山の神温泉 優香苑
住所:岩手県花巻市下シ沢字中野53番地1
TEL:0198-38-5526
客室:72室 駐車場:150台
アクセス:花巻ICから車で約20分
※2021年10月現在の情報です。最新情報は公式サイト等をご確認ください。
宮大工による精緻な木造建築が美しい源泉かけ流しの天然温泉宿と周辺散策
以前、優香苑内のコーヒーラウンジのことを書きましたが、今回は宿について触れてみようと思います。
優香苑への道
車では県道12号線から向かいます。
道中に看板の案内もありました。
庭園の手前に150台分収容できるという無料駐車場がありました。
また、新花巻駅・花巻駅からは毎日3便の無料送迎バスも出ているそうです。
宿前の庭園を抜けて。
ロビー
左手がコーヒーラウンジ兼レセプション、右手がお土産屋さん、中央がお食事処となります。
格子状の天井は、寺社やお城など格式高い部屋に用いられる「格天井(ごうてんじょう)」という様式なのだそうです。
館全体を宮大工(神社仏閣に携わる大工)が手がけているそうで、あちこちで精巧な木造装飾が見受けられます。
お土産に売られていた宮沢賢治の付箋がかわいらしかったです。
客室:和洋室(三間)
本館は3階建てで、客室が両横に広がる形となっています。
客室エリアはこのような感じ。
私が宿泊したのは三間の和洋室。
奥の六畳、手前の十畳の和室に、洋室のベッドルームがついています。
木を基調としたお部屋も、宮大工による精緻な細工がいたる所に見受けられます。
こちらが洋室のベッドルームです。
天井や扉、和室の襖がかわいらしくてテンションが上がりました。
この電源タップを見て、自分も色違いを購入してしまいました。
浴衣と足袋(たび)。足袋といってもほぼ靴下のようでした。
洗面所もやっぱり木が基調。
歯磨きセットやコップなどの備品です。
ドライヤー。ナショナルとか久しぶりに見た気がします。
トイレです。
トイレットペーパーのケースだけ毛色が違っていて、浮いているなぁって思っちゃいました。笑
空調調節はまとめて玄関周辺に。
虫注意報が。たしかにいらっしゃっていて、少なくとも1匹は記憶に残っています。
お食事:和食処「葉山」
お食事は和食処「葉山」でいただきました。
お食事中のマスク置き場として、使い捨てケース(マスクシェルター)が用意されていました。
夕食です。前菜は好みなものがたくさんでした。
鴨ロースや太刀魚煮凝り(にこごり)、帆立貝タルタルや蓼味噌(たでみそ)が特においしかったです。
粒蕎麦(つぶそば)、蒸し鶏、ふかひれ、蕎麦出汁餡の蒸し物はホッとします。
お鍋の白金豚がジューシー。
朝食はバイキングスタイルでした。
お土産の味見ができるのいいですね。
ベリー&ヨーグルトスムージーおいしかったです。
朝は質素に、さっぱり系でまとめてみました。
宿の夕食というのは量が多いので、朝のバイキングは量が調節できていいですね。
昔だと「これじゃ量が少ない」と自分の胃袋を過信して結果取り過ぎていたのですが、今は自分の適量というものを学びました。
温泉浴場
優香苑では、館内にある2つの浴場と、隣接の日帰り温泉・なごみの湯の3か所で温泉を楽しむことができます。
館内の浴場にはそれぞれ、陶器製の大きな壁画が印象的な内湯と露天風呂があります。
左手にとよさわ乃湯。
右手にこもれび乃湯。
とよさわ乃湯側にはビン牛乳の自販機が。
お風呂上がりのコーヒー牛乳、大好きなんです。
地元花巻の乳業メーカーが販売する大石牛乳とコ~ちっちの2種類があって、イーハトーヴデザインでした。
このコ~ちっちがおいしくて、おかわりしてしまいました。
テレビドラマ『浅見光彦』シリーズを撮影しているようで、廊下にはサインやパネルが飾られていました。
実家にいた頃は親と一緒にちらほら見ていたなぁ。
遊歩道など周辺散策
部屋の案内冊子に散策マップがあったので、朝のお散歩に出かけてみました。
木陰のタヌキは着いた時には気がつきませんでした。
遊歩道では紅葉が積もっていたり…
霜がついていたりで季節の移ろいを感じます。
露天風呂で柵の向こうから聞こえてきたのは、この豊沢川のせせらぎだったんですね。
さらには敷地外ですが、宿から歩いて5分くらいの所には山祇神社があります。
温泉地特有のもくもく。
道端には秋の落とし物が。
源右ェ門、何の看板でしょう?
周辺でこのような看板を何個か見かけた気がします。
山の神温泉という名前は、山の神様を祀る「山祇神社」から来ているのだそうです。
何かな?と思ったら、草木が立ったまま枯れてしまう「立ち枯れ(たちがれ)」状態のウバユリ(姥百合)なのだそうです。
見上げると、立派な龍の彫刻が。
位置的にこれはもしかして「雨垂れ石を穿つ」というやつかしら?穿ちすぎ?
小さいけれど、清々しい神社でした。
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