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マンデラ効果(エフェクト)って知ってますか?【ピカチュウのしっぽは何色?】


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 久しぶりに絵を描きました。しえるです。

 

マンデラ効果(エフェクト)」って皆さんはご存じですか?

私は海外ドラマ『クリミナル・マインド』を見ていて初めて知ったのですが、事実とは異なる事象を不特定多数の人が共有しているという現象を指すネットスラングや都市伝説のお話です。

マンデラ効果(エフェクト)って知ってますか?【ピカチュウのしっぽは何色?】

マンデラ効果」とは?

南アフリカの元大統領であったネルソン・マンデラ氏。

彼は2013年12月に病気により、95歳の生涯を終えました。

 

しかし、存命中だったはずの1980年代に獄中死したと記憶している人たちが多数現れたのです。

彼らは実際になかったはずの出来事に対しても共通の記憶を持っていたことから、不思議な超常現象として「マンデラ効果」と呼ばれるようになりました。

 

確かな証拠がある話というよりは、この世界や次元とは違うパラレルワールドを行き来したと言われるような都市伝説のようなものとされています。

イラストに関するマンデラ効果

正直イラスト系の類の話は、人間の記憶や認識の曖昧さによるものではないかと思います。

だからこそ、うろ覚えのお絵描きゲームが楽しいわけですよね。

 

よく出てくる例の中の1つに、ピカチュウのしっぽの先は何色か?というのがあります。

皆さんはわかりますでしょうか?

 

 

答えは「黄色」になります。

よく間違えられる答えは「黒」なのだそうです。

ちなみに私は先端は「白」だと思っていました。

 

どっちの答えも自分の中で原因はこれだろうという推測があります。

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私がなぜ「白」だと思っていたのかというと、このように初代・赤緑のピカチュウの公式絵にがっつりハイライトが入れられていたから。

(真似して描いてみた絵なので、実物はググって確認してみてください。)

当時めちゃくちゃハマって、カードダスの絵を何度も真似して描いていたのですが、しっぽだけハイライト込みで記憶しちゃっていました。

そしておそらく「黒」と答えている方たちは、しっぽの根元部分が茶色なのが関係しているのではないかと思います。

なんかしっぽに塗りつぶされた部分あったなぁ~と曖昧ながらも印象に残っていた方が、先端が「黒」だと間違えて記憶されていたのではないでしょうか。

 

こういったものは、自分で模写したことがあると少し記憶の正確性が上がる気がします。

描くことによって気がつくことって結構多いですからね。

絵にするためには観察が必要ですから。


『ブルーピリオド』という漫画では、家事をする母の背中を描くことによって、水仕事による手荒れや買い物によってついた筋肉、1番見栄えの悪いものを自分で食べる姿に気づく息子の姿がありました。

実際に家事に取り組むだけでなく、書いたり描いたりすることにも気づきや理解を得る力が備わっているのだと思います。

他にもミッキーがサスペンダーをしているというのは、私自身も間違って覚えていたのですが、ある日誤認に気づいた瞬間がありました。

赤ズボンについた黄色のボタンで勝手にサスペンダーだと思っちゃっていたけど、よく見ると上半身真っ黒で裸じゃん!って。

もしかしたら同時期にマリオに親しんでたのも、余計にサスペンダーだと思う要因だったのかもしれません。

これも2つ付いたボタンの上には落ちないように留めるものがあるという思い込みですね。

ちなみにマリオはオーバーオールじゃ…というツッコミがあるかもしれませんが、初代ファミコンスーパーマリオブラザーズは2頭身でわからなかったというもので、これもまた私の思い込みでした。

モノポリーおじさんの片眼鏡もまた然り。

本当は何もつけていないのですが、こういう紳士なおじさんには片眼鏡という勝手な思い込みが発動したんだと思います。(手のポーズもまた紛らわしい…)

それで言えば私なんて、海外ドラマの『名探偵ポアロ』ですら片眼鏡だと勘違いしていた時期もありました。

でも、実際に片眼鏡をかけている人の写真を見るとめちゃくちゃ違和感があって、実は片眼鏡の存在って思っていたより少ないかもしれないと思いました。

(『黒執事』ですら片眼鏡って出てこなくて、私は眼鏡チェーンが付いた人を片眼鏡と勘違いしがちなのかもしれません。)

身近なキャラクターで思いつく片眼鏡かけている人って『名探偵コナン』の怪盗キッドと『最遊記』の猪八戒くらいです。笑

このように人はイメージで決めつけてしまったり、うろ覚えな部分を勝手に書き換えたり、補完してしまう生き物なのではないでしょうか。

『ブルーピリオド』では、絵の基礎を疎かにしている人はデッサンをするときに、観察して描くのではなく、こうなっているに違いないという思い込みで描いてしまいがちというような話も出ていました。

その思い込みやうろ覚えで描かれた絵を目にして広まれば、さらに間違った認識の人が増えていきますよね。

空目しやすいデザインであったり、同時期に混在しやすいデザインを目にしていたりすると、より誤認率が高まる気がします。

文字に関するマンデラ効果

たとえばキットカットの表記について、本来ついていないはずのハイフンが入った「kit-kat」と誤った記憶を持った人が多くいるなどというものもあります。

これは私自身も思っていた時期があったのですが、ロゴの「t」が「-」に空目していたことにある日気づきました。

ミッキー同様、デザインの錯覚のしやすさによるものだと思っています。

 

他には「完璧」という字。

「璧」の下は「土」だと思っている方が多いそうですが、むしろ私は「下が『土』の『壁』と間違いやすいけど、『玉』だから気をつけてね」と注意があった覚えすらあります。

 

私は漢字が好きだったから覚えていますが、こういうのって自分の対象への興味の度合いも大きい気がします。

 

そしてそれに加えて、周りの人の影響も強いんじゃないかと思います。

間違えて書かれているものを目にする機会って多分どこにでもあります。

小学校の作文で同級生が間違えていたかもしれないし、先生が誤って教えていた可能性だってゼロじゃありません。

(英語の先生が「electronic banking」のことをずっと「オンライン」と訳してて、ちょっと違わない?と思いながら授業を聞いていました。)

 

名前で「圡(つち)」とか一風変わった字を使ったり、「辻」のしんにょうの点の数が違うような方がいらっしゃいますが、これは役所に届け出る時に書いた側が誤った字を書いたり、受理する側がたまたま書けてしまった線を込みで受けてしまったりなどにより起きたもので、表外字が増えていったという話を教えてもらったこともあります。

 

あと実は私がこれまで間違えて覚えていたものって、結構な確率で親も同じように間違えて覚えているんですよ。

 

お外で裸になると「公然わいせつ罪」で捕まってしまいます。

でも、私は大人になるまでずっと「わいせつ物陳列罪」だと思っていたんですね。

ニュースで捕まっているのを見て間違いに気づいたのですが、家に帰ると母がまったく同じ反応をしていて「おや?」となりました。

 

ちゃんと字面を考えれば違うとわかったかもしれないんですけど、幼い頃から勘違いし続けていたし、普段使う言葉でもないので疑う余地がありませんでした。

幼いころに覚えた記憶って定着しやすいがあまりに、よくも悪くも疑うことなく学んでしまうんですよね。

 

また別の日では「岩手県花巻市」と打つのに「はなのまきし」と打って出ないなぁ~となっていた私。

調べてみたら正しくは「はなまきし」で、そこで初めて自分の間違いに気づき、あぁこれは「石巻市(いしのまきし)」とごっちゃになってしまっていたのだなと思いました。

しかし、その後これもまた母が「はなのまきし」と言っていて、いよいよこれは…と関連性を疑っているしだいです。

 

家族の中の常識ってすごく気づきにくいと思うんですよね。

この習慣、自分の家だけだった!なんてのもよくあります。

当たり前って、本当は当たり前じゃないですね。

 

また、昨今はSNSが発達して、簡単にいろんな人の発信を見ることができるようにもなっています。

しかし識字力は人によってレベルが異なり、皆が皆、正しい言葉を使おうという意志があるわけではありません。

お金をいただいて記事を書くライターですら、商標や人名を正しく書かなかったり、メディア内で表記統一するためのマニュアルを守る意志が見られない方が一定数いますし、校正だって業界によってピンキリです。

 

言葉の間違った使い方が多数派となり、市民権を得る言葉もたくさん出てきています。

 

「全然」という言葉は本来、否定の言葉が続くはずですが、最近はそうでもありません。

それはわかっているけど、今「全然」を使いたいなぁとあえて肯定文に続けて書く時もあります。

「失笑」や「破天荒」「割愛」などは間違えて使っていたんだなぁと今知ったこともあります。

 

先日はアナウンサーが「重用」を「じゅうよう」と読んでいて、先輩アナが「ちょうよう」だよと指摘していたのですが、今は「じゅうよう」が正しいようですと再訂正していたことがありました。

そんな中で「重用」についてググってみると、「正しいのはちょうようです」とする記事もたくさん出てきます。

 

校正の仕事もする身としては、正しい言葉ってなんだろう?と最近よく思います。

 

話の脱線が長くなってしまいましたが、こんな感じで誤用って身近にたくさん存在するし、時代によって変化していくものなので、ただの書き間違いくらいにしか思えません。

これはもう壮大な伝言ゲームのようなもので、辞書をつくった金田一家のような論語学者でもない限り、すべての言葉の意味や変遷を正しく把握するとか難しいんじゃないでしょうか。

ドラえもんの話

探すとマンデラ効果の事例はたくさん挙げられていますが、発祥の話を除けば、多くはこれまで書いてきたように超常現象だ!と騒ぐほどのものではないと感じました。

 

しかしその中で、1つゾクゾクとくる話がありました。

 

深夜のテレビにいきなりのび太が1人で歩いている映像がいきなり10分ほど続き、その後振り向いたのび太が一言「行かなきゃ」と言って終わった回があったそうです。

 

見た人いわく、放送は藤子・F・不二雄先生が亡くなった日だったそうですが、訃報がニュースとして世に流れたのは亡くなった翌日のことでした。

また、のび太の声が藤子・F・不二雄先生のものだったというのも共通しているようです。

 

この話は本当に何かあったんじゃないか?なんて思ってしまいます。

どんな方たちがそれを目にしたのか気になるところですが、藤子先生が最後にお別れを告げに来たのかと思うと、なんとも素敵な話じゃありませんか。

 

私自身、信じざるを得ない不思議体験を経験している身ですので、そういう話も本当にあるんじゃないかなと思います。

信じる信じないは自由ですが、ある程度柔軟さをもっていた方が気が楽ですし、面白いと楽しめるのではないでしょうか。


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