初代南極観測船"宗谷"
住所:〒135-8587 東京都品川区東八潮3-1
TEL:03-5500-1111
営業時間:10:00~17:00(最終乗船16:30)
定休日:月曜日
見学無料
駐車場:現在利用不可に
アクセス:ゆりかもめ 東京国際クルーズターミナル駅から徒歩約5分
※上記は2024年1月現在の情報です。最新情報は公式サイト等をご確認ください。
https://funenokagakukan.or.jp/soya
【実物展示・見学無料】船の科学館見学にあわせて行ってきました
先日、1月28日に船の科学館の公開終了・解体と聞いて駆け込んできた話を書きましたが、あわせて初代南極観測船"宗谷"も見学してきました。
船の科学館別館横に案内が出ています。
船の科学館側からオレンジの船の姿も確認できるので、海に沿って歩いて向かいました。
宗谷(そうや)は1938(昭和13)年に耐氷型の貨物船として建造され、紆余曲折を経て日本で初めての南極観測船として活躍していた船で、実物が係留されて見学できるようになっています。
この宗谷も入場無料。最終乗船時間が16時半までな点に注意。
御朱印ならぬ御船印(ごせんいん)をいただくこともできます。
こういう船のバルブなどのつくりやレトロなフォントのデザインが大好きです。
いろんな船室を覗けるようになっているのですが、時たま人形がいるのでビクッとしてしまいますw
もみじ柄のガラスが昭和って感じしますね~。
船の食器が割れないよう工夫された収納って普通に地上でも防災的にいいよなぁ~ってよく思います。
冷蔵や糧食の小出し庫(小出しにした食糧を保存しておく倉庫)もあって、昔からロールキャベツやいなり寿司などの缶詰があったことに驚きました。
アイスクリームフリーザーまでありました。
最初、自分の中のイメージと全然違う見た目だから「アイスクリーム作るやつってことだよな…?」となっていたのですが、よく見るとタカラ製で「撹拌(かくはん)」の文字があったので確信を得られましたw
南極の冬を生き延びたタロとジロの大きなフェルトアート模型があって、身近に羊毛フェルトをやっている人がいて話を聞いていたから、こんな特大サイズも作られるんだと驚いてしまいました。
昔読んだ椋鳩十の『太郎とクロ』とか、犬じゃないけど『北極のムーシカミーシカ』とかが混じって、タロとジロのことをなかなか覚えきれない自分がいますw
映像などが見られる展示室。
数千年前にできたという南極の氷の実物もありました。
こちらは35万年前の水なのだそう。
缶入りたばこじゃないと持ち込めなかったんですね。
最近、ストグラで缶ピース的なタバコとして缶ワースを作っているのを見ていたところだったから、全然タバコ吸わなくて缶入りの存在すら最近まで知らなかったのに、なんだかなじみ深く感じてしまいましたw
船には火気厳禁・NO SMOKINGとあったから船外で吸っていたのかな?
『ブループラネット』というアニメーション映像のVR*1もありました。
宗谷にあるのはダイジェストVer.で、別館にあるのがフルVer.+シューティングゲームなのだそう。
エンジンが覗けるようになっていて、後ろのテレビではディーゼルエンジンについての映像が流れていました。
柳生博さんのナビゲーションで、久しぶりに見て今はどうしてらっしゃるのかなと思ったら2022年に亡くなられていたんですね。
初代南極観測船『宗谷の心臓』TN8E型エンジン ~柳生博さんナビゲーション~【ダイジェスト】 - YouTube
柳生さんは若い頃、船乗りに憧れていたのだとか。
食券や通門券といった証明書があったんですね。
猫のぬいぐるみ?と思ったら、南極を一緒に旅した猫のタケシがいたのだそう。
治療室の人形が1番ドキッとしましたw
操舵室は特に触れるの禁止などとは書かれていなくて驚き。
触っちゃいけない展示って多いから最初本当に触っていいの?と恐る恐るでしたが、よくわからないながらも楽しんでしまいましたw
煙突(ファンネル)にある青地にコンパスマークは海上保安庁所属であったことを示す印なのだそうです。
別館の模型で見ていたヘリコプターがとまるところですね!
これこれ!
たっぷりじっくり見られて楽しかったです♪