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【JOKER/主演男優賞】今更ですが2020年アカデミー賞授賞式のホアキン・フェニックスのスピーチに心を打たれた話。


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授賞式見るのが好き。しえるです。

 

今更ですが昨年のアカデミー賞授賞式をようやく見終えました。

 

残り1/3を残してそのままにしてしまっていたのですが、2つの心に残るスピーチがありました。

とても素敵な内容なので、今日はそのスピーチをシェアしたいと思います。

 

たぶん1~2年前の私だったら特に反応することなく、見終わったら消してしまっていたでしょう。

なんとなく溜めてしまっていたけど、うまいタイミングで必要なものに出会わせてくれるものだと改めて思います。

【JOKER/主演男優賞】今更ですが2020年アカデミー賞授賞式のホアキン・フェニックスのスピーチに心を打たれた話。

個を伸ばすということ

「最も個人的なことが最もクリエイティブなことだ」

"Most personal as most creater."

今のは偉大なマーティン・スコセッシの言葉です。

 

スコセッシ監督の映画を見て学んだ私が一緒にノミネートされたうえ受賞するとは驚きです。

『パラサイト 半地下の家族』で監督賞を受賞したポン・ジュノ監督が、ほかのノミネート者を称えて語ったスピーチ。

偉大な先駆者の言葉で育ち、そして同じ舞台に立ち、受賞する。

何の保証もない中で、暗中模索しながら歩み続ける者たちに勇気を与えるシーンだと思います。

 

映画監督は「すばらしい映画をつくりたい」

俳優は「すばらしい演技をしたい」

料理人は「おいしい料理をつくりたい」

楽家は「すばらしい音楽を生み出したい」

アスリートは「各競技で強くなりたい」

YouTuberは「動画でおもしろいコンテンツをつくりたい」

ライターは「自分の中にある思いを言葉に紡ぎたい」

政治家は「住みやすい国にしたい」

起業家は「こんなものは需要があるのでは?と試してみたい」

投資家は「面白そうな事業が伸びるところを見たい」

芸人は「自分のネタで笑ってほしい」 

タレントは「自分の特技を見てほしい」

 

だいたいの職業ってはじまりは純粋なこんな気持ちですよね。

 

こんまりさんは「小さいころから片づけるのが大好きだった」

さかなクンは「魚がとにかく好きだった」

メンタリストDaiGoさんは「とにかく本を読んでいたい」

松丸亮吾くんは「小学生のころからひらめきが必要な問題をつくっていた」

 

たった1つの個性で、1つの新たな地位を築き上げる人もいます。

 

高速指パッチンがギネス記録を持つ指男くんや、四足歩行世界一のいとうけんいちさんのように、特に役に立たないけど秀でた一芸で『探偵ナイトスクープ』に出ていた方もいます。

 

1つの特技が新たなジャンルをつくり出します。

 

皆、はじまりは個性ですね。

 

そして、皆の胸を打つ本当によいものをつくり続ける人は、何時間、何日、何年、何十年とひたすら向き合って、自分の中にあるものを総動員してつくり上げているのだと感じます。

 

別のWOWOW番組『山下智久LA音楽紀行』ではZeddという世界的なアーティストに山Pがインタビューしているのですが、「どこでいい作品ができたと思うのか?」という山Pの質問にZeddは「鳥肌が立つかどうか」と答えていました。

紙の上ではよく見えても、聴いた人がどう感じるかがすべてだから

自分の曲もつくっている途中で必ずじっくり聴いて

もしも体が反応すればその曲は何かを持っているってこと

体は嘘をつかないから

優れた音楽理論と感覚を掛け合わせて名曲をつくり続ける大好きなラルクのギタリストkenちゃんも、影響力の大きい東海オンエアやヒカルくんといったトップYouTuberも、曲をつくる過程を垣間見れる『SONGLAND』のようなソングライターオーディション番組でも、みんなみんな自分の通ってきた道やワクワク感、心が躍る瞬間、どうなるんだろう?という探求心といったもので、それにかかる楽しさも苦しさも全部飲み込んで、世界に没入しています。

結果を残している偉大な方たちは皆、とにかく自分の個性と向き合い続けています。

そのためには他人を通じて自分を知る必要もあったりして…実感も含めて「答えは自分の中にある」というのはそういうことなのかなと感じるこの頃です。

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ホアキン・フェニックスのスピーチ

もう1つは主演男優賞を受賞した『ジョーカー』のホアキン・フェニックスによるスピーチ。

彼の言葉には本当に胸を打たれました。

同じ舞台で闘う同志たち

ほかの候補者や会場の皆さんより自分が優れているとは思いません。

私たちは映画への愛を共有する同志なのです。

映画はすばらしい人生を私に与えてくれました。

私には映画が不可欠です。

ビジネスや興行として、トップを決めるシステムがこの世にはたくさんあります。

実際、そういったもののトップをめざして活動する方も多い世の中。 

 

でもそこで最後まで勝ち残れなかったからといって、才能がないなんてことはありえないのは明らかです。

お笑いの賞レースも、音楽のオーディションも、サッカーのチャンピオンズリーグやワールドカップのような大会も、敗退したからと言って力がないわけではないし、皆同じものに熱意を持って努力している同志であり、皆その没入できる対象があるからこその人生の機微を味わっています。

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すべては権利の侵害について

さらに映画は私たちに、声なき弱者の代わりに発言する力をくれました。

最近よく考えます。

人類が直面している多くの問題についてです。

「問題」や「主張」は人それぞれだと思う人も多いでしょう。

でも私には共通点が見えます。

話題になるテーマは男女平等、人種差別、同性愛、先住民保護、動物愛護。

根本は権利の侵害です。それに立ち向かいたい。

1つの国、人種、生物、ジェンダーがほかを支配し利用することは許されません。

ここ最近はマイノリティや弱者とされる立場の環境改善に向けた活動が活発化しています。

それらはたしかにすべて「権利の侵害」です。

昨日の記事を書いた時点では、私の中にはその視点がなかったので目から鱗でした。 

 

それは「もっと根本的な問題を解決しなければならない」と訴えたかった自分の中にあったものです。

私が書きたかったことがこんなにも少ない言葉で的確に表しています。

 

これを聞いて私は、「権利の侵害」を解決するために、お互いの権利を侵害しあってるのはどうなのか?と思っていたことに気がつかされました。 

そしてそこには「善悪」という感覚もたいして関係ないように感じるのです。

 

自分の中にはホアキン・フェニックスに近い思いがあり、そのために必要な何かというのも漠然ながらも筋道は立っているのですが、それが整理されていないからブログに書くことによって、考えを整理している側面があります。

でもあるとき、こういった言葉やすでに言語化できている人との出会いによって、一気に引き上げてもらえるのです。

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人間も宇宙の中の1種族にすぎない

人間は自然に反し自己中心的な世界を築いています。

自分たちが宇宙の中心だと信じているのです。

自然界の資源を略奪している。

当然の権利のように牛を人工授精させ、生まれた子牛を盗む。

母牛の嘆きを無視して、子牛のための乳をコーヒーに入れて飲むのです。

人間は変わることを恐れています。

犠牲を伴うと思っているからです。

しかし根本的に人間は、発想力や独創性を備え工夫するのも得意です。

私たちは愛と思いやりの力で改革できるはずです。

全ての生き物と環境に有益な世界をつくれるはずです。

よく「意識が高い」とか揶揄されますが、そういった方たちが主張されている内容の先に繋がるのは、「ただもっと生きやすい環境にしようよ」って話が大半だと思います。

「意識が高いと揶揄してくる人」も含めて、誰1人残らずが…です。

「自分が居心地よく過ごすため」には「周りのものすべてが生きやすい環境」になることが繋がってくるのです。

 

技術の進歩はすさまじく、「こんなこといいな、できたらいいな」がまさに実現する世界です。

あとはその技術を活かすための考え方や仕組みの進歩が必要です。

 

私は環境破壊や権利の問題の多くは、過剰な大量生産と無理やり搾取するような生産の仕組みにあるのではないかと考えています。

そういう思いを込めて、先日の低温殺菌牛乳の記事では、牛と真剣に向き合う方を見て思う自然の恵みの享受の話について紹介させていただきました。 

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以前の私は、自己中心的なダメ人間でした。

冷酷で協調性もなかった。

しかしここにいる大勢が2度目のチャンスをくれた。

人間の良さを実感しました。

過去の過ちを指摘し、否定し合うのではなく、助け合い、共に成長し、学び、償うことができる、それが人間です。

アカデミー賞を受賞するような役者ですら、このような思いを抱えているのです。

自分勝手で数々の失敗を繰り返した自分を知っていて、それでも助けてくれて、支え合って、励まし合える、優しくて心強い同志がいることも知っています。 

私の見てきた器の広い人たちは皆きっと、それを知っているのです。

何度でも何度でも失敗していいから、助け合っていこうよと思えるのです。 

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私の兄が17歳のときに書き記した言葉があります。

「愛をもって物事に対峙すれば平和がついてくる」

私も誰もが生きやすい世の中になってほしいと願う1人です。

 

本当に素敵なスピーチだったのでシェアさせていただきました。

このスピーチに出会えて本当に良かったと私が思うからです。

誰か1人でも、何か響くものがあれば幸いです。 


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