戦略家に憧れます。しえるです。
昔、『Numer0n(ヌメロン)』という数字を使った戦略的推理ゲームを題材としたテレビ番組がありました。
0~9の数字を使って3ケタの数字を設定し、その数字を当て合うというシンプルなゲームで、今も『ヒット&ブロー』という名前で楽しまれています。

この番組で異彩を放って活躍していたのが、オリエンタルラジオの中田敦彦さんでした。
得意の論理と喋りで強さを見せつけ、数々の熱戦を繰り広げていました。
私自身はあまり戦略的なゲームが得意ではないのですが、だからこそ自分にはできない頂上決戦のような対決を見られるのがとても好きだったりします。
今回は、そんなヌメロンの時のワクワク感を思い出す大好きな対決系動画について紹介します。
中田敦彦さん考案の戦略的カードゲーム『XENO(ゼノ)』の対戦が面白い【懐かしのヌメロン×GACKTの勝ち方】
中田敦彦さん考案のカードゲーム『XENO』
ヌメロンで大活躍を見せていた中田敦彦さんが『ラブレター』というカードゲームから発想を得て、考案したカードゲーム『XENO(ゼノ)』。
全18枚、1~10という強さ・効果が設定された10種類のカードを使って、山札から引いた手札を使って駆け引きしていくシンプルなルールのカードゲームとなっていて、2019年に発売されてからこれまで、様々な豪華ゲストとの対戦動画が公開されています。
盛り上げ上手のあっちゃんの持つあおり気質が絶妙なスパイスになっており(誉め言葉です笑)、ヌメロンで飛び出していた「負けたかと思いましたよ」の名台詞も出たりして当時を彷彿させるワクワク感と、オタク心くすぐるテーマソングや、半年かけて描かれたという美しいイラストによる世界観がたまりません。
プレイ動画で遊び方が説明されていますが、1試合見ればなんとなくルールがつかめてくるので、見なくても全然楽しめちゃいます。
オススメの対戦動画
【論理vs.心理】幕開けにふさわしい初戦!メンタリストDaiGo戦
【中田敦彦vsDaiGo①】〜異能の心眼〜【XENO ゼノ】
論理で戦うあっちゃんと、心理学を駆使して戦うメンタリストDaiGo。
幕開けとしてこれ以上ない組み合わせで、普段からあおり慣れた2人が舌戦を繰り広げる姿にワクワクします。
豪運発揮!YouTubeのカリスマ・ヒカル戦
【中田敦彦vsヒカル①】〜強運のカリスマ〜【XENO ゼノ】
先日書いたネクステ賞金レース同様、勝利の女神に愛されるヒカルが本領発揮していて、ニヤニヤしてしまいます。
XENO裏の功労者!ホリエモン戦
実はXENOを作る時に相談していたのが堀江さんだったというフィクサーとの対決。
いつもながら運命のイタズラともいえるカードの巡り合わせが面白いですね。
ちなみにテーマソング『XENO』は、ホリエモンチャンネルでアシスタントを務める寺田有希さんが歌っています。
最近でいえばLiSAさんの『炎』など作曲したり、ガンダムシリーズなどでもおなじみの、梶浦由記さんを彷彿とさせる曲でとてもカッコいいです。
これまではお遊びだった…異次元対決!GACKT戦
【中田敦彦 vs GACKT】〜月夜の魔王〜【XENO ゼノ】
ポーカー好きでプロレベルの実力を持ち、恐るべき努力をもってあらゆる土俵で勝利を掴んできたGACKTさん。
少し前にもオンラインポーカーの世界大会で優勝したことがニュースにもなっていましたが、この動画ではその実力をまざまざと見せつけられることになります。
笑顔がおそろしいですね。笑
余談:GACKTさんについて
GACKTさんと言えば、年始恒例のテレビ番組『芸能人格付けチェック』で異常に強い謎多き存在という感覚を持つ方も多いかもしれません。
今年も記録を伸ばしていましたが、格付けチェック連勝はあくまで副次的なものであり、本業はミュージシャンです。
元々マリス・ミゼルというヴィジュアル系バンドの2代目ボーカルで知名度が上がり、脱退したのちソロアーティストとして活動するかたわら、映画やドラマ、舞台の出演や脚本などもこなしています。
さらには実業家としての顔を持ち、携帯電話、和牛、アクセサリー、リゾートビジネス、いろんな分野に手を出して失敗や成功を積み重ねたり、フィリピンでの慈善活動に取り組んだりしています。
『GACKTの勝ち方』という本では、GACKTの名に恥じぬよう勝負を挑み続け、存在すべてをマネタイズしてきた人生が詳しく語られていて、とても面白かったです。
【格付け】GACKT × 倖田來未!超裏話満載アフタートーク!!
ちなみにさらに話はそれますが、GACKTチャンネルにアップされていた、今年の格付けチェックの裏側を話すアフタートーク動画も大変面白かったです。
格付けチェックってスタッフがいじわるなんだろうなぁと思っていたので、やっぱりという感じでしたが。笑
本家以外でも楽しむ様子が見られます
【XENO】感覚派の2人が頭脳系ゲームをプレイしてみた結果…
YouTubeでは本家以外にも対戦動画や考察動画が溢れています。
東海オンエアがサブチャンでXENOを取り上げた時は、やはり売れ行きが上がったようです。
あっちゃんの喋りはついマネしたくなるのでしょう。笑
ゲームの完成度の高さに加えて、コロナ禍でおうちで遊べるものの需要が上がっているので、人気が出るのも頷けます。
ストーリーのあるカードゲーム
中田さんは元々、カードゲームは大きく2種類に分かれると考えていました。
1つはトランプやウノのような皆で気軽に遊べるシンプルなゲーム。
もう1つは遊戯王のようなストーリーを基にやり込み要素のあるゲームで、その分重課金が必要で、新しく始めるにはハードルが高かったりします。
その2つの要素をいいとこどりして、ストーリーがあって、シンプルで程よく気軽に遊べるゲームをテーマに作られており、人狼をできるほど人数や時間がない時にちょうどよいと親しまれているそうです。
そのため、このカードゲームには次のようなストーリーが存在しています。
皇帝(9)の圧政に苦しむ国があった。
反抗的な者はすぐに処刑され、国民は怯えていた。
親を処刑された孤独な少年(1)はこの国が変わることを願って耐えていた。
そこへある日、上空に巨大な飛行船が飛来し英雄(10)が現れた。
「力により支配する者は必ず滅ぶ。」
少年は英雄の言葉を信じることにした。
英雄は不老不死の力を持つ奇跡の人だという。
皇帝は秩序の乱れを恐れ、兵士(2)に英雄の逮捕を命じた。
占師(3)が透視の力を用いて英雄の居場所を見つけ出した。
英雄は兵士に包囲された。
しかし乙女(4)が祈ると霧に包まれて英雄は再び姿を隠した。
そこから国が混乱したまま、何年かの時が過ぎた。
兵士の多くが死神(5)と呼ばれる病で倒れ、
捜査は難航していた。
貴族(6)は皇帝に、早期決着のための直接対決を進言した。
皇帝が賢者(7)を呼び、この先の未来について尋ねると三つの未来を提示した。
一、皇帝が英雄を見つけて処刑する。
二、英雄の教えが革命を起こす。
三、皇帝と英雄両方が死に別の者が国を治める。
皇帝はその夜、自分が英雄となる夢を見た。
一方、英雄は自分が皇帝となる夢を見た。
その夢で、英雄の目的が革命でないことを皇帝は知った。
そして、皇帝の圧政は外国に攻められない強い国を作るためだと英雄は知った。
その夢を二人に見させたのは、平和を願う精霊(8)だった。
皇帝は悩んだが、王家に伝わる教えを思い出した。
「空から舞い降りて国を乱す者が現れたとき、王家の剣にてこれを封じよ。」
皇帝は再び総力をあげて英雄を探し出した。
そしてついに英雄を引きずり出し、王家の剣で英雄を処刑した。
不老不死の英雄は、王家の剣の不思議な力により転生することができなかった。
皇帝は国民の前で、自らの勝利を宣言した。
だが、まさにそのとき皇帝が何者かに背後から刺された。
刺したのは兵士であった。
「力によって支配する者は必ず滅ぶ。」
その兵士はかつて英雄によって救われた少年だった。
その兵士は周囲の信頼を得て新たな皇帝となった。
そして英雄の教えの通り、外国とも調和しつつ全ての民に優しい国を作った。
英雄は転生することはなかったが、その教えは死なずに生き続けた。
国に平和が訪れると、飛行船はどこかへまた飛び立った。
このストーリーと登場人物がカードの効果をそのまま表しており、XENO唯一のルールとなっています。
(10)英雄(潜伏・転生)
(9)皇帝(公開処刑)
(8)精霊(交換)
(7)賢者(選択)
(6)貴族(対決)
(5)死神(疫病)
(4)乙女(守護)
(3)占師(透視)
(2)兵士(捜査)
(1)少年(革命)