聞きなじみがなくても調べてみると発見がある。しえるです。
ネットだったり、本だったりで出てきた聞きなじみのない言葉をふと調べてみると、方言だったということがたまにあります。
でもその中には「あかん」とか「なまら」のような明らかな方言や「なおす」「えらい」のような知名度が上がってきている方言と違って、当たり前すぎるのか意味についての言及が少ないものもあります。
今回はここ数年で出会ったそんな方言たちを紹介します。
先に例に出した方言の意味も後に載せるので、知らない方はそちらをご参照ください。
「お旦那」「ノッカン」「よそ事する」聞きなじみのない言葉を調べてみたら全部方言だったみたいです
お旦那
「旦那」はよく聞くけど、「お」をつけて敬語にする言葉のイメージがなかったので、「お」ってつけるものなの?と思って調べてみたら、山梨の方言と出てきました。
おだんな (山梨の方言) の意味・変換 - 全国方言辞典 - goo辞書
ノッカン
【極寒地獄🥶】油断禁物!絶対に朝まで焚き火の炎を絶やさない極限文理キャンプ!!!!!! - YouTube
東海オンエアを見ていて、ノーカン(ノーカウント)のことを「ノッカン」と言っていて、最初は聞き間違いかと思って再確認してしまいました。
おはわんこU(^O^)U/
— おけわんこ【公式】 (@okewanko) 2021年1月11日
1/11今日は #鏡開き らしわん🐶
正月にお供えした鏡餅を下げて食べる日だわんねU(^O^)U
無病息災などを祈って、神さま仏さまに感謝してお雑煮やおしるこにして食べるわん≠︎U( ̄-( ̄)U
そもそも飾ってなかった人はノッカンねU(^_^;)U💦
今日も一日がむばろ〜U(^o^)U/にぱっ❗️ pic.twitter.com/xHCbS62Sph
桶狭間のゆるキャラであるおけわんこも使っていたので、愛知の方言なのかなと認識しています。
よそごとをする
漫画『赤髪の白雪姫』を読んでいて「食べながらよそ事するとお腹の中で芽が出るよ〜」と出てきて、よそ事するって何??となりました。
「他所事(よそごと)」単体は、自分とは関係ないこととして「他所事とは思えない話」など「他人事(ひとごと)」と同じように使いますが、「よそ事する」とは??
この使い方はどうやら東海地方の方言のようで、SNSはリアルな言葉の使い方を見たい時にも便利ですが、使っている方たちを見ている限り、「関係ないことをする」「無関係なことを考える」というような意味合いで使っているようです。
ちなみに「ほかごと」という言い方も「ほかごとをする」など同様に使うようです。
私は「他事(たじ)」しか知りませんでした。
他事(たじ)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
あかん
関西の方言で、「ダメ」「よくない」の意味。「埒が明かない」から来ています。
「○○したらあかんわ」とか「○○せなあかんよ」などと使ったりします。
なまら
一部の北海道の方言で「非常に」「とても」の意味。
なおす
関西や九州など一部の西日本では「しまう」「片づける」の意味。
関東や東北など東日本で「直す」は基本「修理する」の意味なので、言葉のすれ違いが起こることもあります。
えらい
「偉い」は、一般的には「普通よりもすぐれているさま」や「物事の状態が普通ではないさま」を表します。
東海地方以西の本州で「えらい」は、「疲れた」「しんどい」などの意味でよく使われます。今だったら「暑くてえらい」は「暑くてだるい」になりますね。
一応、goo辞書だと「苦しい。つらい。しんどい。」の意味も含まれるのですが、関東圏で育った私はその使い方に慣れません。「えらくしんどい」だったら言いますが。
「程度がはなはだしい」を表す「とても」の使い方も方言と書かれているのを見ますが、先に自然と出たように関東でも使うけどなぁと思ってます。まぁ純関東人ではないんですけど。
偉い/豪い(えらい)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
ちなみに北海道など北の方だと「疲れてきつい」は「こわい」になります。