しえるです。早くも7月が終わろうとしています。
仕事を辞め早5か月、気づけばこのブログの連続投稿も100日を超えました。
最近、自分の中で若干燃え尽き症候群的な感覚がありました。
- いろいろ新しいこと始めすぎて疲れた
- いくつか満足感の高い記事を書けた
- 何度かの大きめな外出の後の疲労感が半端じゃなかった
- 校正のお仕事で普段読まない記事を目にする機会が多かった
- とある著名人の悲しいニュースがショックだった
理由をつけるとしたらこういったところかなと思います。
そんな時にお笑い芸人の髭男爵・山田ルイ53世さんの記事に出会いました。
最近自分のテンポで歩けていなかったな、本来の思いから外れていたなと改めるよい機会となりました。
前に進まなきゃとなっていたことに気づけた
私はWEB記事を編集するお仕事をしています。
その際、まさに「こんな時こそ前向きに」や「より良い生活へ」という記事がすごく多かったんです。
ただでさえ、CMとかで「あなたはこれが足りないですよ!」ってささやいてくるのに、さらにプラスして「あなたは足りない!」「より良くしよう!」「無駄をなくそう!」と訴えかけてくるのです。
でもこの記事を読んで、ちょっと毒されていたかなと思いました。
「~しなきゃいけない」「~すべき」から脱するというのが仕事辞めた直後に考えていたテーマの1つだったからです。
初心に帰る
私が仕事を辞めた時、休みたい時に休み、やりたいことをやるということに念頭を置くことを重視していました。
最初に毎日ブログを投稿しようと思った時も、楽しいし、書きたいことが山ほどあるから次々と書いていました。
今も相変わらず書きたいことはあるのですが「載せたいネタの写真が見つからない」「書きたいことがありすぎて脱線しまくって収拾がつかなくなる」という小さなストレスが発生しています。
また、読者やスターなどが増えるにつれて「こんな記事で大丈夫かな?」という気持ちも生まれました。「自分が書きたいものを書きたいように書く」を心掛けていても、心は揺れてしまうものです。
つくったものを人前に出すことができないときは、「人によく思われたい」系の自分が強めに出ちゃっているときなので、「恥かいてもいいや」系の自分を強めに出していくと以外とすんなり「もういいや出しちまえ」という気分になれるのかもしれない。今度試してみる
— ひらめきメモ🎉5万部📔 (@shh7) 2020年7月29日
最近はこの「もういいや出しちまえ」までの闘いが多く、投稿に結構エネルギーも使っていたりします。
他にも動画編集の勉強、部屋の片付けや投信などやりたいと思っていたことをひと通りやった結果、ちょっと走り疲れが出てきました。
世の中が日常に戻っていくなか、私の気持ちはどんどん真逆の方向を向いて行っていたのです。
生産性に直接繋がらないことをやりがちな今日この頃
それでも体は正直ですね。実際の行動はどんどんだらけていきました。
髭男爵さんの記事を読んだ今は、むしろこれで良いのだと思えるようになってきました。
YouTube沼
最近、反動のせいかめちゃくちゃ意味のないけど面白い動画を貪るように見ていました。
今、私の中で熱いのが「東海オンエア」と「はじめまして松尾です。」の2つ。
とても面白いのでブログに書きたいなぁ~と思っていたり。相変わらず何をしていてもブログのことを考えてしまうブログ脳ではあります。
写真の整理
ブログの記事を書くにあたって、使いたい写真を見つけられずに書けないということが何度もあり、これが結構なストレス。
そのストレスをなくすために、ブログ用のFlickrとバックアップ用のAmazon photo・Googleフォトという体制で、パソコンの中にお気に入りを残し、スマホは定期的にすっからかんにするというのが今目指している環境。
一応同時進行で毎日少しずつ進めてはいるのですが、量が多すぎてまだまだ終わりが見えません。
「iCloudの容量が足りません」の通知がなかなかストレスです…。
ひたすら寝る
最近毎日めちゃくちゃ眠すぎるので、1日24時間の概念から外れまくった生活を送っています。
少しの外出や人に会うことによる疲労が、以前と桁違いなんですよね。
超近所への買い物か、ハロワにしか出かけることがなかったため、駅前に出るだけでも相当な負担です。電車で移動した日には次の日が使いものになりません。
車で移動した日は後部座席にもかかわらずダメージがさらに大きく、今の私に車を運転できる気はしません。。
「頑張らない」という最難関の課題
個人的に「必要なものは必要な時に与えられる」と思っているところがあります。
最近は特に自分の選択肢とタイミングにより訪れた課題というものがなんとなくわかる気がしてきているのです。
なぜなら、明らかに自分に必要だなと思うものが課題として目の前に現れるし、同じ言葉をあちこちで見かけるようになるからです。
今年に入ってからは、本当に至る所で「これまでは頑張りすぎ、必要なのは頑張らないこと」「そのままでいい」「今の自分を満たすこと」という言葉に出会います。
これが私にとって本当に難しい。
仕事を辞めたばかりの時も思いましたが、休むこと・遊ぶこと・何もしないことを良しとするって結構勇気が必要で難しいんですよね。
最初はなかなかできないから、これは意味あることだと意味づけて遊んだり休んだりしてたくらいです。
「何かしなくてはいけない」「もっと良くならなくてはいけない」と他人の目や自分の意識制限が気になってしまう日本特有の病気のような状態。
先日、友人と話していて、そういったところから抜け出したいという話ばかりしていました。特にNZで生活をしていた友人の話は、かなり刺激を受けました。
【がんばらない働き方①】Google式仕事術「やらないことリスト」
超タイムリーですが、あっちゃんも「がんばらない働き方」をYouTube大学にアップしていましたね。まさに私が目指したいのはこれ。
失業手当期間も折り返ししている今、普通に考えれば何かに繋がると思えない行動を心掛けることは愚かだと自分で思ってしまいます。
でもその認識の壁を壊したいなと思う気持ちも強く、むしろ自分にとって難題である「頑張らない」にギリギリまで取り組みたいというのが仕事を辞めてからの一貫した思い。この数年の経験で、1番自分を縛り付けているのは自分だったと感じており、今までと同じ考え方、同じ行動をしていたら、これまでの自分と変わらないと思うので、違う行動をしてみたいという気持ちです。
なにかの保証があるわけではないので、常に不安に襲われながらの気持ちがせめぎ合う毎日となっています。
ふと思い出した封神演義の老子と太公望
今思うと、私が大好きだった封神演義の老子と太公望のやり取りがまさにそうなのかなと感じるこの頃。
私の人生で1番好きなキャラと言っても過言ではない太上老君(老子)。初めて出会った時はまだ子どもで、老子の話す内容はよくわからなかったけど、老子のすべてが印象的で衝撃を受けました。
流れに身を委ねよ
何事にも流れが存在する
それが見えれば負けはなく勝ちもない
自分が思い出したのは、どういうやり取りだったのか?
これはだいたい18巻あたりの話になるのですが、太公望が最大の敵である紂王・妲己との戦いに備えるため、仙人界トップ3の1人である老子を探す旅に出ます。
しかし、粘りに粘ってようやく老子に出会い、戦いに協力を求めるものの、めんどくさいと秒で断られてしまいます。
それでも何かを得るために、寝てばかりの老子にならって太公望も一緒に寝ることに。一応夢の中で新しい宝貝(パオペエ・武器)の特訓はしているのですが、最大の戦いを前に9か月も寝るという結果になった太公望。ようやく手に入れた宝貝「太極図」は攻撃はできないものの、敵味方関係なく武器を静めて癒すというアンチ作用を持った特殊なものでした。
本来なら最大の戦を目の前にして、軍師である太公望が軍を9か月も離れ寝ているなんてありえないと思うんです。
それでも流れに身を委ねて睡眠という選択肢をとった太公望。
結果から見れば、新しい力を得るためにそれだけの時間が必要だったし、9か月休んでも戦いに何の影響もなかったのです。
そして私は太極図のような存在になりたい。
まさに老子の言葉のとおり「負けはなく勝ちもない」ということでしょう。
改めて初心を見つめ直してみた
やっぱりこう書いていると、これまでの経験や知識が結ばれて線となっていき、自分の考えが整理される気がします。
超不安しかないものの、コロナ+失業手当という自分の思うように動きやすい時間をいただいたと信じて、常識にとらわれずに今の自分とひたすら向き合って満たすことに専念したいと改めて思いました。
ブログも別に毎日投稿を宣言したわけではなく、自分の気持ちひとつなのですが、今はまだ毎日投稿を続けたい気持ちがあるので、そこだけは頑張りたいと思っています。
私がブログを書きたい理由は主に3つ。
- 自分の好きなものを失いたくないから魅力を広めたい
- 昔の自分に送る言葉を書いたら、どこかで誰かの役に立つかもしれない
- 今の自分の考えをまとめるためにアウトプットしたい
ここをブレないようにしたいなぁと再確認しました。