中尊寺
住所:岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202
TEL:0191-46-2211
参拝時間:8:30~ 駐車場:あり
アクセス:JR東北本線 平泉駅から車で約5分
※2021年11月現在の情報です。最新情報は公式サイト等をご確認ください。
金色堂だけじゃない!広大な境内で紅葉彩る月見坂散策を楽しむ
訪れる前は「中尊寺=金色堂」のイメージが強かったのですが、実際に行ってみると境内は広く、さまざまなお堂が建立されており、見どころがたくさんありました。
というのも中尊寺というのは山全体の総称であり、本寺である「中尊寺」と山内17ヶ院の支院で構成されているのだそうです。
ボリュームがありすぎて全部を同じテンションで見ることはできませんでしたが、全体的に散策が心地よい空間でした。
平泉町営中尊寺第1駐車場
麓(ふもと)には148台分の大きな駐車場があります。
私が行ったのは平日午前ですが、特に困ることなく駐車できました。
ネットで混雑状況の確認もできるようです。
駐車場の奥にはお手洗いや自販機もあります。
喫煙所もありました。非喫煙者としては微妙な位置ですが…苦笑。
男女表記が和ですね。
月見坂
中尊寺への入り口です。
中尊寺へは、月見坂という長い参道を通って向かいます。
ずっと木々に囲まれていますが、日が差し込み、鬱蒼とした印象は受けません。
道中には平泉式のわんこそばを楽しめる「そば処義家」があります。おいしかったです。
八幡堂
参道沿いにひっそりといた八幡堂。
茂みの深いところは苦手なので、近づくのはここまでが限界。
参道沿いからでも十分見られました…。
弁慶堂
味のある弁慶の顔はめパネルが登場。
ちなみにパピヨンはこんな感じ。似てません?
弁慶堂だから弁慶がいたんですね。
木彫りが美しいし、苔むしていい感じです。
堂内の格天井には草花が描かれているとのことですが、ちゃんと見ていなかったなぁ…たしかにチラ見えしてますね。
ふだんは神社派なので、悪魔退散の護符とか冥加(みょうが)料という言葉が新鮮です。
お地蔵さんの絵馬がかわいらしかったです。
目を引く派手な旗は「仏旗(ぶっき)」と呼ばれるもので、仏教を象徴する全国共通の旗なのだそうです。
弁慶堂の授与所&御朱印所です。
この後も続々出てきますが、各堂ごとに授与所・御朱印所があり、ラインナップなどにそれぞれの特色がうかがえます。
弁慶のお守りの迫力がすごいですね。なんだかファミコン感もある。
かと思いきや猫のかわいい香立も。
弁慶堂の御朱印です。
階段を降りると月見坂に合流します。
地蔵堂
積善院 奥の細道展(茶屋)
時間の都合で寄れませんでしたが、お休み処もありました。
奥の細道にまつわる展示をしているのかと思ったら、「奥の細道展」って名前なんですねw
郵便ポストが周りになじむ配色にされていますね。
上から茶色で塗り直したように見受けられますが、ただ茶1色にするのではなく、赤を残しておいているのがいいなぁ。
本堂
中尊寺の中心となる本堂まで来ました。
本坊表門です。
お寺の瓦の装飾って凝ったものが多いので、よくチェックしちゃいます。
本堂の境内です。
本堂は1909年に再建されたものだそうです。
奥に釈迦如来の本尊が見えます。本堂内撮影OKは珍しい気がします。
本堂の授与所「寧息庵」です。
衡年茶(こうねんちゃ)という中尊寺オリジナルの24種類の素材がブレンドされたお茶も販売されています。通販も完備w
手水舎は使用不可となっていました。
本堂の御朱印所です。
本堂の御朱印をいただきました。
般若心経扇子すごいなぁ。シンプルなデザインがいいですね。
東日本大震災の慰霊供養之塔がありました。
本堂の右手奥には光勝院(こうしょういん)が。
光勝院は坐禅、写経などを始めとした仏教儀式を体験できる道場なのだそうです。
紅葉とのコントラストが美しいです。
峯薬師堂
紅葉が一段と増してきました。
石碑は峯、のぼりは峰と漢字が違うのが気になってしまう職業病。
のぼりの目の絵の羅列で、目にご利益があるのだと一発で伝わってきます。
かえるの目力が強いのも関係あるのかしら?
峯薬師堂の授与所です。目のお守りと絵馬が目を引きます。
「め」の絵馬が集まると目立ちますね。
やはり目の悩みに関するお願いが多いようです。
私の視力も落ちませんように。
こちらの願成就院宝塔(がんじょうじゅいんほうとう)は平安時代のものなのだそうです。
きれいに残っていますね。
不動堂
有料エリアや建物の中以外であれば、ペットを連れて歩くのもOKなのだそうです。
この時はキャバリアちゃんのおしりにばかり目が行っていました。笑
大日堂
大日堂の授与所です。
お願い地蔵がかわいらしくてほっこり。
阿弥陀堂
弁財天堂
池に囲まれているのは弁財天堂。
水面に散る紅葉がいいですね。
弁財天堂の授与所です。
にぎやかな七福神とちょっとシュールな天神様の絵馬。
弁財天と千手観音の御朱印が用意されているようです。おみくじが安い。
金色堂
弁財天堂の反対側には、国宝・金色堂などの有料拝観エリアが広がります。
釈迦堂・白山神社
奥に見えるのが釈迦堂で、右手が白山神社となります。
手前に金色堂と弁財天堂があるので、奥まで行く人はグッと少なくなる印象を受けました。
白山神社の参道は人出が少なくて清々しく、能楽殿は観客の入る姿が目に浮かぶかのようで、散策が楽しかったです。
手前の苔石が寝そべる牛の姿に見えてしまいました。
空間把握能力が低く、往路と復路を同じ道と認識できないので、景色を別物として二度楽しめてしまいます。
大満足の中尊寺観光でした。