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意味が明らかに違うのに混同されやすい言葉「未満・以下」「永遠・延々」「必至・必須」「新生児・乳児」【違いと簡単な判断基準】


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混ざってると気持ち悪く感じちゃう。しえるです。

校正やSNSなど、ふだんよく見かける間違いで「それだと意味違うのになぁ…」と感じる混同されやすい言葉とその使い分けの判断基準を4つまとめてみました。

意味が明らかに違うのに混同されやすい言葉「未満・以下」「永遠・延々」「必至・必須」「新生児・乳児」【違いと簡単な判断基準】

「未満」と「以下」の違い

  • 未満…ある数に達していないこと。ある数を境に、ある数そのものは含めず、それより少ない数であること。
  • 以下…数量・程度・優劣などの比較で、それより下の範囲であること。数量では、基準を含んでそれより下をいい、その基準を含まないときは「未満」を使う。
    デジタル大辞泉小学館

「未満」と「以下」の明確な違いは、境となる数を含むか含まないかになります。

「100円未満」とあったら99円までで、「100円以下」とあったら100円も含みます。

「永遠」と「延々」の違い

  • 永遠…いつまでも果てしなく続くこと。時間を超えて存在すること。また、そのさま。
  • 延々…非常に長く続くさま。
    デジタル大辞泉小学館

「永遠」は「果てしなく」なので限りがない、つまり「無限」です。

それに対し「延々」は非常に長いけど、いつか終わりが来る「有限」です。

「必至」と「必須」の違い

  • 必至…必ずその事がやってくること。そうなるのは避けられないこと。また、そのさま。
  • 必須…必ず用いるべきこと。欠かせないこと。また、そのさま。
    デジタル大辞泉小学館

「必至」は「必ず至る」なので「必ずそれにたどり着く」という意味になります。
「売り切れ必至」と言ったら「必ず売り切れる」となるように、事象(できごと)に対して使われます。

「必須」の「須」には「用いる」という意味があるので、「必ず使う」「必ずいる」という意味になります。
「パソコン必須」や「必須資格」などのように、物や条件に対して使われます。
「必須なもの」は「マストアイテム」や「必需品」などとも言い換えられますね。

まわりくどく考えればあながち間違いじゃないと捉えることもできますが、一般的にはたいてい、逆に使うと「売り切れは避けられない」が「売り切れを必ず用いる」だとか、「免許が必要」と言いたいのに「必ず免許に至る」と違う意味になってしまいます。

「新生児」「乳児」の違い

  • 新生児…生まれたばかりの赤ん坊。医学では生後4週間までをいう。
  • 乳児…生後1年ころまでの小児。乳で育てられ、歩きだすまでの時期の子供。
    デジタル大辞泉小学館

まず「新生児」は生後4週間の赤ちゃんを指す言葉です。
「乳児」の意味を調べると生後1年ごろまでとあり、これだけだと「新生児」は「乳児」の1年の内に含まれるので、「新生児」を「乳児」と呼んでもよさそうともとれます。

ただ、厚生労働省の用語の解説を見ると、「新生児」は「出生後28日を経過しない乳児」となっています。

母子保健法の用語の定義*1の中で「乳児」と指定が入っていることから、つまりは「~28日までの乳児は新生児」となり、必然と「新生児(~28日)以外の満1歳未満が乳児」となります。

このように法律という社会の仕組みの中で、「乳児」と「新生児」は生まれてから28日を境目に分けられていることになります。

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