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【常識?非常識?】電池の入れ方から考える経験と解決力とコンプレックスと供給先の話。


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結局自分が通ってきた経験による視野しかない。しえるです。

 

先日、テレビを見ていたら「電池の入れ方がわからない」という話をしていました。

 

はえっ!と驚いてしまったのですが、藤田ニコルちゃんと松本仁志さんは「複数本入れる時は何通りも試さないと入れられない」と共感しあっていました。

 

人はそれぞれ得意不得意があり、自分が通ってきた分の経験があります。

それをどこでどう使うかを考えるのが価値の創出につながるのだと思った話です。

【常識・非常識】電池の入れ方から考える経験と解決力とコンプレックスと供給先の話。

プラス・マイナスから考える常識の感覚の違い

私は電池の入れ方について困った覚えはあまりありません。

電池のフタの開け方に苦戦する時はありますが。笑

いつどうやって覚えたのかも記憶がないです。

ボタン電池だと、これでいいのかな?とちょっと恐る恐る…になります。

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ちなみに電池を入れる場所にはきちんと図のように「-単3形+」と底の部分に入れ方が書かれています。

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電池自体にもどちらが+か、またサイズ(単3、単4など)も書かれています。

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このように一見説明がないように見えるものでも、目を凝らすとやはり向きについて記載があります。

 

ー(マイナス)側にあるバネがバネっぽく見えないものとか、縦に入れるものとかだとわかりにくいなとは思いますが、だいたいは上図のように書かれてもいるし、最悪説明書を見ればわかるので、2人の話す感覚がわかりませんでした。

 

テレビでは結局「バネの方にーが来て、+の方に向かってロケットのように飛ぶ」 という覚え方で「わかりやすい!」と解決していました。

 

その後「ドライバーがなんでプラス・マイナスなのかわからない」と続いたニコルちゃんの発言には、その場の皆が「え?」となっていました。

「先端から見てドライバーの先やねじの穴がプラスになっていればプラスドライバー、マイナスであればマイナスドライバー」と教えてもらって、日常の疑問が1つ解決していたようです。

聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥、だけどやっぱり聞きにくい

この時「こういう空気になるから誰にも聞けない」とニコルちゃんが話していて、とても気持ちがわかるような気がしました。

「こんなのも知らないの?」 って返されちゃうと思うとめんどくさかったり、恥ずかしかったりで聞けなくなっちゃいますよね。

でももしかしたら共演者の中に「ドライバーのプラス・マイナスがわからない、けど恥ずかしいから名乗り出せない」という方がいたっておかしくありません。

 

知らないことは決して恥ずかしいことではないですし、正直知っているかどうかなんて、ただ経験する機会があったかどうかにすぎないと思います。

 

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」と言うように、その場で聞いてしまえれば、その先何十年の困りごとが1つ減ります。

でも他者との違いを意識しやすい思春期には恥ずかしいと感じてしまいがちですし、大人になって、よくわかっていなくてもどうにかなってしまい、その感覚が続いたままになってしまうことも往々にしてあります。

学力にコンプレックスがあればあるほど、その傾向は強いのではないでしょうか?

 

私自身、大学を出ておらず、初めての転職の時には学歴の差を感じて落ち込みました。

経験のなさにコンプレックスを感じて転職をしたようなものだったことも関係して、落ち込み具合により拍車がかかっていましたが、今思えば、ただやったことがなかっただけなんだと思います。

自分で経験・解決すると覚える

新しい仕事に就いたり、1人で生活を始めたり、お店を運営してみたり…

日々生活していく中で、知らないことが本当にたくさん出てきます。

 

先日はキッチンのコンロの電池の場所を初めて知りました。

いまだに電球はどれを買えばいいか難しくてよくわかりません。笑

今では新しい家電の設置も、Wi-Fiの設定もできるようになりましたが、以前は家族任せでした。

常識はこれまでの経験や環境によって全然違う

昨年、動画作成の練習でこのようなものをつくりました。


【計算不要】3辺サイズをメジャーだけで測る方法

箱の3辺サイズを測る時に、メジャーで測った位置から次の辺を測っていくというものです。

コンビニや配送業、その他物流に関わる業務に就かれている方にはおそらく当たり前の測り方でしょう。 

 

動画の出来不出来はさておき、私は物流に関わる仕事をするまでこの測り方を知りませんでした。

なので1辺ずつ何cmか測って、それを合計して何サイズか判断していました。

 

フリマアプリを使っている方だとしても1人で作業していれば、毎回計算している方もいるのではないでしょうか。

 

そもそも荷物を送る習慣がない人にとっては、何サイズという概念の理解から始まるでしょう。

宅配便は、対象の縦・横・高さの長さの合計と重さで荷物のサイズが区分され、発着地と合わせて配達料金の値段が決まるのですが、ぶっちゃけ私は、まずそこからでした。

 

現代は手紙を送る文化が以前より減っているので、お子さんが切手をどこで買えばいいのかわからなかった、なんて話を小耳にはさんだこともあります。

手紙を送ったことがなければ、郵便局やコンビニなどで買えるものだと知らないのも当然ですね。

 

つまりこれらはもはや常識ではなく、単なる生活知識にすぎません。

時代が変われば文化が変わり、常識も変わるわけですから、むしろ「常識」という言葉に囚われるのは、デメリットの方が多いようにすら感じてきました…。

だからこそ1人1人に価値がある 

私はいろんな業界を渡り歩けたことで、業界では知っていて当たり前の常識が、別の世界にいけば目から鱗になる瞬間を何度も見てきました。

同じ作業を繰り返すプロって、作業を楽にするために自然と技を生み出していたりするのですが、1~2回しかやっていないとそこまでたどり着かないし、そもそもやったことなければどうすればいいかすらわかりません。

 

以前の私は「自分の話なんて世の中にありふれているし、誰かと被っているだろうし、埋もれてわからない」と考えていました。

しかし、自分とまったく同じ人生を歩んでいる人っていうのは存在しません。

似た人はいても、何かしらの差異があるものです。

その差異にこそ価値があって、だから1人1人の経験は貴重なのだと本当に思います。

 

そして自分が困ったことは、どこかで誰かが同じように困ってきているんだなぁと感じます。

だからこそ情報がネットに載っていますし、検索して出ないものは未開拓か、よく使う人にとっては当たり前すぎるけど実は価値のあるものだと理解しておらず、世に出回ってないということなのではないでしょうか。

 

自分にとって当たり前なことが実は、多くの人が知らないライフハックとして、1つのコンテンツになりえるのだと知ったからこそ、需要があるかはわからないけどひとまず何でも書いてみようとこのブログに取り組んでいます。 

頭がよいということ

以前、『東大思考』という本を書いた方の記事を読んだことがあります。

この記事によると、頭のよい人がやっているのはたった2つ。

  • 日常生活において、より多くのことに「なぜ?」と疑問を持つ
  • 疑問に思ったものの答えを探そうと考える

toyokeizai.net

私はなるほど!と合点がいきました。

「なんで公式に当てはめるの?」

「なんで雨が降るの?」

「なんで国が生まれたの?」

疑問を解決しようとして考えた結果、思考力が磨かれたにすぎないということです。

勉強をやらなきゃいけないものと思って取り組んだ人と、ただ好奇心を満たしている人とでは、吸収力に差が生まれるのも納得です。

 

よく学力が高いわけではないけど、地頭がいいと言われる人たちはきっと「なぜ?」と思うことがそれだけ多いのでしょう。

 

また、机上の空論で終わってしまい実務に伴ってない場合は、自身での経験がないことから視野が限られてしまっているのでしょう。

机の上で知ったことは、その実際を知る入り口にすぎないのです。「知識」は「記憶」だけでは不十分で、経験が伴わなければ、本当の意味で「知った」ということにはならないんだと思います。
経験すれば、なにかしら自分の感情が動きます。

『僕がコントや演劇のために考えていること』小林賢太郎

日本語の認識に関する感覚の違い

同番組では日本語を読むことの大変さについても触れられていました。

 

私は昔から国語は得意でしたし、文章を読むのはあまり苦になりません。

でも世の中には漢字が読み書きできない人もいるし、TwitterやLINEが普及したように扱う文章がとにかく短くなっていく傾向にあります。

 

映画の字幕を読むだけで1シーンが終わってしまうなら、物語の内容は入ってきませんね。

利用規約や契約内容をきちんと読まないでトラブルに巻き込まれることも多々あります。

かなり要点をまとめて短くしたつもりでも「そんな長文は読む気にもなれない」なんて言われてしまったこともあります。

 

日本語って「ひらがな」「カタカナ」「漢字」を使う複雑な言語です。

ほかの国を見渡してみると、だいたい1~2種ですよね。

 

最初はそんなに文章読むのが苦痛なんだと感覚の違いに驚きましたが、そう考えると、漢字が苦手な方が一定数いるのも自然なことなのかなと腑に落ちました。

だから動画文化が普及した

私のブログはなるべくかみ砕いたわかりやすい文章になるよう意識してはいますが、そもそもこの文字量を読む気にならない方に向けてはどうしようもありません。

文字を読むを主とするメディアですから、そもそも不向きです。

 

だからこそ今は文字以外の視覚・聴覚による情報量の多いYouTubeTikTokが人気なのでしょう。

動画メディアは理解しやすく、学力関係なく楽しめますからね。

 

勉強しなきゃいけない、本を読まなきゃいけないのではなく、ただ自分にあった供給源から知りたいことを取り入れればいいだけの話であり、ユーザー層と自分の得意分野を掛け合わせることでコンテンツを供給することもできます。

 

もしかしたら電池の入れ方といったレベルの生活知識が、TikTokとかでは重宝されるんじゃないかな?と妄想するしえるでした。

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