マグロの刺身やカツオのたたきは大好き。しえるです。
大人になって一旦、自分がそれまで嫌いだった食べ物をもう一度食べてみて「今の自分でも本当にダメなのか？」を確認するという食わず嫌いチャレンジをしてきた中で、やっぱり無理だった食べ物のひとつがツナでした。
昔からずっと味がダメな私は、マグロの刺身やカツオの藁焼きまでは好きだけど、基本的にはマグロやカツオに火を入れると好みから外れてしまうようで、シーチキンとかツナマヨといった単語に拒否反応を示し続けていました。
けどそんな私が唯一、ツナが入っていても「おいしい！」とパクパク食べてしまうのが、沖縄の郷土料理である『にんじんのしりしり』。
「しりしり」は沖縄の方言で「せん切り」という意味で、卵とせん切りしたにんじんを炒めた料理を指します。
初めて食べたのはキナリデリで、その時はツナが入っていたことにたいへん驚いたものでした。
私は生のにんじんをいくらでもボリボリ食べてしまうくらいには大好きなのですが、皮があるとさすがに苦くなってしまうし、剥いたり切ったりするのもめんどくさいので、最近ではパルシステムで買った離乳食用の冷凍ダイスカットにんじんを利用しています。
作り方は簡単で、油をひいたフライパンにツナとにんじんを入れて炒め、和風だしの素と醤油で味つけを。
卵を入れて溶き、塩コショウで味を調えながら絡めればできあがり。
食事用のお箸で作ってしまえば、調理器具の洗いものがフライパンだけになるので、後片づけも楽々です。
最初の頃は恐る恐るツナをちょびっと入れていましたが、この料理に限っては大胆にツナを入れても食べられるようになっちゃいました。
オーブンとトースターが壊れてパンケーキのズボラ飯ができなくなってしまったので、別のお手軽料理を模索しているしえるでした。
