目したいなと思いました。
余談ですが、ラノベのまるマシリーズで有名な絵師・漫画家の松本テマリさんの名前はこちらから来ていたんですね〜。実際に長野県松本市の出身なのだそうです。