ルーブル美術館
住所:Rue de Rivoli, 75001 Paris, フランス
営業時間:9:00~ 定休日:火曜日、1/1、5/1、12/25
アクセス:パリメトロ1、7号線 Palais Royal - Musée du Louvre駅から徒歩約5分
※2021年3月現在、新型コロナウイルスの影響で休館中です。最新情報は公式サイト等をご確認ください。
【コレクションがネット無料公開】存在すべてが芸術!スケールに圧倒される世界屈指の美術館
新型コロナウイルス感染拡大の影響で休館中のルーブル美術館が、所蔵する48万点超のコレクションをインターネット上で無料公開されたことがニュースになっていました。
美術や歴史に関する知識は皆無でフランス語もまったくわかりませんが、それでも「Don’t think, feel(考えるな、感じろ)」精神で最高に楽しめる世界屈指の美術館だと思います。
とにかく広くて、見どころもありまくるので全然回りきれません。
これまでは限られた時間の中、ここは見ておけ的な部分をなるべく回った形でしたが、次は気の向くままに自由に回ってみたいものですね。
丸1日滞在していたいくらいの魅力的な美術館で、知識があったらもっと感動があるのかもしれませんが、なくても全然楽しめますよというお話です。
ルーブル美術館は10,000年もの歴史が詰まった素晴らしい美術館です。
敷地は60,000平方メートルと広大すぎて、自分がどこにいるか把握するのが苦手な自分は軽く迷子状態になりながら回りました。笑
ルネサンス様式のルーブル宮殿をそのまま利用しており、建物自体が華美で歴史ある芸術作品です。
ガラスのピラミッド
象徴的存在のガラスのピラミッドは中央入口となっています。
今はスマホ画面で提示する電子チケットも買えるらしいですね。
中に入るとこんな感じ。
ガラスのピラミッドから入った先にあるナポレオンホールはロビー的なもので、インフォメーションやチケット売り場などがあり、「リシュリュー翼」「シュリー翼」「ドゥノン翼」と名づけられた各展示ブロックへ向かうことができます。
各ブロックの名前がカッコイイですね。
以下、ブロックごとにざっと分類しましたが、翼間の境目などもあるので雰囲気の目安程度にお読みいただければ幸いです。
RICHELIEU/リシュリュー翼
マルリーの中庭
早速、広々とした空間に圧倒されてしまいました。
マルリー城の庭園のためにつくられた彫刻たちだそうです。
「フィリップ=ポーの墓」の存在感がすごかったです。
このゾーンは、宗教や生死にまつわる彫刻が多かったですね。
左下どうしたんだろう?
なんて緻密なんでしょう。
「アネットのディアナ」は狩猟の女神なのだそう。
鹿の角や弓の曲線が美しいです。
階段から天井まですべてが素敵すぎです。
ピュジェの中庭
幅広い層の人たちが思い思いの場所でデッサンをしている姿が印象的でした。
日本の美術館内で見たことがなかった光景に驚きましたが、素敵な文化ですね。
羊がすごいことに。どこか可愛らしさも感じます。
すべてが絵になりますね。
ハンムラビ法典碑
教科書で見たことのある「ハンムラビ法典」の現物です。
上部左側にいるのがハンムラビ王、右側にいるのがメソポタミアの太陽神・シャマシュだそうで、思わずシャーマンキングを思い浮かべてしまいました。
後ろに法典が刻まれていて、最も有名なのは「目には目を、歯には歯を」でしょうか。
”復讐”のイメージが強い言葉ですが、「やられたこと以上の過度な制裁を加えてはいけない」という”抑制”や「目を潰してしまったら自分の目を潰すしかない」という”償い”の解釈が有力ととられてきているようですね。
現代は目に対して頭や体1つくらいの制裁が加えられている場面を見かけるのが頻発している気がします。
「翼の付いた雄牛(有翼人面牡牛像)」はルーブル美術館の中でも特にお気に入りの1つ。
高さ4mもある像のスケール感に圧倒されて、ずっと「すげぇ!!」って言ってました。
象牙細工がまた細緻で、技術がすごいです。
ライオンが優しい顔でかわいかった。
「ダレイオス1世宮殿の謁見の間(アパダーナ)の円柱の柱頭」はカッコよすぎです。
SULLY/シュリー翼
天井の彫刻がまた素敵。
カリアティードの広間、美しすぎやしませんか。
建物と彫刻の配置がまた絵になります。
余白って大事ですね。
ミロのヴィーナス
愛と美の神アフロディーテは、360度自由に眺められるようになっているのがいいですね。
「マルスのロトンド」の天井が煌びやかで美しいです。
DENON/ドゥノン翼
サモトラケのニケ
hydeさんの背中に入っている羽のタトゥーが、この「サモトラケのニケ」の翼をモチーフとしていたことで存在を知りました。
ニケは勝利を告げる女神で、スポーツブランドの「NIKE」もこのニケから来てますね。
光の降り注ぎ方がとてもきれい。
「ナポレオンの戴冠式」
この部屋ごとに雰囲気がガラッと変わるのがたまりません。
首が痛くなるほど、天井を見上げっぱなしになってしまいます。
お祝いごとでしょうか?楽しそうな雰囲気が好きな絵です。
早速無料公開されたルーブル美術館のコレクションで探してみたら「Le retour de la fête de la Madone de l'Arc, près de Naples」というタイトルで「L'Arc」が入っていてビックリしました。笑
Le retour de la fête de la Madone de l'Arc, près de Naples - Louvre Collections
モナ・リザ
ルーブル美術館で最も有名な絵ではないでしょうか。
「リザ夫人」という意味で、フィレンツェ商人の妻を描いたとされています。
盗難や損傷を防ぐため保護ガラスケースで安全に守られています。
無意識に、動物のいる絵に目がいきがちな私。
日が落ちての逆さピラミッドもキレイでした。