SHOWROOMデビューしました。しえるです。
HYDEさんの有観客アコースティックライブの有料配信を観るために、初めてのSHOWROOMを利用しました。
視聴方法としては、SKIYAKI TICKETというサイトを経由してチケットを購入し、チケットに記載された番号を入力して入室するという形でした。
土日月の3日間の開催で、平日なら土日よりはアクセスが減るだろうし、3日間の集大成が見られるかな?と思って、月曜日を選んでみました。
明らかに新しい形のライブの進化した姿を観ることができたので、1日だけ観るとした時のこの選択は正解だったと思っています。
初めてのSHOWROOMと、このご時世の有観客ライブの話。【HYDE LIVE 2020 Jekyll & Hyde(Acoustic Day)】
- 初めてのSHOWROOMと、このご時世の有観客ライブの話。【HYDE LIVE 2020 Jekyll & Hyde(Acoustic Day)】
初めてのSHOWROOM
SHOWROOMとは、書籍「メモの魔力-The Magic of Memos-」やテレビ番組「スッキリ」のコメンテーターで有名な前田裕二さんが作ったライブ配信サービスのこと。
HYDEさんがライブで使わなかったら触れる機会のないサービスだったと思います。
ライブの配信画面はこのような形でコメントできたり、アバターや投げ銭のシステムがついていたりします。
私はステージ画面の右下にあるマークを押して拡大し、ステージ画面のみで楽しみました。
会員登録について
新規会員登録はID、パスワード、ニックネームの登録のみで行えるので簡単でした。
ちなみに最初、Twitterでログインしようかと思ったんですけど、アクセス許可範囲が恐ろしかったのでやめました。
フォロー、ミュート、ブロックしているアカウントを確認する。
他のアカウントをフォロー、フォロー解除する。
このアカウントでプロフィールとアカウントの設定を変更する。
このアカウントでツイートを送信および削除する、他のアカウントのツイートをエンゲージメント(いいね、いいねの取り消し、ツイートへの返信、リツイートなど)する。
このアカウントでリストやコレクションを作成、管理、削除する。
他のアカウントをミュート、ブロック、報告する。(一部抜粋)
特にプロフィールとアカウントの設定変更可能とかやばくないですか?
SNS経由のログインはちょっと注意した方が良さそうです。
閲覧環境
SHOWROOMはスマホのアプリやネットブラウザを使って、ライブ配信を閲覧することができます。
大画面がいいなと思って、fire tv stickのブラウザから見てみたんですけど、開演前のMVのテスト時点で映像が途切れがちになってしまったので諦めました。
iPhoneのアプリ上では、たまに一瞬止まる時が何度もありましたが、画面をタッチすればほぼすぐ復活しました。
しかし終盤はそれでも復活しない時が数度あったので、画面の拡大を切り替えてみたりしてました。
そんなぷちモヤはありましたが、9割がたは快適にライブを楽しむことができたと思います。
有観客ライブのコロナ対応
今回のライブはお客さんは都内在住者限定し、収容人数の50%に抑えたとのことでした。
Zepp Hanedaという場所も面白い場所を選んでいますね。今夏オープンしたばかりの羽田空港近くの会場だそうで、いつか行ってみたいものです。
3,000人くらいの収容人数らしいので、大体1,500人程度の来場ということですね。
ライブの入場に関して公式からきちんとアナウンスする様子も伺えました。
[STAFF]
— Hyde (@HydeOfficial_) 2020年9月4日
"HYDE LIVE 2020 Jekyll & Hyde"の入場方法のご案内
1.足元の表記に合わせて進んでください。
2.入口にて検温、接触確認アプリ"COCOA"、問診票の確認をします。
3.足元を除菌し入場します。
4.ロビーにて本人確認・チケット確認・グッズを受け取り、ドリンク代お支払い後に手の消毒をします。 pic.twitter.com/32OsFdIBGS
[STAFF]
— Hyde (@HydeOfficial_) 2020年9月5日
本日いよいよ"HYDE LIVE 2020 Jekyll & HYDE"初日!
配信でご参加頂くお客様は事前にログインのご確認をお願いします。
※スマートフォンからご覧になる方はSHOWROOMのアプリをダウンロードください。
会場にお越しになるお客様は入場の手順をご確認の上ご来場ください。#JekyllandHYDE pic.twitter.com/CQowLEp3lu
これだけ案内してもらえると、心構えができてありがたいですね。
演者側はPCR検査を2回受け、皆の陰性を確認して臨んだそうです。
お客さん側は声出し禁止なのですが、手拍手、ストンプ(足踏み)、ハミング(口を閉じて歌う)などを駆使させたり、レコーダーに録音した自分の声を流す時間を用意するなど、お客さんが参加するタイミングを作ってあげていて、さすがHYDEさん対応が早い!という感じでした。
お客さんの中にはタンバリンやびっくりチキンを持ち込んで鳴らしている方もいたりして、この状況だからこその新しい楽しみ方が新鮮で面白いですね。
ちなみに日本にいて、ライブでストンプする機会ってなかなかないと感じます。
むしろ私がライブでストンプした機会って、ラルクのフランスライブとVAMPSというように、HYDEさんを経由してでしか体験したことない気がします。
これまで大物からインディーズ、フェス、ストリートなど軽く100本以上はライブに行ってるんですけどね。
他の私が行ったことないジャンルやアーティストのライブではどうなんでしょう?
パリで行われたラルクのライブでは、会場全体が自然とストンプに包まれるのを味わい、その時の足踏み音の迫力がとても印象に残っています。
ライブの感想
ゆったり聴き込むような黒ミサとは違った趣で、どちらかというとロック寄りのアコースティックでした。ニルヴァーナのMTVアンプラグドを参考にされたそうです。
たき火を囲みながらやディナーの間に聴いていたいような雰囲気で、昔のVAMPSのBEAST PARTYを思い出しました。
個人的にはAFTER RIGHTやUNDERWORLD、LION、BELIEVE IN MYSELFが特に良かったです。
ひこにゃんが鉄琴やピアニカなど、また普段とは違った楽器を使っているのも新鮮でした。
ライブ配信の感想
家で観られるのは感染のリスクを減らしながらも、歌ったり踊ったり、ごはん食べたり、寝転んだり、お風呂に入ったりと好きなように観ることができるので、とても良いなと感じました。
アイムソ以降が心地よくてEVANESCENTあたりで一瞬( ˘ω˘)スヤァとなりました。笑
現地参加のメリット・デメリット
メリット:生ならではの空気感や臨場感の凄みを味わえる
演者とお客さんが作る空気感の些細な機微は、その場にいないと感じ取れません。
規模によっては演者との距離感が近く、コミュニケーションを取ることもできます。
本当は知らないお客さん同士のコミュニケーションも醍醐味だったりするのですが、そこはちょっと今は難しそうですね。
また演者のスキルが高い時はやはり、生で味わいたいと思ってしまいます。
HYDEさんのパフォーマンスは何度でも生で感じたいアーティストの1人です。
メリット:好きな視点で楽しめる
カメラワークに関係なく、好きなタイミングで好きなところを観られるのはやはり良いですよね。
特に固定の押しメンがいる場合は、生の方がより恩恵を得られるでしょうね。
メリット:ライブ会場にお金が落ちる
数々の公演が延期になって経営危機の会場もあると聞きます。
今後ライブを楽しんでいくために、ライブ会場に少しでもお金を落とせる機会と思うととても有意義ですね。
デメリット:鑑賞や移動にあたりストレスが発生することも
他にもいろんなお客さんがいらっしゃるので、そこでストレスが生まれることはよくあることです。
お隣さんとの相性が悪くてイライラした経験は何度もあります。。
デメリット:好きなように騒げない
ライブに何を求めるかにも左右されると思いますが、せっかくの生のパフォーマンスに対して、これまでのように反応できないので消化不良になる可能性はありそうです。
特にライブは暴れたい!という方にとってはつらいかも?
無料配信ライブではやりづらそうにしているアーティストもいらっしゃいましたが、昨日のライブを観る限りはアーティスト側の腕の見せ所かもしれませんね。
デメリット:コロナ感染のリスクが高まる
サッカーであれば屋外でまだ良いですが、ライブ会場は換気の良くない場所が多いと思います。
というのも、アメリカの研究では二酸化濃度が高くなると眠気や倦怠感に繋がるという結果が出ているらしいですが、ライブ始まる前って猛烈な眠気に襲われることが多いんですよね。これはキャパシティに関わらず発生している感触です。
会場の広さに対して出入り口が狭かったり、演奏場所が地下に広がっていたりするなど、明らかに換気が悪そうな場所も多いですしね。どの会場かってところも大事な気がします。
おうち配信観覧のメリット・デメリット
メリット:好きな楽しみ方ができる
寝転がりながらライブ、ごはん食べながらライブ、お風呂に入りながらのライブと普段のライブではなかなかできない状態でもライブが楽しめちゃいます。
さらにはこれまでは当たり前だった飛び跳ねたり、声を出したりというのが会場では禁止となっていますが、家だったら好きなように歌ったり踊ったり楽しめちゃいます。
騒音問題さえ気をつければ、隣の人ににらまれることもありません。笑
究極を言ってしまえば、妊婦さんや体調不良でも、横になりながらBGMのようにライブを流すこともできちゃうってことですね。
メリット:移動がないから楽
ひたすら家なので、終電時間も感染リスクを上げる心配もありません。
しかも家飲みと違って無駄に終わり時間が延びることもありません。素敵!
ライブ直前までやりたいことができるのもいいですね。
メリット:出費が抑えられる
支払うのはライブ配信のチケット代だけなので、交通費や外食費などがかからずに済みます。
まぁ外食や宿泊に関しては、ライブ遠征時には醍醐味になるんですけどね。
デメリット:生の迫力にはどうしても劣ってしまう
ここはどうしても避けられないと思います。
このブログで書くことも体験したことを重視していますが、その場にいることとメディアを通してでは雲泥の差だと思っています。
メディアを通してでも全然楽しめますが、現場はその何倍、何十倍の体験をしているんだろうなぁと思ってしまいます。
デメリット:接続環境に左右される
YouTubeのフリーライブとかだと、画質が悪かったり途切れたりしてもまぁ無料だしと思えるんですけど、有料配信として約5,000円とそれなりのお値段を払っているのでやっぱり途切れないでほしいですよね。
スマホで使っていないアプリも全部閉じたうえで、私のWi-Fi環境だとDownloadがPC:220Mbps・スマホ:60Mbps、Uploadが9Mbpsなので悪い環境じゃないはずだと思うんですが…。全体から見れば割合は少ないとはいえ、ちょっとモヤモヤを感じてしまいました。
この点については、アーカイブがあると安心できますね。
デメリット:アプリや会員登録が増えていきそう
今回はSHOWROOMで配信されるとのことで登録をしましたが、この先アーティストごとにプラットフォームが違うことを考えると、アプリとそれに付随する会員登録が増えていくんだろうなぁと思います。
チケットだけでもたくさんアプリや会員登録があるのに、ライブ配信でさらに同じように増えていくのかと思うと、控えめにいってもうざったいですね。
以上、初めてのSHOWROOMと、このご時世の有観客ライブについて感じたことでした。
もし今後ライブ、パブリックビューイング、ライブ配信という3本柱になったら、より多くの人が気軽にライブを楽しめるようになるかもしれませんね。
もちろん主催者側の手間と金銭状況の天秤によると思いますが、会場も配信もそれぞれの良さがあるので、個人的にはライブの行きたい度合や情勢によって使い分けられたら嬉しいなと思います。